感動のフィナーレ
「幽幻草の話は終わり」っと思った人、居ませんか?
まだ、もう少し続きます。
「ふぅ~、気持ち良かった!」
刈り終わった女の子は、額を腕で拭いながら清々しく言った。
「えっ?えっ?」
ミリカは混乱していた。
オバケに襲われている内に、幽幻草が刈り終わっていたからだ。
「気持ち良かったよね!」
混乱しているミリカに気づいていないのか、女の子は笑顔でミリカに聞いてきた。
「ええっと、うん、気持ち良かった、よ?」
頭が混乱していた中、女の子の質問に。
咄嗟に、理解できないまま返した。
「そうだよね!そうだよね!」
ギュ!
ミリカの返事に、女の子は嬉しそうに声を上げて、ミリカに抱きついた。
「はへ?………え?えぇぇぇー!?」
女の子に抱きつかれたミリカは変な声を上げて思考停止し、少しして、抱きつかれた事を認識して叫んだ。
「うわ~~~、触り心地がいいな~~~」
ミリカの叫びに怯んですらいなかった女の子は、ミリカの触り心地にうっとりしていた。
「あ、あの……恥ずかしいのですが………」
顔を赤くしながら、小さく女の子に言ったが、
「むぅ~~~、もう少し~~~」
女の子は放すつもりは無いようで、ミリカの胸に顔を押し当てて、拒否をした。
「くす、ぐったい………」
女の子に拒否をされたミリカは、嫌がりながらも無理矢理、離そうとは思えなかった。
「すぅーー、はぁー。花のいい匂いがする~~」
女の子は、ミリカの匂いを堪能し始めた。
「はひっ!やめ………」
ミリカは擽ったくなったので、離れて貰おうとした時、
「こっち?ここは?」
スンスン
女の子が急に、ミリカの首回りなどに顔を近づけて匂いを嗅ぎ始めた。
「ひゃっ!ふひ!」
ミリカは擽ったさと恥ずかしさで、体全体がほんのりと赤く染まり、変な声を上げてしまった。
それから暫くして、解放されたミリカは息が絶え絶えだった。
「はぁー………はぁー……はぁー」
あの後、擽ったさにずっと襲われ続けたからだ。
そんなミリカの近くでは、
「ごめんなさい!つい、匂いを嗅ぐ癖が出ちゃたの!」
女の子は顔を赤くしながらミリカに謝っていた。
先程の自分の行動を思い出して、羞恥に悶えていたからだ。
「はぁー………だ、大丈夫……」
どう見ても、大丈夫そうには見えないミリカの言葉に、
「ごめ、ごめんなざぃ~」
遂には、涙を流しながら謝り始めた。
「はぁーーー」
ザラッ
ミリカは長い溜息を吐いた後に、上半身を起こした。
「うわぁぁーー!!」
それから正座した後に、
ポンポン
「こっちにおいで」
自分の膝を軽く叩き、泣いている女の子に声を掛けた。
「うわぁぁーー!!いく~~!」
泣いていた女の子は、そう言って、ミリカの方に少歩きながら向かった。
「うんうん、こっちだよ~~」
ポンポン
涙で前が見えない女の子の為に、膝を叩きながら誘導する。
「うわーー!」
「よっしょっと」
ミリカの前に着いた女の子を、背伸びをして抱きついて、
「座ろっか」
優しく声を掛けた。
「グズッ!」
コク
鼻水をすすりながら頷いた女の子は、ミリカに凭れ掛かるようにして座った。
「よしよし。私の胸の中でいっぱい、泣きなさい」
ポンポン
女の子の頭を自分の胸に軽く押し付けて、頭を撫でながら促した。
「うわぁぁぁあああーーーーー!!!」
女の子の泣き声が、森の中に響いたのだった。
泣き声って難しい。
投稿し終わって『文字数』確認したら、ピッタシ90話で、16万文字を達成する偶然。
「珍しいなぁ~~」っと思ったので、言いに来ました。
追記
12月が終わりましたら数日程、休ませていただきます。
最大で、一周間です。




