姉は最強なのか!?
久しぶりに、姉と御華のやり取りを書いたら、凄くワクワクして書けました。
作者の中での姉像はこれで良いと言ってるのですが、読者の人達からしたら違うと思うかも知れません。
ですが、ご了承ください。
「ぅん」
頭がぼんやりする。
私は、何をしてたっけ?
ガサガサ
ここは何処だろう?宿屋?
部屋を見回した私は真っ先にそう思った。
体を起こし、部屋を見回していた私の目に、光が当たった。
「ぅう………」
呻きながら、光から目を隠す為に腕を目に当てた。
「今何時なんだろう?」
時間を確認しようとしたが、見つからなかった。
「あっ…そうだった。ぅん?今私が居るのはゲームの中?」
宿屋に居ることを思い出した私は、ここがゲームの中であることに気づいた。
「あれ?私、眠る前に何をしていたっけ?」
ゲームの中だと気づくと同時に、眠る前に何をしていたかが覚えてないことに気づき、思い出そうとした。
「うーん………あ、確か、幽幻草なんたら…………」
記憶を思い出して行けば行くほど、体が震えだし、完全に思い出す頃には顔は真っ青になっていた。
「ゆゆゆ幽霊はいない!幽霊はいない!幽霊なんて存在しない!」
自分に言い聞かせながら私はログアウトをする。
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「お姉ちゃん!」
ゲームからログアウトしてすぐ、恐怖が抜ききれていない私はお姉ちゃんの部屋に突撃しに行く。
バン!
「お姉ちゃーーん!!」
部屋に入ってすぐにお姉ちゃんを見つけた私は、お姉ちゃんに向かって飛び込んだ。
「えっ?えっ?」
突然、部屋に現れた御華を見て、姉は混乱していた。
しかし、混乱している余裕は無くなる。
ドン
「怖かったよーー!!」
御華が抱き付いて来たからだ。
「な、何があったの?」
混乱は収まっていないが、御華が目に涙を溜めているのを見て、心配が上回った。
「ゆゆ、幽霊が!」
顔を真っ青にしながら、御華は必死に叫んだ。
その言葉だけで、何が合ったのかは分からなかったが、御華の事を熟知している姉には、御華が震えている理由が分かった。
「そうなのね。怖かったでしょう?」
御華を抱き締め返しながら、優しく語りかけた。
「うん!うん!怖かった~~~!!」
姉に共感してもらえたのが嬉しくて、御華はさらに強く抱き締めて言った。
「安心して、御華の事は私が守ってあげるから」
姉は、御華の背中を撫でながら、優しく語り続ける。
「お姉ちゃ~~~!!」
姉の言葉に安心したのか、御華は泣き出した。
「よ~し、よし」
姉はそれ以上、何も言わずに、御華が泣き止むまで、背中を優しく撫で続けた。
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「ぐすっ!ありがどう、お姉ぢゃん」
泣き止んだとは言い切れないが、落ち着いた御華は、姉にお礼を言って離れた。
「うん、落ち着いたみたいね」
姉はしゃがみ、御華の顔に手を当てて、涙を拭き取りながら言った。
「ぅん」
「はい、鼻をかみましょうね」
ズッ!
姉は甲斐甲斐しく、御華の世話を焼いていた。
「ありがどう、お姉ちゃ………!姉さん」
そこで正気に戻った御華は、自身が今まで言った事とやっていた事を思い出し、羞恥に悶え始めた。
その事に目敏く気づいた姉は、
「あら~?もしかして恥ずかしいの~~~?」
御華をからかいたくなった姉は、わざと煽るような発言をした。
「ち、違うもん!た、ただ……………うぅ~~~~!!」
プシュ~~~
顔を真っ赤にしながら否定したが、先程の自身を思い出して、顔から煙を上げながら、顔を隠してしゃがんでしまった。
(御華は可愛いな~~~、ふふ)
姉は恥ずかしがっている御華を見て、癒されていた。




