EPISODE12. 続く。
2025年6月21日。
ステージには5人が立っていた。
白いTシャツにワイドパンツ。
その上に、赤、白、緑、茶、黒のレザージャケットを着ていた。
一番手前に、茶色のレザージャケットを着た女性と、黒いレザージャケットを着て白いアコースティックギターを手にした男性が立っていた。
その左右には、緑のレザージャケットを着たギタリストと、白いレザージャケットを着たベーシストが立っていた。
一番後ろのDJブースには、赤いレザージャケットを着た大柄な男がいた。
マスクにサングラス、そしてバケットハットを被り、顔は見えなかった。
黒いレザージャケットを着た男がマイクに顔を近づけ、口を開いた。
[こんにちは!私たちはバンド「ゴヨハミンハンギョルヘジン」です。]
[これから私たちと一緒に走り出すパーティーメンバーを募集します。]
[参加条件はありません!]
DJブースに立つ大柄な男性が、ドラムスティックでゴム板を叩いた。
ドラムの音がアンプから流れ出した。
白いレザージャケットを着た女性が、指でベースの弦を弾いた。
ねっとりとした感じのベースが続き、
緑のレザージャケットを着た、肌の黒い男性がピックで弦を弾いた。
弾むようなエレキギターの電子音が重なった。
茶色のレザージャケットを着た女性が、キーボードの白鍵と黒鍵を叩いた。
ピアノの音がアンプの外へと流れ出た。
黒いレザージャケットを着た男が、両手でマイクを握った。
俺の体が荒波にさらわれて。
荒々しく、低く、唸るように。
荒々しい風が吹き荒れ、行き来する
まるで獣のように唸る声
波に砕かれて何も残らなくても
静かに響いていたピアノの音色が電子音へと変わった。
声を支えていたギターの音が前面に飛び出し、声を覆い隠した。
……
まるで波のように続く音の波動が、観客たちの体を打ちつけた。
道を歩いていた人々が、まるで魅了されたかのように合流してくるのが次第に増えてきた頃、演奏の音は次第に小さくなっていった。
今、残っているのは小さな心臓の一片。
息遣いよりも小さく聞こえる声が聞こえてきては消えていった。
演奏が終わり、歓声が沸き起こった。
[次の曲は、今回新たに加入したキーボーディスト兼ゲストボーカルがリードします。]
[パーティーメンバーの皆様は、オーダーに従ってご協力ください。]
黒いレザージャケットを着た男性がマイクから口を離し、右側の茶色のレザージャケットを着た女性を見つめた。
女性はキーボードから体を向け、スタンディングマイクを両手で握った。
黒いレザージャケットを着た男性ボーカルがマイクを握るのと同じやり方。
何の伴奏もなく、すぐに赤い唇を動かし始めた。
霧だけが立ち込めるこの夜。
空間が広がるような感覚の声が広がっていった。
霧の中をさまよう恋人たち。
声が徐々に高まり、音程が上がった。
黒い革のジャケットを着た男性が、白いアコースティックギターのボディを三回叩いた。
空の木の箱を叩く音が、アコースティックギターに取り付けられたマイクを通してアンプから流れ出た。
緑のレザージャケットを着た黒人男性と、白いレザージャケットを着た女性が互いに背中を合わせ、同じ呼吸で同じリズムで異なる音を奏でた。
エレキギターは最も低い音を、ベースギターは最も高い音を奏でた。
二つの楽器から出た音が、穏やかな波のようにアンプの外へと流れ出た。
DJブースの巨漢の男性が、メロディオンに似た鍵盤楽器のストラップを肩にかけて現れ、指を動かした。
分厚い指が、白と黒の鍵盤の上で華麗に動いた。
エレキギターとベースギターが作り出す波の上に、繊細なピアノの旋律が絡み合った。
ベースギターが奏でる音を軸に、エレキギターとショルダーキーボードから溢れ出る音の高低が、絶えず入れ替わりながら反転していった。
彼らは知っている、抜け出す場所などないことを
永遠の枷、永遠の滞留、逃げ場はない!
力強い高音が伸びていった。
誰も抜け出せないこの場所。
深く深い霧の中で。
女性の声が止むと同時に、楽器の演奏も同時に消えた。
一瞬の静寂の後、観客の感嘆の声、そして歓声が再び湧き上がった。
楽しいレイドだった。
***
合井の古びた焼肉屋。
4人の間抜けと一人の妹、いや5人の間抜けが丸いテーブルに座り、ビールグラスを手にしている。
「ジーンズ!」
「ジーンズ!」
「あ、マジか。」
ハミンの掛け声に、思わずついて叫んだウンビ、ヨハンのぶつぶつとした文句が続いた。
そして、空中で五人のビールグラスがぶつかり合った。
「ウンビが加わって心強いな。」
ヘジンがウンビを見て笑った。
「俺は別にさ…」
ヨハンがぶつぶつ言うと、ハミンはその様子を見て笑った。
「俺の選択はいつも完璧だ。」
ハンギョルは腰に手を当てて胸を張った。
「こいつら?」
ヨハンは顔をしかめた。
「……」
ウンビは四人の間抜けたちを見て笑った。
少し間抜けな笑いだった。
ヨハンが突然ぴょんと立ち上がった。
ハミンがヨハンを見て尋ねた。
「おい、どこに行くんだ?」
「クソしに行く。」
「行けよ。」
「……」
「さすがブタ。」
ウンビがヨハンの後ろ姿を見て呟いた。
ヨハンは便座に座った。
6月だというのに、もう真夏のような天気だった。
ジャケットの中に入れておいた薬のケースを取り出した。
薬を1錠取り出し、口の中に放り込んだ。
めまいと吐き気が治まらなかった。
少し座っていれば大丈夫になるはずだ。
ヨハンの視界が暗転した。
「ヨハンはどうして来ないんだ?」
時間がかなり経っても来ないヨハンが心配なのか、ハミンが呟いた。
ウンビが立ち上がった。
「どこへ?」
ハンギョルが尋ねた。
「お兄ちゃんを探しに行くの。」
「酔っ払って寝ちゃったのか?」
ハンギョルが首をかしげた。
「だから、行って連れてこなきゃ。」
ウンビは顔を背けたまま言った。
「ヨハンは男子トイレ。」
ヘジンが言った。
「ウンビ、君はここにいて。私が行ってくる。」
ハミンが席から立ち上がった。
ハミンの後ろ姿を見るウンビの目に、不安がよぎった。
トイレに入ったハミンが、しばらくして出てきた。
背中にヨハンが乗っていた。
「おい!119に電話してくれ!」
ハミンが叫んだ。
「何だよ、ヨハンはどうしたんだ?」
「お兄ちゃん!」
「近くに大学病院がある。救急車が路地に入るより、走った方が早い。」
ヘジンの最後の言葉に、ハミンは走り出した。
ウンビが後を追って走った。
その様子を見ていたハンギョルが呟いた。
「いや、あんなに倒れるほど酒を飲んでなかったはずだけど?」
「……」
ヘジンは深刻な表情で、走り去る二人の後ろ姿を見つめた。
ハミンは、古い平屋建ての建物が立ち並ぶハプジョンの飲み屋街の間を走った。
飲み屋たちの明かりが横切っていった。
背中に背負ったヨハンの重さは感じられなかった。
ただ、少し息が切れるだけだった。
前を走っているウンビが「どいて!」と叫びながら走る後ろ姿が見えた。
ウンビの後ろ姿が光と混ざり合い、ぼやけていった。
通り過ぎる明かりがぼやけて見えた。
冷たい水滴が空中に散った。
心臓の奥が痛む頃、救急室の入り口が見えた。
先に走っていったウンビが人を呼んだのか、救急室のストレッチャーを引いて出てきた白いガウンを着た人が見えた。
よろめきながら近づき、その上にヨハンを寝かせた。
「病気なんです。バーで倒れてしまいました。」
ウンビが医師らしき人に話しかけた。
ハミンがトイレから拾ってきた薬の箱を取り出し、医師に見せた。
「普段飲んでいる薬です。」
薬の箱を受け取った医師はうなずき、ストレッチャーを引いて救急室の中へ入っていった。
救急室の中へと続いて入っていくウンビの後ろ姿を見ながら、ハミンは床にへたり込み、荒い息をついた。
「大丈夫だ。大したことないはずだ。」
独り言をつぶやいた。
胸がチクチクした。
目の前がぼやけた。
おそらく運動不足のせいだろうと思った。
***
2025年6月22日。
ヨハンは目を開けた。
目の前に白い天井が広がっていた。
馴染みのある匂いが漂ってきた。
死の匂いだった。
規則的に鳴るピーという音と、水滴が落ちる音が聞こえてきた。
うんざりするような音だった。
左手の甲に違和感を感じ、手の甲を持ち上げた。
白い医療用テープ、その隙間から突き出ている半透明のチューブ。
チューブをたどってみると、銀色のフックにかかった液体入りのビニールパックが見えた。
規則的に落ちる水滴が、チューブを伝って手の甲へと流れ込んでいった。
手の甲から冷たい感覚が全身に広がった。
ヨハンは上半身を起こした。
点滴が繋がれた手の甲を除けば、不快感はない。
右側から息遣いが聞こえた。
妹のウンビが、顔と腕だけをベッドに預けて眠っていた。
よだれを少し垂らしたのか、口の周りが少し濡れていた。
「この子、またよだれを垂らして寝てるな。」
ヨハンは苦笑いした。
カーテンが開き、ハミンが入ってきた。
「ヨハン!」
嬉しそうな表情でヨハンを呼んだ。
「ああ。ここはどこだ?」
「君はトイレで倒れてたんだ。今ここ、救急室だよ。」
「他の連中は?」
「さっき来たけど、今はちょっと用事があるって行ってしまった。」
「他の連中も、もう俺の状態を知ってるのか?」
「いや、ただの過労だってごまかしたよ。」
ハミンの言葉にヨハンはふっと笑った。
「無職が過労だなんて…」
「数日間入院して、経過を見守ったほうが良さそうです。」
ヨハンの状態を見に来た医師が言った。
「もしかして、他の病院に行ってもいいですか?」
ヨハンの言葉に、医師は一瞬躊躇した。
「今の状態は安定しているようですが、万が一に備えて……」
「もともと診断を受けた病院があるんです。」
医師はうなずいた。
***
白と青のミニバスが道路を走っていた。
運転席にはハミンが、後部座席にはヨハンとウンビがテーブルを挟んで向かい合って座っていた。
「お兄ちゃん。それなら、あそこで入院すればよかったのに。」
「新しい検査を受けなきゃいけないんだ。」
ウンビの言葉、そしてヨハンの素早い返答。
ヨハンが付け加えた。
「検査代が高いんだ。俺の口座の残高、もうほとんどないんだ。」
ウンビは体を起こして、ヨハンの頭を叩いた。
「おい、このバカ!」
***
入院手続きは早かった。
以前の病院で何らかの連絡があったのか、それとも検査記録があったのか、ヨハンはすぐに病室を割り当てられ、すぐにベッドに横になることができた。
ハミンはカフェの片付けをすると言って帰っていき、残ると駄々をこねるウンビは、こっぴどく叱って家に送り返した。
ヨハンは4人部屋で一人残され、ベッドに横になった。
一通り、刺激的な冒険をしたような気分だった。1回目の死の記憶を十分に乗り越えられるほどに。
迫り来る死への恐怖から目を背けられるほどに。
ああ。この冒険が永遠に終わらないでほしい。
ヨハンはそう思いながら眠りについた。
***
2025年6月23日。
「患者様、お食事の時間ですよ。」
可愛い看護師さんが目を細めて笑って言った。
ヨハンは幸せだった。体が溶けていくような気分だった。気分は最高潮だった。
しばらくして、湯気がモクモクと立ち上るつややかなご飯と、白く澄んだ牛肉のスープが入った白い食器が、ベッドサイドテーブルの上に置かれた。
おかずには、 きれいに盛り付けられたキムチの切れ端、小さな海苔の袋、小さく切ったプルコギが載っていた。
ヨハンの表情が一瞬曇った。量が少なすぎた。
ヨハンがスプーンを手に取った瞬間、病室のドアが開いた。
4人のバカたちが病室の中に入ってきた。
「よぉ、ヨハン、俺たち来たぞ。」
ハミンが明るく笑いながら、手にしたビニール袋を振った。
「お腹空いてるだろうと思って、チキンを買ってきたよ。」
病室に立ち寄った美しい看護師さんがそれを見て、顔をしかめた。
「患者さんがチキンを食べてはいけません。」
美しかった看護師さんはそう言うと、病室の外へ出て行った。
ヨハンはスプーンを口に運びながら、横をちらりと見た。
4人部屋の狭い個人スペース。
その中に、大柄な男一人とぽっちゃりした男一人。
そして、やせっぽちの二人がぎゅうぎゅうに詰め込まれて座っていた。
油の匂いと、ピリ辛で甘い匂い。
赤と黄金色の皮、そしてその中に見える真っ白な肉。
ご飯からチキンの味がするかのようだった。
四羽の、大きくて太くて長くてちっぽけな悪魔たちが、そうやってチキンを解体していた。
クソ…野郎ども
ヨハンは心からそう思った。
***
2025年6月24日。
朝早くからウンビが訪ねてきた。
「お兄ちゃん、お客さんが来たよ。」
「どんなお客さん?」
ヨハンの目に、ウンビの後ろに立つ端正な顔立ちの女性が入ってきた。
「イウム?」
怒った表情のイウムがいた。
「ここにはどうして?」
「昨日の夜、イウムお姉さんと会って、私が連れてきたの。」
ウンビが言った。
「二人で話してて。私、ちょっとコンビニに行ってくる。お腹空いたから。」
ウンビはイウムの肩をポンと叩き、病室の外へ出て行った。
しばらくヨハンを睨みつけていたイウムが口を開いた。
「別れるって言ったじゃない?」
愛らしい拳が握りしめられたまま、ブルブルと震えていた。
「理由もなく別れるって言い放っておいて、今さらこんなこと?」
ヨハンはイウムの目を避けながら、頭をかいた。
手の甲に繋がれた点滴のチューブがイウムの目に飛び込んだ。
「思ったより元気そうに見える?」
イウムは歯を食いしばって言った。
「うん、ただの過労だよ。」
「無職が過労?遊んで倒れたんだろう。いい顔してるな、この野郎!」
感情が込み上げてきたイウムは、ヨハンを叩きながら泣いた。
「おい、痛いよ、病人なんだ!」
ヨハンは横になり、点滴が刺さっていない反対の手でイウムの攻撃をかわしながら叫んだ。
「これで防げると思う?」
イウムの拳が虚空でねじれながら放たれた。
強力な回転力を加えた一撃がヨハンの腹部に命中した。
「うっ。」
ヨハンが短い呻き声を漏らした。
イウムは病棟に併設された休憩室に座っていた。
ヨハンが自動販売機の前で立っていた。
「何か飲む?」
「いつも飲んでいるやつ。」
ヨハンの問いに、イウムはぶっきらぼうに答えた。
ヨハンはコインを入れて、イオン飲料を取り出した。
ガチャンという音と共に、飲料の缶が落ちた。
腰を屈めて缶を取り出した。
冷たい缶の温度が指先に伝わってきた。
「ほら。」
「開けてくれないの?」
ヨハンは笑いながら、点滴が刺さった左手を上げて見せた。
「僕、病人なんだ。」
「あんた、マジで。」
イウムは呆れたような顔で飲み物を受け取った。
飲み物の缶を開ける音が聞こえた。
「体調はどう?」
「特に問題ないよね?」
二人の言葉が重なった。
しばらく互いを見つめ合った。
「10年前もこんな風にいたのに。」
イウムは飲み物を一口飲んでから口を開いた。
「そうだったね。」
ヨハンがほほえんだ。
「あの時送ったメッセージの内容、もう一度読み上げてみて。」
「何?」
「あの時、1月2日に送ったやつ。」
ヨハンはためらった。
「今、もう一度言える?」
ヨハンはうつむき、つま先ばかりを見つめていた。
「本気だったの?」
「理由は何?」
イウムが落ち着いた声で尋ねた。
ヨハンは相変わらずつま先ばかりを見つめていた。
「腹が立って、眠れなかったんだ。」
「この前、弘大でのライブを見たよ。」
「高校の頃みたいに。」
「昔を思い出して、良かったな。」
イウムの声に涙がにじんだ。
「それで、理由は何?」
ヨハンが顔を上げた。
「俺、死ぬ。」
顔には何の表情もなかった。
声には抑揚がなかった。
ただご飯を食べると言っているように聞こえた。
イウムは一瞬、理解できないという表情を浮かべた。
すぐに涙ぐんだ表情に変わった。
「何?」
「長くても12ヶ月だって。いや、もう6ヶ月しか残ってないな。」
乾いた声だった。
「君にはいつも感謝してたよ。」
「声帯を傷めて落ち込んでいた時、そばで励ましてくれたし。」
「やっとまともな人間になれたのに。」
「俺の地獄に引き込みたくなかったんだ。」
ヨハンが言った。
相変わらず、何の感情も混じっていない言葉だった。
イウムが椅子から立ち上がった。
「君の気持ち、尊重するよ。」
背を向け、エレベーターのボタンを押した。
エレベーターが来るまで、果てしなく長い時間が沈黙の中で流れた。
エレベーターの到着音が鳴り、自分の顔と後ろから自分を見つめるヨハンの姿が映るエレベーターのドアが開いた。
ウンビが大きなビニール袋を抱えていた。
病室のベッドの前。
ウンビは大きなビニール袋に入っていた物を一つずつ取り出し、ベッドの上に置いた。
「これはお兄ちゃんの下着。」
「家にあるのをそのまま持ってくればいいのに。」
ヨハンはウンビの隣に立ち、置かれた下着を見て不機嫌そうな表情で言った。
「そうしてママにバレたらどうするつもり?」
ウンビがヨハンに言い放った。
「あ。」
ヨハンは気づいたような表情を浮かべた。
「これは睡眠用ソックス。」
「俺みたいな本物の男が、こんなものを履くと思うか?」
「ただ渡されたものを履きなさい、このブタ野郎。」
ウンビの肘がヨハンの脇腹を叩いた。
二人を見つめていたイウムが笑った。
ウンビが病室の外へ出ようとして振り返り、言った。
「行くよ、ブタ。お姉ちゃん、早く来て。」
イウムは振り返ったが、足を止めた。
「ヨハン。私…」
「ただ、あなたのそばにいていい?」
イウムは泣きながら言った。
「ごめん。」
ヨハンが言った。
「僕、ちゃんと看病するよ。」
イウムは涙混じりの笑みを浮かべた。
「知ってるでしょ?10年前もそうだったじゃない?」
「僕に幸せな思い出をたくさん作って。残りの期間の間。」
イウムの言葉に、ヨハンの表情が崩れた。




