第48話 マクシミリアンの思惑!リリィの決意!(マクシミリアン視点)
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(あの恐ろしい悪魔を、こうもあっさりと精神的に追い詰めるなんて! さすがセドリック様!!)
数日前の王宮演習場での光景が、マクシミリアンの脳裏に鮮明に焼き付いていた。
幼い頃からマクシミリアンに実験の協力を願い、その恐怖を植え付けた悪魔、アリス。
その彼女が、セドリックに腕を掴まれ、みるみるうちに顔色を失って涙目で震えていたのだ。あれほど痛快で、胸のすくような光景が他にあるだろうか。
「あのアリスを追い詰める術を学びたい!……セドリック様……」
そうと決まれば善は急げだ。
マクシミリアンは拳を握り締め、セドリックの姿を探しに王立学園の生徒会室へ向かった。しかし、そこにセドリックの姿はなかった。他の執行部員に尋ねてみると、どうやらセドリックは今日も「王宮の演習場」に向かったらしい。
「また王宮か……! きっと今日も、あの悪魔を追い詰めているに違いない。すぐに駆けつけねば!」
マクシミリアンが踵を返し、足早に学園の正門へ向かおうとした――その時だった。
「マクシミリアン様! どちらへ行かれるのですか?」
小走りで駆け寄ってきたのは、愛らしい桃色の髪を揺らす婚約者のリリィだった。
「おお、リリィ。実は今から王宮の演習場へ向かうところなのだ。セドリック様に大事な教えを請うために……」
「王宮の演習場……? わぁ、私もご一緒したいです。よろしいですか?」
上目遣いで尋ねてくるリリィ。いつもなら二つ返事で頷くところだが、今日ばかりはマクシミリアンも渋い顔をした。
「いや、だめだ。あそこには今、あの悪魔……アリスがいるからな」
アリスの名前を出した瞬間、リリィの目が輝き、マクシミリアンの胸に苦い思いがよぎった。
魔力暴発事件以来、愛しいリリィがあの悪魔に傾倒しつつあるのだ。
(このままでは、リリィがあの女の毒牙にかかってしまう……。なんとしても引き離さねば……)
そう思案した瞬間、マクシミリアンの脳に閃きが走った。
(待てよ……? 今のアリスは、セドリック様によって完全に追い詰められ、演習場の隅っこで涙目になって震えるような状態……)
その無様な姿をリリィに見せてやればいいのだ!
かつてのおかしな理論を振りまき、何を言っても聞かなかった強気なアリスが、今やセドリックに怯え涙する惨めな女。その姿を見せれば、いくらリリィでも冷めて幻滅するだろう。きっと、目を覚ますはずだ!
「リリィ。……やはり君も一緒に来るか?」
「えっ!? い、いいのですか!?」
「ああ。君のその目で、あの悪魔の惨めな姿を見るがいい。今のアリスは、セドリック様によって完膚なきまでに追い詰められ、隅っこで震えるだけの哀れな存在へと成り下がっているのだからな!ハハハ……」
「……っ!? アリス様が、追い詰められて、隅っこで震えている……!?」
リリィの顔色が変わった。
(あの気高く素晴らしいアリス様が、セドリック様とかいう冷血漢にいじめられている!? そんなの、絶対にお助けしなくちゃ……!)
「はいっ! 早く行きましょう! マクシミリアン様!」
「うむ! その意気だ。さあ、共に王宮へ向かうぞ!」
マクシミリアンは「これでリリィも洗脳から解ける!」と自らの完璧な作戦に酔いしれ、リリィは「推しを助けなきゃ!」と決意を胸に秘め、互いに顔を見合わせ頷きあった。
目的も思惑も180度違っているのに、なぜか綺麗に足並みを揃えて馬車に乗り込む二人であった。
「キャラクター紹介動画(AI動画)」をYouTubeにアップしました!
AI生成歴約2ヵ月の未熟者がつくった動画のため、不自然、お見苦しい所も多々あるかと思いますが、小説の合間の息抜きに、映像の方でも世界観を楽しんでいただけると幸いです!
(※一部キャラクターの瞳の色などが小説の設定と異なった仕上がりになっている部分があります。未熟者のAI生成ということでご容赦ください。)
▼YouTubeリンクはこちら
https://youtu.be/ikbtPCBunl8




