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New Braver  作者: manaka
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36/62

本気にならなければ

「ああああー!!」

「く、ふふ…」

ルイがしめた!と思った矢先

トヴァースさんは自力で持ちこたえた

「く、こんなことで負けてちゃ、シルヴァが見てられないよな」

「トヴァースさん…」

「はあっ!!」

トヴァースさんは自らの力で体に纏っていた敵の技を強く引き剥がした

「なに!?」

「シルヴァはこんなんじゃ挫けなかった、強かった、だから俺も負けない!! 」

ルイは悔しそうに歯ぎしりした

「ちぃっ… 生意気な小僧だな」

「俺は貴明の前世の生まれ変わり、トヴァースだ!!覚えとけ!!」

「なに?あいつに生まれ変わりがいたのか」

圭介さんは滝の関係者だと名乗るトヴァースさんを心配して、慌てる

「まずいですよ!!狙われやすくなりますって!!」

「あいつの為なら、俺は死んでも構わないさ あいつに危機が来るかもしれんけどな」

ルイはニヤリと笑う

「そうか…死んでも構わないか」

「ああ、かかって来いよ」

トヴァースさんは槍を構えた

「くっ、結局こうなるんだよな…」

「圭介 俺を庇ってくれてありがとな」

「あなたがいなきゃ、司令官のいる世界で守れる人がいなくなるでしょう」

圭介さんも再び技を出す構えをした

「貴様…どんな事情があるかは知らんが、滝の幸せの為なら、殺す!!"爆雷"!!」

「"ライトニングカッター"!!」

トヴァースさんの技は、無数の光が敵を切り裂く技だった

「くっ…」

「滝を死なせない、絶対に!!」

「くそ、やはりこいつら、一筋縄ではいかないか…」

両腕で自分の顔を庇いながら、ルイはテレポートで退散した

「待て!!」

「…トヴァースさん、悔しいですが、1時退却しましょう、 みづきさんの体が心配です」

「ああ」


地下室の集中治療室

医療ポッドがあり、そこにみづきさんを休ませた

早くにテレポートで運んだからか、奇跡的に一命を取り留めた

「みづきさん…良かった…」

「おお、ご苦労、よく無事だったな、トヴァース、圭介」

司令官はすぐ2人の気配を察した

「司令官! みづきさんは!」

「ああ、大胡と陽仁がみづきをはやくこっちに寄越したから無事だよ よくやった」

「司令官…」

司令官は椅子から立ち上がる

「仲間を殺す、と敵が言ったんだな」

トヴァースさんは強くうなづいた

「はい… 確かに本気だ やつらは、俺たちを本気で倒そうとしている、今も、マジで殺られそうになった!」

トヴァースさんの姿をよく見ると凄い汗だった

「そんな中、よく耐えたな ありがとう…」

「いや…滝が帰ってくるまでの辛抱だよ」

「そんなに敵に殺す気があるなら、兄貴も危ないってことですよね」

司令官は圭介さんの顔をじっと見る

「圭介、滝の力がなくても、我々が滝を守れるぐらいにならなければ 今の敵は倒せない」

「…っ そうですね…」

すると、司令官の通信機が突然鳴り出した

「はい、こちら司令官だ …滝!?」

俺たちは全員びくっと肩を上げてびっくりした

「なんだ、どうした突然 え?明日の昼に帰宅できるって? まあ、調子がよくなったならいいが…本当に大丈夫か?」

滝さんがいない期間は1週間、とは聞いていたけど、本当に早かった

親父さんの力もあってか、回復力は高かったらしい

「実を言うとな、お前と純がいない間仲間に助っ人を頼んだんだ、どうする?自信がないならしばらく仲間にいてもらうか?」

司令官が話すと、滝さんはその仲間に変わって欲しいと言い、トヴァースさんに変わった

「ああ、滝か? 俺、トヴァースだけど… 」

トヴァースさんは通話するためしばらくの間別室に向かった

「…さてと、みづきの体も安定してるし、私はずっとここにいるが、お前らはどうする」

「司令官1人じゃつらいでしょう? 俺も待ってますよ」

雅人は司令官と一緒に待機するらしい

「大胡は?」

「いつもの、道場で訓練してきます」

「じゃ、解散してくれ 今日はご苦労さん」

「はい!」


1人になって、改めて今日のことを考える

やはり、本気で敵は俺たちを狙っている

それならば、更に力を強化しなくてはならない

滝さんを守れるように

「…たまにはランニングするか」

俺は一旦自室に戻り、モヤモヤが晴れないので外でランニングをすることにした


走り込みは別に嫌いではない

走っていると嫌なことを忘れられるから

ひたすら走り続けていると

「ハッハッ… ん?」

俺は立ち止まり、なにか異変に気がついた

「あれは…アジト…?」

上空に、異様な真っ黒なでかい城のようなものがそびえ立っていた

「…四天王…許さない…」

本格的な戦いが始まる予感が、ひしひしと痛いぐらいに感じた

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