表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
のんびり、ほのぼの、癒しを多くしたい!
92/604

アイス

「先程の事は謝るから、機嫌を直してちょうだい?」


からかいすぎて、そっぽを向かれてしまい、さすがにマズイと思った姉は、なんとか機嫌を直してもらおうと話し掛けるが、


「ふん!」


姉から顔を背けるだけで、許すつもりは無さそうだった。


「はぁー、御華。貴女の大好物なイチゴのアイスを買って来て上げるから、許して?」


このままだと、一日中その様子だと思い姉は、切り札を切った。


ビクッ!


「本当?」


そっぽを向きながらも、イチゴのアイスに反応した御華は、機嫌が悪そうに聞いた。


「ふふ。えぇ、本当よ」


分りやすい御華の反応に、姉は微笑ましく思いながら肯定した。


「ふ、ふん!許して上げる!決して、アイスに絆さされたじゃないんだから!」


ツンデレみたいな台詞を言って、許すのだった。


「えぇ、ふっ、分かっているわ」


なんとか笑いを堪えながら姉は、御華の誤魔化しに乗って上げた。


「分かれば良いのよ。それ、それより、アイスはいつなのかしら?」


ソワソワとしてるのが分かる程、体を揺らしながら、お嬢様言葉で聞いてきた。


「そうね……晩御飯の後ね」


少し悩んだのち、姉はそう御華に伝えた。


「そう。わたくし、部屋に帰らせてもらうわ」


なんとも、素っ気なく返し、姉の部屋を出たが、


(アイス!アイス!アイス!アイスー!)


心の中は、アイスで埋め尽くされていた。


「ふふ。お姉ちゃんには通じないわよ」


御華が出ていったドアを見つめながら、姉は小さく呟いた。

______________


「ふへへぇ~~~」


御華は、ベットにうつ伏せになりながら、表情が蕩けきっていた。


「ひっさしぶり~の~アイス~~」


アイスに想いを馳せながら、歌を歌っている姿は、とても可愛らしく、先程までの素っ気なさは微塵もなかった。


「ふっふ~~、夜が楽しみ~~」


枕に顔を押し当てながら、抑えられない嬉しさを足をバタつかせて、発散していた。


「すぅー、はぁーー。姉さんの撫で撫で気持ち良かったなぁ~~」


急に落ち着いたかと思えば、今度は姉の話。


「うぅ~~、でも、恥ずかしかったーー!」


撫でられている時の事を思いだし、枕に顔をグリグリしながら、羞恥に悶えた。


「うぅ~~!!」


枕に顔をグリグリしても収まらなかったのか、ベットの上でゴロゴロと転がり始めた。

暫くそうしていたが、


「うぅ~~………うに」


唐突に止まったかと思うと、急に眠ってしまった。

______________


コンコン


「御華~、居る~~?」


アイスを買って帰って来た姉は、いえの中が静かな事が気になり、御華の部屋に来たが。

御華からの返事は無く、不思議に思った姉は、部屋の中に入る事にした。


「お邪魔するわよ」


一応、声がけをしてから御華の部屋に入った。


ガチャ


部屋に入ってすぐ、姉が見つけたのは、


「ふへへぇ~~~」


なんとも、幸せそうに寝ている御華の寝顔だった。


「ふふ、可愛らしい寝顔ね」


御華に近づき、寝顔を微笑ましい表情で見ながら小さく言った姉は、そのまま暫くの間、御華を見続けた。


「このまま見続けていたのだけど、そろそろ晩御飯を作りに行きましょうか」


御華を一撫でしてから、料理を作りに向かったのだった。

歌が少し入ってましたが、似た歌とかありませんよね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ