〈4−1〉教室
僕は人が苦手だ。信用できないから。すぐ裏切るし、利用しようとしてくる。
僕は生まれつき人の雰囲気の色を感じことが得意だ。生まれたての赤ちゃんは純白な白、大人は黒かったりグレーだったり濁ってる。
その力は、勝手に見えちゃったり、見ようとして何故か見れなかったり、やっぱり見えちゃったり不定期にやってくるんだ。
黒だったり蛍光色だったりするやつに限って、だまそうとして来たり、頭がいかれちゃってる人たちばっかだ。
そう、人は恐ろしいもの。
だから僕は近づかない。
かかわらない。
かかわったらこっちが苦しくなるし、……そう20分前の僕はそう念じていた。
教室にきて約20分。前のプロジェクターには席順が映されている。
教室に来た時数人はもう座っていたんだ。そして時間が過ぎると同時に次々に人が来て座っていく。人は増えるが誰からも話し声は聞こえなかった。みんな緊張してるのかな?まあそういう僕も緊張し過ぎて安易にキョロキョロできないけど。
そんなことを考えていたところに音が聞こえ僕は音のなる方へと目を向いてしまった。僕の前側にいる人たちも前を向いてる人もいるようだった。
「@〜〜*:;¥・う!!)(や`め!!!!」
教室の中まで聞こえる音でなにか話しているようだった。しかし、疑問はすぐ解かれた。
「おはよう~!今日からよろしくっす~」
扉を勢いよく開け元気に入ってきた…………。2人。身長が高そうでクリーム色の髪の子、藍色の髪の子。
クリーム色の髪の子をふと、じっと呆れた顔、でしばらく見てしまった。その後ろ来た藍色の髪の子と目があってしまいすぐに視線を下にそらした。反射で。
しまった。人の目を見てしまった。反射でそらしてしまったが、迷惑になっていないかな。
そう、頭の中でたくさんの反省と後悔が頭の中にいっぱいいっぱいになって周りの声など聞こえいなかった。
ときは少し戻り
「やっぱり〜こういうのって元気に挨拶して入ったほうがいいすよね〜」
いきなり、ろうが教室の目の前まで来ているところで言った。
「ろう、それは冗談か?」
わりとガチなトーンでお互い会話した。
「いや?マジっすよ」
彼は振り返らず言った。
うりむはろうとの付き合いは1日ちょいだが、ろうの言ってることが絶対に、いい印象にならないことが目に見えていた。
「がちでやめろ絶対いい感じにいかねぇ!」
少しうりむの口調が砕けた。
しかし遅かった。もう教室のドアの前でドアに手をかけている。
「おいまて!ろうほんとにやめっ」
「おはようございます~今日からよろしくっす~」
ろうは止まらず行ってしまった。
……………………
うりむの想像した最悪の状態がそこにはあった。
シーンと静まりかえる教室クラスのほぼ全員の人間がこっちを凝視し睨んでくるやつまでいる始末。
俺はろうをジト目で背後から見つめた。
こうなると思ったからだよ……。という視線を込めて。
ふと教室を見渡すと一人の男の子と視線があった。白っぽいようなうっすい水色ような髪の子だった。その子はすぐに下を向いてしまった。
「テンション低いっすね〜みんな」
その発言は教室中に響き渡った。そしてそこにいる人の大半がそう思った。
「「「お前が高すぎるんだよ(のよ)」」
教室を見ていると席順を移しているプロジェクターを発見した。もう目立つのは十分だと思いろうを自身の席へと誘導した。
ろうはちょっと変な空気になったことを反省しているのか考えているのか、静かに従ってくれた。すこし肩を落としていた気もするが一旦そっとしておこう。、自分も自分の席へと座った。
なんとさっき視線があった子の隣が俺の席だ。あの子はさっきから下を向いて考え込んでるようだった。
教室はシーンとはしているが、せっかく隣になったし、すこし声をかけることにした。
周りにあまり聞こえないように少し細工をしてね。そのまま行っても聞こえていなそうだったので少し肩を叩いてからこそっと話しかけた。
「ちょっといい?はじめまして。」
白っぽいようなうっすい水色ような髪の子はとてもびっくりした表情でこちらを向いてきた。しかし、視線が合うとまた下をむいてしまった。
だが勇気をだして声をかけてくれた。
「hっはじめ、まして、、」
「よかった。はじめまして。俺は乙黒うりむ。よろしく隣同士」
「はっはい!」
すこし大きな声を急に出したのでびっくりした。彼はやっぱり恥ずかしがって下をむいてしまったが。
「あのぅ、、」
彼がてを前にし縮こまりながら、とても緊張しながら言ってきた。
「ぼっb僕は、裏加 甘寧 (うらかあまね)っていいます、、 こっtこれからよろしく! おね、がいします」
「あぁよろしくなんて呼べばいいか? 俺はうりむでもなんでも読んでくれて構わない。」
「いぇいぇ b僕なんかなんてよんでも、、」
――――――――――――――
その瞬間僕の頭に声が響いた。7歳くらいの女の子だ。
(もう!あーちゃんはいつでもけんきょなんだから!ちょっとはゆうきもって!!)
薄いピンク髪の子だ。
僕も少しは、、一歩出さないと……
「あっっっっあまねでい、いですか……」
勇気をだした。
「わかった あまねだな。よろしく」
「よっろしくです!。」
――――――――――――――――
あまねからの反応は上々だ。 受け答えは緊張しているみたいだが上級クラスに入ってくる天才だ。並外れた力を秘めているのだろう。仲良くなっておくに損は無いだろう。仲良くなるのは最初の印象と踏み込み具合が今後の関係に響いてくる。ろうといすぎるのもだめだ。
予言も誰を標的にしているのか。この教室にいる人間なのか。教師や職員、大人なのか。それか、他のクラスの子たち。上級生もいる。少しずつ調査していくとするか。
そう考えているとまた教室に入ってくる扉の音がした。すると男が入ってきた。そいつは無言で前方にある教卓に立ち、俺達に言った。
「お前達おはよう。これからこの上級クラスの担当をする。教科は異能関係すべてだよろしく」




