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episode 04:落ち込んでいるようですが、勿論放置です


ネコはいたりいなかったり。

私の日常は何も変わらないけれど。


今日は、ふらっとやってきたネコが大人しい。

いつも、適当に無駄口を叩いて賑やかなことが多いのだけれど。


私は布団に転がりながら雑誌を見るふりをして猫を横目に観察した。

ラグの上でダラっと寝転がっているところは変わらないけれど。

目は焦点を合わせることなく天井付近をぼんやりと眺めているようだった。

体調が悪いわけではない、と本人がさっき言っていた。


「…今日は静かね」


聞こえているのかいないのか。

ネコからの返事もなければ反応も見られない。

鬱陶しいことこのうえないが、何かしてやりたいとも思えないので、手元の雑誌を真剣に読み始める。

この手の雑誌は、出鱈目も多いが、面白い記事も多い為、ついつい無駄遣いだと思っていても買ってしまうのだ。

買ったからには隅々まで目を通すようにしている。

そうして雑誌の半ばに差し掛かった頃、


「…寝る」


たった一言、猫が呟いた。

目を向けると、丸くなった後だった。

私からは背中しか見えなくて、表情もわからないけれど。


「おやすみ」


私も寝ようかな。

雑誌を閉じて枕元に適当に置き、電気を消した。


明日も同じようなら、鬱陶しいからたたき出そうかな。


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