〈8−2〉しんらい??
「すごいね」
「俺の話より、目の前の手について話すぞ。」
僕はうりむくんの目を見てコクりと頷いた。
「作戦はこうしようと思う。 俺が巨大うさぎの前に行って囮になる。 あまねには、決定打になるチャンスを発生させてほしい。」
「どうしたらいいの?」
「あの巨大うさぎはラミットという魔物を下にしてると思う。ラミットは動きがのろいが、パワーが魔物の中で1,2を争うほど強い。あと、単純に生命力も強い。だから簡単に言うとタンクのような役割になる。んなやつを倒すには、地道にダメージを入れ、生命力を削る方法か、その強大な生命力を超える一撃を与えるか何だけど。」
うりむくんが丁寧に説明してくれている。ちなみに目の前にいる巨大うさぎは一般的なうさぎの見た目をしているが本物の魔物、ラミットになると体は一般的なうさぎとは異なり、半透明の見た目をしている。
そして、僕は、聞いてみたくなった。
「うりむくんは、その、、言ってた強大な生命力を削るような一撃を打てるの??」
「あぁ打てるよ。」
びっくりはしたが、同時に疑問の増えた。
「じゃあその選択はしないの? うりむくんが囮にならなくていいんじゃない?」
うりむくんは頭を掻きながら少し口をへのじにしていった。
「あーその方法は森をえぐっちゃうほどの威力を出さないと行けないからちょっと厳しいな。 虎出は本来の目的はコイン探しだし、環境を壊すことじゃない、そんなことで減点させられたらそれこそめんどくさいしうざいし……」
「なるほど……」
そっか、今回は試験かもしれないってことか……。頭にそんなのなかったな、すごい!うりむくん。
「だから減点の危機のある方法じゃなくて、戦闘なれしてる俺を囮にしてうまく生命力を削れないかなってな」
「うりむくんの作戦に文句はつけないけど……うりむくんはそれでいいの?怪我する可能性があるんだよ!?」
うりむくんはびっくりしたのかすこし黙っちゃった。
「怪我なんて回復があるだろうし、大丈夫だよ。」
「うりむくんがいいならいいけど……まあ学園側も見殺しにはしないでしょ。」
「あっtあぁ」
この空気はだめだ。
詮索しないほうがいいやつだ。
「dで、僕は……何をすればいい?」
「あまねには俺を浮かして移動を補助してほしい。少しづつ削るなら移動し続けなちゃいけないからね。」
あまねは自分を浮かすことが中心で、他人を浮かしたことなど1,2回しかなかった。
しかし、なぜか行ける気がした。
「わかった、自身はないけど。」
「おぅ 任せるぞ体」
うりむくんはこっちを見てニコッと笑ってくれた。
「最初は俺があいつを引き寄せる。多分攻撃してくるから俺が合図したらあまねよろしくな。」
「うん!」
僕はしげみに身を隠しうりむくんは銃を両手に持ち巨大うさぎの方へと向かっていった。




