表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
New Braver  作者: manaka
26/62

新たな強敵登場

「ああっアジトが!!」

地震によりアジトが崩れそうになったが、地震の原因は新たな敵が現れたせいだった

「滝、あれを見ろ!」

トヴァースさんが遠くにいる真正面に、4人程の人陰が見えた

「だ…誰だあいつら…」

「噂には聞いていたが、貴明が最後まで倒せなかった敵がいたと話していたんだ、まさかあいつらのことだったか…!?」

シルヴァさんもしゃがみながら動揺していた

「親父、なんでずっと黙っていたんだよ…もっと早く話していたらどうにかできただろ…!!」

このアジトは結構段差がいくつもある そしてかなり広い

敵の位置は遠いが裸眼で見える程度だった

滝さんはずっと悔やんでいた

「貴明の死は知らない訳では無いよ」

敵の1人がぼそり言った

「お前たちは…前に確か、どこかで…」

司令官は思いだそうとしていた

トヴァースさんはゆっくり立ち上がる

「シルヴァ、前に会ったことがあるよ!!こいつら、貴明を幽閉させたやつらだ!!」

「親父を…!?」

4人のうちの1人がニヤリと笑った

地震のせいで土煙が発生していたが敵が現れたことにより落ち着いた

「まさかこんな所で貴明の息子と会えるなんてな」

煙が落ち着き、4人の敵がはっきり見えた

「お前たちは…」

「シルヴァ、トヴァース、また会ったな おや?他の仲間は一緒じゃないのか」

「お前達に関係ないだろう!!」

滝さんはゆっくり立ち上がった


<挿絵>

挿絵(By みてみん)

「誰だ…お前たちは…」

「はじめまして、私達はジャヤ様に仕える四天王…」

「ルイ!!」

「レス!!」

「テック!!」

「ケレザ!!」

「……四天王…!?」

純さんや智嬉さんや俺たちも、地震の揺れが収まり立ち上がることが出来た

「まだまだひよっこじゃないか 貴様らの能力は」

「なんだと!?」

純さんは負けずに反論する

「ふふ、貴様は私と同じ雷を操るんだな それに強そうだ だが…まだ戦う時ではない」

「どういうことだ」

「ジャヤ様が復活したのち、我々は君たちと戦う」

俺は空手の構えをした

「そんなこと、許さない!!」

「ほう、あの貴明にこんなに仲間がいたとはな」

「お前たちが街を崩壊するから、人々を殺すから、俺たちは能力者になってしまったんだ!!」

俺は初めて見る敵に少し怖がっていた

「貴様は新しい能力者だな まだ能力者になって間もないじゃないか」

四天王の1人、ルイに攻撃をしかけられた

「"破"!!」

静電気のような、一瞬俺の右手に強い痺れを感じた

「ぐぁっ!!」

「大胡!!」

雅人は慌てて駆け寄ってくる

「まだ戦う時じゃない、と言っただろう?」

四天王の1人、レスが片手をかざすと雅人の動きが止まった

「なっ!!」

「お前たちの目的はなんだ」

トヴァースさんが冷たく冷静に話す

「お前たちのような、正しい正義感を持った能力者を全て消し去ること あの貴明も、強い正義感だった… 戦うためにある能力は、争いしか生まれないのだよ」

ルイは勝ち誇ったような表情で答えた

その言葉に滝さんは眉間に皺を寄せた

「違う…俺たち能力者は…ただ破壊するためだけに生まれたんじゃない…平和のために戦うんだ…」

「綺麗事よ」

ルイは滝さんに近づく

「滝!!」

智嬉さんが心配する

「ほう、あの貴明とよく似ているなあ、目つきもそっくりだ」

「……っ お前らが親父を語るな…っ!!」

「その減らず口も貴明に似たな」

滝さんにも俺と同じく静電気のように痺れる技を放った

ビリっ!!

「うわっ!!」

「滝!」

「楽しみだよ、君たちとの戦いが 蒼山貴明が私たちとの戦いをなぜ諦めたか 思い知るがいい!!」

そうして、俺たちは四天王の力で、トヴァースさんも含む全員が元の能力者施設へ強制的に退却させられた

それぞれ唖然としていた表情だったが、滝さんは1人考え込んでいた


「四天王…親父が戦いを諦めた、敵…!?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ