氷は何処から?
問題
一つだけ、ツッコミを入れて欲しい言葉があります。
それは何でしょう?
ヒント
姉関連です。
「ぐすっ」
「落ち着いた?」
泣き止んだ女の子に、優しく声を掛ける事を心懸けながら私は聞いた。
「うん。撫でてくれてありがとぅ」
女の子は、私にお礼を言ったが、涙に瞼を腫らしていた。
涙で腫らしたままだと、駄目だったかな?
確か、氷で冷やすはず。
でも………うん?氷?それも、布でくるまってる。
私の手が届く範囲に落ちていた、布に包まれた氷を見て。
誰か居ると思った私は、周りを見回してみるが、誰も居なかった。
「どうしたの?」
周りを見回していた私が不思議に思ったのか、女の子は問いかけてきた。
「うんうん、何でもないよ。それよりも、目を瞑っていてもらえますか?」
「うん、良いけど、何で?」
女の子は疑問に思ったのか、そう聞いてきた。
「目を腫らしたままだと駄目だから、冷やすの」
うろ覚えな知識を説明した。
「ふぅ~、そうなんだ」
女の子はピンッときていない顔で頷いて、目を瞑った。
「ヒヤっとするから、覚悟してね」
私が何度も体験した経験者だからこそ、真剣に忠告した。
ビクッ!
「う、うん……」
女の子は少し怯えながらも、顔を私の方に向けた。
私は女の子の瞼の上に、慎重に布に包まれた氷を女の子に当てて行く。
そーと、そーと……
ピタ
「ひゃっ!」
やっぱり、どんなに覚悟していてもそうなるよね。
私は、経験者特有の諦念を抱きながらも、腫れが治まるまで女の子に当て続けた。
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「ふぅー、治まったかな?」
瞼に暫くの間、氷を押し当てていたが。
そろそろ大丈夫だと思い氷を瞼から離すと、腫れが引いていた。
「ふぅ~、目を開けても大丈夫よ」
成功していて良かった~~
私は氷を掴んでいる腕で、額を拭いながら女の子に伝えた。
「ぅん」
眠そうな声を上げながら、女の子はゆっくりと目を開けた。
しかし、どこかボゥーっとしていた。
「寝ていたの?」
表情や口調は、落ち着きがあったが。
心の内は、あれを受けて眠る強者を見つけて驚いた。
あり得ない!あれ、あれを…………あれ?私も寝ていたような?
「ぅん………なれたら気持ち良かったぁ~………」
過去の記憶を振り替えって見ると、姉さんに膝枕してもらいながら寝ていた記憶が思い出された。
「もう少し、ねてるねぇ……」
気持ち良かったなぁ~~~、姉さんの膝枕。
泣いた後の、氷を瞼に当てながら姉さんに膝枕してもらうのが好きだったな~~~。
「はぁーーー。刈り終わった後に何をやっとるんじゃ」
あれが好きで、泣いた時によく姉さんに突撃したな~~~。
「聞いとらんか。なら」
うん?今何か不穏な気配を感じたような?
「そろそろ目を覚ましたらどうだい」
コツ
「いたッ!」
急に攻撃をされて驚いた私は、咄嗟に頭を押さえて叫んだ。
「痛みは無いだろに。はぁー、兎も角、終ったのかい?」
お婆さんは溜息を吐いた後、私にそう聞いてきた。
「はい」
現実に戻ってきた私は、自分の頭を撫でながら立ちあがり、お婆さんにそう返した。
「それなら良かったね」
そう言って、お婆さんは微笑んだ。
「はい!」
お婆さんに言われて始めて実感が湧いた私は、お婆さんに笑顔で返した。
瞼が腫れたら、凍りを当てた方が良いんでしょうか?
作者は、「何処かで聞いたな」ぐらいの朧げな記憶しか無いので分かりません。
答え
「好きだったな〜、じゃないよ!現在進行形で好きでしょうが!」です。
「好きだったな〜」にツッコミを入れた人、正解です。
この問題は、簡単でしたか?




