依頼達成?
「さてと、ワタシは孫を連れて帰ろうかね」
お婆さんは寝ている女の子を見て、言った。
「あ、あの!」
私は、咄嗟にお婆さんに声を掛けた。
「なんだい?」
私の方に振り替えってお婆さんは聞いてきた。
「帰り道が分からないので教えてもらえますか!」
この場所が何処だか分からない私は、お婆さんに聞いた。
そしたら、私が知らないん事を思い出したお婆さんは、
「そうだったね。アンタはここが何処だか知らないんだったね。失念していたよ」
そう言って、申し訳なさそうにした。
「はい、なので帰り道を教えてもらえませんか?」
お婆さんに気が付いてもらえた事にホッとしながら聞いた。
「ふ~む……アンタが居た場所は何処だい?」
少し悩んだ後に、お婆さんは私に問いかけてきた。
「えーと………確か、真円の森です」
前に聞いた森の名前をなんとか思い出しながら答えた。
「真円の森、ねぇ………場所は分かったが、ここからだと遠いね」
小さく呟いた後、また暫く思考していたお婆さんは、考えが纏まったのか、私の方を向いて言った。
「えっ!?」
そんな遠くに来ていたの!?
「あぁ、アンタは知らないんだったね。ここは幽波の森、真円の森がある場所からは遠く離れた地だよ」
お婆さんは、とんでもない発言をした。
幽波の森
幽・波!
幽!
「あの、すみません、もしかしてですが、ここって幽幻草に関係なくオバケが出るんですか?」
私は、体が震えながらもお婆さんに聞いた。
「うん?そうだね。あっ、アンタは幽霊が苦手だったね。年老いるとどうも、物忘れが酷くなるねぇ」
お婆さんはそう言って、溜息を吐いた。
しかし、私の頭の中にお婆さんの言葉は殆ど入って来なかった。
それどころじゃなかったからだ。
ゆゆゆゆゆゆ幽霊!?
ゆ、幽霊って何だっけ!?
死んだ人がオバケになって襲っ、て…………………
「イヤーー!!」
バタン
ビクッ!
「きゅ、急にどうしたんだ………」
いきなり叫んばれて驚いたお婆さんは、そう言いながらミリカを見たら、倒れている所を見てしまい、言葉が途切れてしまった。
「………はぁー、ここまで幽霊が苦手だとは思わなかったよ」
暫くの間固まっていたが。
硬直から脱したお婆さんは、独り言を呟きながらミリカを掴んだ。
「宿屋まで送ろうかねぇ」
お婆さんはそう言って、ミリカと女の子を連れて、その場から消えたのだった。
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「いらっしゃい」
「久しぶりじゃな」
久しぶりに会う親友を見て、お婆さんは懐かしさを感じた。
「久しぶり。それで、私に会いに来ただけなのかい?」
女性も、お婆さんを見た瞬間から、先程までの明るい声から落ち着いた声に変わり返した。
「ふふ、ワタシの親友は面白い冗談を言うような性格だったかね?」
お婆さんは面白そうに笑いながら返した。
「それなら貴女だって、そこまで老いていたかい?」
お婆さんの言葉に、女性は言い返した。
「ふふ、ワタシは孫がいる身でね。孫のお婆ちゃんとして、姿を誤魔化してるだけにすぎんよ。」
とても嬉しそうに孫がいる事を女性に言う。
「何が言いたい」
途端に低い声で女性は、お婆さんに問いかけた。
「何だろうねぇ?」
女性の問いかけに、お婆さんは惚けた。
「そんなに、孫が良いのかい?」
女性は拳を力強く握りながら、お婆さんに聞いた。
「可愛いくて堪らないよ」
お婆さんは笑顔で女性に教えた。
「そうかい。私に対する、当て付けと受け取るよ」
女性は、急に柔らかい雰囲気を纏って言った。
「それも良いがね。今日の目的を優先させてもらおうかね」
お婆さんは、女性から闘志を感じながらも、平然と話を変えた。
「はぁー、貴女は変わらないね。それで、私の所に来た目的は、女の子二人を泊まらせる事かい?」
お婆さんの変わらなさに、闘志が消火されてしまった女性は、お婆さんの背中と手に掴まれている女の子達を見て聞いた。
「間違ってはいないが。泊まらせて欲しいのは、この子だよ」
お婆さんはそう言って、ミリカのお腹に回した片手で持ち上げた。
「その子かい。それにしても、私の所で泊まっていた子が、なんで貴女の所に?」
女性はミリカを見て少し驚いた後、お婆さんに問いかけた。
「幽幻草。これだけ聞けば分かるだろう」
お婆さんは、短く女性に伝えた。
「なるほど」
その言葉だけで何が合ったのか理解した女性は頷いた。
「それで、この子を泊まらせてくれるかい?」
お婆さんは断られるとは少しも思っていない声で聞いた。
「勿論、良いよ」
そう言って、女性はミリカを受け取る。
「それじゃあ、ワタシは帰るよ」
「そうかい。心配はしてないが、気を付けて帰るんだよ」
女性は、お婆さんが帰ることになんとも思っていない声で言った。
「余計な一言だよ」
お婆さんは微かに笑った後にそう言い、女性の前から消えた。
「はぁー、相変わらずだよ。しかし、元気そうで良かった」
お婆さんが消えた場所を見つめながら、女性は寂しそうに、しかし、嬉しそうに言った。
『周期クエスト『幽幻草』をクリアしました。これにより、幽幻草による被害が収まりました。また………《情報削除》』
『クエスト『女は怖い』をクリアしました。さらに、その中でありながら眠りに就いていた事で特殊条件をクリア。称号『鋼の精神』を獲得しました。報酬『お菓子』を入手しました』
意味深に終わりましたが、特に意味はありません。(今の所)
あの二人を見て、作者自身、「どんな存在なんだろう?」っと不思議に思っていますので。
称号については、やってみたかっただけです。
称号はメインではないので、面白半分でしか登場しません。
称号はただの飾りです。
このクエストを終わらせるだけで、オチが二転三転する事ってあるんですね。(遠い目)
最後に、今さらすぎますが、アイテムどうしよう。
この作品で一度もバックなんて出ていないことに気づきました。
ほんと、今さらですよね。
追記
二転した時に考えていた報酬
アイテム
お婆さんの人形
お婆さんと女の子の共同作業で作られた人形
人形は、優しいお婆さんの姿を型どっていた。
その人形からは、お婆さんの魔力を感じた。
優しく、温かい、魔力が伝わって来る。
その人形からは、安心する匂いがする。
女の子の人形
お婆さんと女の子の共同作業で作られた人形。
人形は、女の子の姿を型どっている。
その人形からは、女の子の魔力を感じた。
明るく、元気な、魔力が伝わって来る。
その人形からは、日向の様な匂いがする。
これだけでどんなオチか分かる人は分かる。




