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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
仮面の回想(まとめ)
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決して屈しない!

仮面の少女⇒少女に変えました。

読みづらかったら教えてください。

直せる範囲だったら直します。


「んっ……ここは?」


少女が目を覚まし回りを見回すと、そこは薄暗い部屋だった。


「何故、俺様がこんな所に?」


もっと回りを探索しようと思い、体を動かそうとしたら、


ジャラ、ジャラ、ジャラ、ジャラ


そんな音と、体を少し前に動いただけでそれ以上前へ進めなくなっていることに気付いた。


「なんだこの音?」


気になり、音の発生源を見ると、


「なっ?!」


四肢を別々の鎖に繋がれていた体だった。


「くそ!いったい誰が俺様にこんな真似を!」


ジャラ!ジャラジャラ


取ろうとしても取れず、そうして暫く格闘していたが、


カツ カツ カツ カツ


トタトタトタ


正面からそんな音が聞こえてきた。


「っ!誰だ!」


威嚇も込めて叫んだが、


カツ カツ カツ カツ


トタトタトタ


敵は怯まずにゆっくりと此方に向かって来る。

無駄だと気付いたが、少女は諦めずに叫ぶ。


「ふふふ、フーハハハ!貴様ら、俺様にこんなことして後悔しても遅いからな!」


コツ コツ コツ コツ


トタトタトタ


背一杯せいっぱい、強がってみたが、敵は尚もゆっくりと歩いて来る。


「っ!貴様ら、俺様を捕まえると言うことは、封印されし獣達を解き放つと言うこと。そしたら、この街、いや、この国は滅ぶぞ!いいのか!」


さらに、嘘と真を織り混ぜて伝えたが、敵の歩みは変わらず。

遂に、敵の姿がやっと見えた。

敵は予想通り二人だった。

幼女と女性で、二人が話し掛けてきた。


「あら、もう起きていたの。おはよう」


「おきてるー、おはよう!」


一人は上品に、もう一人は無邪気に挨拶をして来た。

先程の叫びなど知らないと、言わんばかりの言葉に、少女は怒り、叫んだ。


「っ!貴様ら!俺様を侮辱するとは、許さんぞ!」


そんな少女の叫びなぞ、効いておらず、逆効果だった。


「ふふふ、楽しめそうね」


「ふふん、たのしめそうねー!」


女性は、艶っぽく


幼女は、女性の言葉を真似て、元気よく言った。


女性の言葉に、寒気を感じた少女は、


「そこの貴様!俺様に何をするつもりなんだ!」


必死に強がってみるが、逆にそそらせるだけだった。


「ふふふ、聞いてると思うのだけど?」


「そうそうー、ヒーちゃんのゆうとおーり!」


「はぁー、ヒーちゃんなんて呼ばないでください」


「えー、かわいいからいいでしょー?」


「恥ずかしいんですよ、その呼び方をされると」


「むぅー、だったらなんてよべばいいの?」


「前にも伝えましたが、私の名前はヒーラですからね。ヒーちゃんなんて呼ばないでください」


「ラを取ればヒーちゃんなんだから良いでしょ?」


「はぁ、貴女には何を言っても無駄でしたね」


「むぅ、バカにしないで!」


黙って逃げ出す機会を狙っていたが、喧嘩が始まりそうな気配を感じて、少女は逃げ出す機会だと決めた。


まずは……


「待って、少女が逃げ出そうとしているわ」


女性の言葉に、幼女も此方を見た。


「ほんとだー!にげるなんてダメだよー?」


「くっ!開放しろ!でなければ、門を破壊してやる!」


逃げるのを諦めて、破壊予告をして開放させる作戦に切り替えた。

上手く行くと確信したが、しかし、現実は甘くなかった。


「そうなの、なら破壊出来ないようにしないとね?」


ヒーラは笑顔で首を傾げながら言い、


「おぉー!どうやってはかいするのー?おしえてー!」


女の子は、無邪気に破壊方法を知りたがった。


「くっ!こうなったら!………出でよ!我が眷属!」


『本がありません』


「はっ?本が、ない、だ、と」


少女は、本が無いことに今更ながら気付いた。

呆然としていたら、女性が話し掛けてきた。


「あら、本を探していたの?」


「あれー、もっていたっけ?」


そう言ってヒーラが見せたのは、少女が持っていた本だった。


「いや、違う、本など探していない!それよりどんな本なんだ?見せて貰えないだろうか?」


ここで冷静になって、「嘘を言ったら渡してくれるかも」っと期待したが、


「見せないとダメ?」


「あ、あぁ、気になるだろう?」


「きになるー!みせて、ヒーちゃん」


「いいわよ、ほら」


ヒーラは幼女に本を渡してから、少女に近づいた。


「ふふふ、貴女の嘘なんて分かるからね?」


「ふっ!俺様が嘘なんてつく筈がないだろう」


後ろから、「ほへぇー」なんて聞こえる中、少女が鎖に繋がれている所は、緊張感に包まれていた。


「そうなの、それよりも始めましょうか」


「くっ!俺様決して屈しない!」


「ふふふ、その言葉が嘘なんてすぐわかりますよ…」


妖しく笑いながら言った。


「う、う、そ、嘘なんかじゃない!」


その言葉は、震えており、怯えているのが丸わかりだった。


「ふふ、楽しみましょう」


そうして、擽りの拷問が始まった。


「俺様は最高傑作なんだ!これぐらい耐えて……!アーハハハハハ!」


そんな言葉を残して。

1%の真実と、99%の嘘

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