第十六話 古き道の先
苔に覆われた石畳は、森の奥へまっすぐ続いていた。
ところどころ土に埋もれ、木の根に持ち上げられている場所もある。けれど、偶然そこに石が並んだわけではないことだけは、少し歩けば嫌でも分かった。
幅もほとんど一定で、使われている石の大きさまで揃っている。
かつてここを、誰かが行き来していた。
それも、一人や二人ではない。
「……本当に道だったんだね」
「かなり古いもののようですが」
少し前を歩いていたフィオナが足元を確認しながら答える。
僕たちは先ほどの戦闘で傷を負っている。
応急処置はしたし、魔力回復薬も飲んだとはいえ、完全に元通りになったわけではない。
特に僕の脇腹は歩くたびに地味に痛んだ。
「痛みますか?」
「ちょっとだけ」
「先ほどから歩き方が変です」
「そんな分かりやすい?」
「分かります」
即答だった。
「戻ったら、きちんと診てもらってください」
「分かってるよ」
「本当に?」
「今日は疑われてばっかりだなあ」
「原因はカイル様にあると思います」
「悲しいな」
フィオナが小さく息を吐く。
いつものやり取りなのに、声は自然と小さくなっていた。
静かだからだ。
風が木々を揺らす音は聞こえる。
自分たちの足音もある。
それなのに、それ以外の気配がほとんどない。
鳥の鳴き声もなければ、小動物が草むらを走る音もしない。
魔物どころか、普通の生き物までこの一帯を避けているようだった。
「フィオナ」
「はい」
「精霊は?」
彼女は一度足を止め、目を閉じた。
しばらく待つ。
「……やはり、ほとんど感じません」
「さっきまでいたのに?」
「はい。完全にいないわけではありません。ただ、かなり少ないです」
「嫌がって逃げてる?」
「それとも少し違う気がします」
フィオナがゆっくり目を開ける。
「先ほどまでは、明確に奥へ行きたくないという反応でした。ですが、ここでは……」
「どう?」
「よく分かりません」
「フィオナでも?」
「はい」
珍しい。
森のことなら大体フィオナに聞けば答えが返ってくると思い始めていたから、彼女自身が困っているのを見ると余計に不安になる。
でも。
胸の奥にある感覚は、不思議なくらい落ち着いていた。
近づいている。
何に、とは言えない。
それでも石畳を進むたびに、その確信だけが強くなっていく。
「カイル様」
「ん?」
フィオナが僕を見ていた。
「また、あの感覚ですか?」
「顔に出てた?」
「少し」
「そっか」
誤魔化す意味もない。
「さっきより強い。この道で合ってる気がする」
「合っている……」
「まあ、何に対して正解なのかは分かんないけど」
「それが一番困りますね」
「僕もそう思う」
再び歩き出す。
石畳は少しずつ傾斜を上げていた。
最初は道しか見えなかったが、進むにつれて周囲にも人工物らしいものが現れ始める。
「あれ」
右手。
木々の間に、不自然に真っ直ぐなものが見えた。
近づいてみると、半分以上を苔に覆われた石柱だった。
上部は折れていて、元の高さは分からない。
「やっぱり何かあったんだね」
「ええ」
フィオナが柱へ近づく。
表面に手を触れようとして、一瞬止まった。
「どうしたの?」
「いえ……」
指先が石へ触れる。
苔の隙間。
そこに何か刻まれていた。
「文字?」
「……でしょうか」
僕も隣から覗き込む。
いくつかの線と曲線が組み合わさった、見たことのない記号。
「読める?」
「いいえ」
「僕も」
「かなり古い文字なのかもしれません」
「今度、詳しい人に見せたいな」
そう言ってから、少し考える。
「持って帰れないけど」
「石柱ですからね」
「拓本とか……」
「たくほん?」
「ああ、これじゃ分からないか」
聞き慣れない言葉だったらしい。
「紙を当てて、刻まれてる形をそのまま写し取る方法」
「そのような方法があるのですか?」
「うん。たぶんできると思う」
「なぜそのようなことをご存じなのですか?」
「昔、どこかで聞いたような……」
「どこで?」
「そこまでは覚えてないなあ」
フィオナがじっとこちらを見る。
「曖昧ですね」
「昔のことだしね」
別に珍しい知識でもないと思っていたけれど、こっちではそうでもないらしい。
今度紙を持ってきて試してみよう。
道をさらに進む。
石柱は一本だけではなかった。
二本。
三本。
ところどころ折れているものも含めれば、道の両側に一定間隔で並んでいたらしい。
さらに進むと、崩れた石壁まで見つかった。
木の根に押し倒されたもの。
ほとんど土に埋もれたもの。
何百年放置されているのか、それとももっと古いのか。
見当もつかない。
「町の人たちが知らないのも変だよね」
「この辺りまで来る人自体、ほとんどいなかったのでしょう」
「木こりの人も奥までは来ないって言ってたしね」
「それに、魔物も多いですから」
確かに。
昨日までなら、この辺りへ来ようとするだけで何体もの魔物と遭遇したかもしれない。
そして今日。
僕たちは逃げ出した魔物を追うように森の奥へ入り、あの竜と戦った。
それを越えた先に、この場所がある。
「……あいつ、ここを守ってたのかな」
「先ほどの竜ですか?」
「うん」
フィオナは少し考える。
「可能性はあります。ただ」
「ただ?」
「あの個体も、この先へ入っていた痕跡がありません」
「じゃあ、守ってたというより……」
「境界にいた、と考える方が自然かもしれません」
「境界」
嫌な言葉だ。
何と何の境界なのか。
考えても答えは出ない。
◇
石畳はさらに奥へ続いていた。
しばらく歩いたところで、フィオナが突然足を止める。
「どうしたの?」
「……」
「フィオナ?」
「すみません」
彼女は周囲を見回していた。
何かを探しているようにも見える。
「何かいる?」
「いえ。そうではなくて……」
珍しく言葉を選んでいる。
「変なことを言ってもよろしいですか?」
「僕もさっきから変なことしか言ってないし、どうぞ」
フィオナは少し迷ったあと、ゆっくり口を開いた。
「ここに来たことは、ないはずなのです」
「うん」
「少なくとも、私はこの森自体を知りません。故郷からも遠いですし、奴隷になった後もこの辺りへ来た記憶はありません」
そこまで言って、もう一度周囲を見る。
「それなのに……」
フィオナが胸元へ手を置いた。
「少し、懐かしい気がします」
「懐かしい?」
「はい」
「見覚えがあるとか?」
「いいえ。何一つありません」
石畳も。
石柱も。
この森も。
全部初めて見る。
そう言いながらも、フィオナの表情はどこか困っていた。
「ですが、なぜか……落ち着くのです」
「この場所が?」
「はい。不思議ですよね」
「いや」
僕は少し笑った。
「僕も似たようなこと言ってるから」
「カイル様は、呼ばれているような感覚でしたね」
「うん。でもフィオナは懐かしいんだ」
「そうみたいです」
しばらく二人で黙る。
答えは出ない。
それでも。
「じゃあ、行ってみよっか」
言うと、フィオナがこちらを見た。
「この先」
「……はい」
少しだけ表情が柔らかくなる。
「私も、気になります」
それで十分だった。
僕に付き合って進むんじゃない。
フィオナ自身も、この先を知りたいと思っている。
「ただし、警戒は続けましょう」
「もちろん」
「それから、傷が悪化したら言ってください」
「フィオナもね」
「はい」
今度は素直に返ってきた。
◇
さらに進むと、石畳の先に階段が現れた。
正確には、階段だったものだ。
木の根が何本も入り込み、石を押し上げている。
「すごい根だね」
「この森の木は長く生きているものが多いですから」
「ちょっとどいてもらおうかな」
地面へ手を向ける。
でも。
「……やめとこ」
「どうされました?」
「古いものだし、下手に動かしたら崩れそう」
これまでなら、邪魔な根を動かすくらい何も考えずにやっていたと思う。
でも遺跡そのものが根に支えられている可能性もある。
「横から行こう」
「賛成です」
階段の端を使い、ゆっくり上る。
傷のせいで少し面倒だったけれど、フィオナに手を貸されるほどではない。
たぶん。
「カイル様」
「大丈夫」
「まだ何も言っていません」
「顔で分かった」
「では、言いません」
「それはそれで怖いな」
階段を上り切る。
その先で、二人とも足を止めた。
「……これは」
大きな石の壁。
いや。
建物。
森の中に埋もれるようにして、巨大な石造りの構造物が残っていた。
正面部分の多くは木々と蔓に覆われ、ぱっと見ただけでは自然の岩壁と見分けがつかない。
けれど近くまで来れば分かる。
壁は明らかに人の手で加工されている。
左右には柱。
中央には大きな入口。
その上には何かの紋章らしき彫刻が残っていた。
「遺跡……かな」
「おそらく」
フィオナが周囲を見回す。
「かなり大きいですね」
「こんなの、町の近くにあったんだ」
近く、と言っても歩いて何時間もかかっているけれど。
それでも領地の中だ。
「誰が作ったんだろ」
「分かりません」
「いつ頃?」
「それも」
「何のため?」
「……私に聞かないでください」
「フィオナでも分かんないか」
「何でも知っているわけではありません」
「ちょっと期待してた」
「困ります」
入口へ近づく。
かつては扉があったらしい。
片側だけ、石の扉らしきものが崩れて地面へ倒れている。
もう片方は壁に寄りかかったままだ。
人一人どころか、数人が並んでも通れそうな隙間が開いている。
「入れそうだね」
「はい」
フィオナがヘラクレスを構え直した。
僕も剣を抜く。
「何かいたら?」
「すぐ外へ」
「了解」
中へ足を踏み入れる。
◇
外の光は、数歩進んだだけでほとんど届かなくなった。
「暗いな」
手元へ小さな光を作る。
白い光が周囲を照らした。
石の床。
壁。
天井。
思ったよりも内部は綺麗に残っている。
「崩れそうには見えないね」
「油断はしない方がよいでしょう」
「分かってる」
声が妙に響いた。
外以上に静かだ。
廊下の両側には、いくつか扉らしき跡がある。
中を覗いてみても、ほとんど何も残っていない。
石の台。
崩れた棚。
何に使ったのか分からない穴。
長い年月の中で、木や布のようなものはすべて失われてしまったのかもしれない。
「人が暮らしてた場所かな」
「分かりません。生活の場にしては……」
「変?」
「はい」
フィオナが壁へ近づく。
そこにはまた、あの読めない文字が刻まれていた。
ただ。
「これ、さっきのと違う?」
「何がですか?」
「文字の周り」
光を近づける。
線が伸びている。
最初は装飾だと思った。
でもよく見ると。
「枝?」
フィオナも顔を近づける。
「……植物を模したもののように見えますね」
細い枝。
葉。
そして、小さな花。
「ここ、植物と関係ある場所だったのかな」
「可能性はありそうです」
「僕向き?」
「何でもご自分に結びつけないでください」
「だって植物だよ?」
「森の中です」
「それ言われたら全部植物だ」
少しだけ笑う。
でも。
胸の感覚は、笑って流せるほど弱くなくなっていた。
廊下の奥。
明らかにそこから来ている。
「……こっち」
「分かるのですか?」
「なんとなく」
「またですか」
「またです」
フィオナは呆れるでもなく、僕の隣へ並んだ。
「では行きましょう」
「フィオナは?」
「私も、先ほどより強く感じます」
「懐かしい?」
「……はい」
声が少しだけ柔らかい。
怖がっている様子はない。
むしろ、本当にどこかへ帰ってきたみたいに見えた。
◇
遺跡の奥へ進むにつれて、植物を模した彫刻が増えていった。
壁を這う根。
枝。
葉。
花。
それらが複雑に絡み合い、一つの模様になっている。
「綺麗ですね」
「うん」
保存状態が悪い場所も多い。
それでも、作った人たちがかなり手間を掛けていたことは分かる。
「この花、何だろ」
壁の一部に、五枚の花弁を持つ小さな花がいくつも刻まれていた。
「フィオナ、知ってる?」
彼女は少しの間、彫刻を眺めたあと首を横に振った。
「……いいえ。見たことがありません」
「フィオナも?」
「はい。少なくとも、私の知る花ではありません」
「そっか」
僕も改めて花を見る。
どこか見覚えがあるような気はする。
けれど石に刻まれた簡素な形だけでは、はっきりとは分からない。
「カイル様は?」
「うーん……なんか見たことある気もするんだけど」
「どこで?」
「それが分かんないんだよね」
「また曖昧ですね」
「今日はそういう日なのかも」
さらに奥へ進むと、廊下が二つに分かれていた。
「どちらへ?」
聞かれて、迷わず右を指す。
「こっち」
「……本当に分かるのですね」
「僕も気持ち悪くなってきた」
「私も右だと思います」
「え?」
フィオナを見る。
「どうして?」
「分かりません」
「僕と同じじゃん」
「……そうですね」
二人で顔を見合わせ、少しだけ笑った。
笑っていい状況なのかは分からない。
でも、同じだったことが少し嬉しかった。
右へ進む。
そこから先は、他の場所よりもさらに状態がよかった。
天井も崩れていない。
壁の彫刻も比較的残っている。
そして、床にまで模様が刻まれていた。
「根……?」
巨大な根が広がっているような線が、廊下の奥へ向かって伸びている。
「道案内みたい」
「そう見えますね」
「じゃあ従ってみよう」
「すでに従っていますが」
「確かに」
根の模様を辿る。
胸の奥が熱い。
痛いわけじゃない。
ただ、どんどん近づいている。
そう感じる。
それと同時に、ふと夢のことを思い出した。
大きな木。
霧。
誰もいない場所。
枝いっぱいに咲く、ピンク色の花。
子供の頃から、ときどき見る夢。
最近は前よりも、その木との距離が近くなっている。
「カイル様?」
「……なんでもない」
「顔色が変わりました」
「本当に?」
「はい」
フィオナには誤魔化せない。
「夢を思い出してた」
「夢、ですか?」
「うん。子供の頃から、ときどき見るんだ」
「昔から?」
「そう。最近は前よりよく見るし、少しずつ近くなってる気もする」
「どのような夢なのですか?」
「大きな木が出てくるんだ。枝いっぱいにピンク色の花を咲かせた木で、霧の中に立ってる」
「……ピンク色の花を咲かせた木」
フィオナが少し考える。
「私は、そのような木を見たことがありません」
「だよね」
「この場所と関係が?」
「それが分かったら苦労しないんだけどね」
でも。
偶然だとは思えなくなってきていた。
◇
廊下の先に、大きな扉があった。
これまで見たものとは違い、ほとんど壊れていない。
「開くかな」
「慎重に」
「分かってる」
両手を掛ける。
押す。
「……重い」
「手伝います」
「お願い」
二人で力を込める。
最初は動かなかった。
もう一度。
少しずつ。
石が擦れる低い音が響く。
隙間が開く。
さらに押す。
ようやく人一人が通れる程度まで開いた。
「疲れた」
「戦闘の後ですから」
「腕が痛い」
「だから無理をしないでと」
「フィオナも押してたじゃん」
「私はカイル様ほど怪我をしていません」
「それはそう」
光を隙間から中へ向ける。
かなり広い。
「入る?」
僕が聞く。
フィオナは少しだけ中を見つめたあと、頷いた。
「はい」
先ほどよりも、その返事に迷いはなかった。
◇
部屋へ入った。
いや。
広間、と呼んだ方がいいかもしれない。
天井は高く、僕の灯りだけでは奥まで見通せない。
床には円形の模様が刻まれ、その周囲を何本もの根のような線が囲んでいる。
「何の部屋だろ」
「儀式場……でしょうか」
「それっぽい」
正面。
大きな壁がある。
そこだけ他と違った。
「……何か描いてある?」
光を向ける。
暗くてよく見えない。
近づく。
一歩。
胸の感覚が強くなる。
もう一歩。
「カイル様」
「うん」
フィオナも何かを感じているらしい。
正面の壁を見たまま動かない。
光を高く掲げる。
そこにあったのは、巨大な壁画だった。
下の方には、地面のような線。
そこから何本もの太い根が伸びている。
「……木?」
さらに光を上げる。
根が集まり、一つの太い幹になる。
壁いっぱいに描かれた巨大な幹。
そこから何本もの枝が左右へ伸びていた。
さらに上へ灯りを向ける。
「……」
手が止まった。
枝の先。
無数に描かれた小さな形。
花。
五枚の花弁。
一つや二つじゃない。
枝を覆い尽くすほどの花が、壁一面に咲いていた。
「カイル様……?」
フィオナの声が、遠く聞こえた。
知っている。
いや。
見覚えがあるなんてものじゃない。
何度も。
何度も。
子供の頃から夢の中で見てきた。
霧の向こうに立っていた、あの木。
幹の形も。
枝の広がりも。
そして、その花も。
同じだった。
「……桜」
言葉が、勝手に口からこぼれた。
「さくら……?」
フィオナが聞き慣れない言葉を確かめるように繰り返す。
「うん」
「この木を、桜というのですか?」
「……そう」
フィオナはもう一度壁画を見上げた。
「どういう木なのですか?」
「どういう……」
聞かれて、少し考える。
僕にとっては、説明するまでもないくらい当たり前に知っている木だった。
「暖かくなる頃に、枝いっぱいに淡いピンク色の花を咲かせるんだ。葉っぱより先に花が咲くものも多くて、満開になると木全体が花で覆われたみたいになる」
「木全体が……」
「うん。すごく綺麗なんだけど、花はそんなに長く残らない。しばらくすると、一斉に散る」
言葉にしているうちに、昔見た景色が頭のどこかに浮かんだ。
風に舞う花びら。
地面を覆う淡い色。
当たり前だったはずの光景。
「お詳しいのですね」
「……まあね」
「見たことがあるのですか?」
一瞬だけ答えに詰まった。
壁画を見る。
「夢では、何度も」
それだけ答える。
フィオナは少し不思議そうに僕を見ていたけれど、それ以上は聞かなかった。
そして再び、壁画の桜へ目を向ける。
「……懐かしい」
小さな声だった。
「フィオナも?」
「はい」
彼女は胸元へ手を当てながら、巨大な木を見上げている。
「私は、この木を知りません。桜という名前も、今初めて聞きました」
「うん」
「それなのに……」
少しだけ目を細める。
「先ほどより、ずっと懐かしい気がします」
その横顔は驚いているのに、どこか安心しているようにも見えた。
僕とは違う。
僕にあるのは、懐かしさよりも驚きだった。
夢の中にしかないはずのものが。
僕しか知らないと思っていた木が。
どうして。
こんな場所に描かれている。
「……なんで」
声が思ったより小さく出た。
もう一度、壁いっぱいに描かれた桜を見上げる。
「なんで、これがここにあるんだ」
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