28話 雑用ドラゴン
今回も来てくださりありがとうございます!
昨日はすみません。
執筆が間に合わず、投稿することが出来ませんでした。
これからも、時々こういったことがあるかもしれません。
ご了承ください。
では、楽しんでいってください。
大型種用の宿が見つかり、午後……。
俺はお花摘みをしていた。
隠語じゃないよ?
マジのお花摘みだ。
場所は町に隣接する大草原。
家畜の放牧などに利用されているそうだ……。
そんな大草原にポツンと屈んで地面と睨めっこする竜が1匹。
そう、俺だ。
冒険者初の仕事、薬草採集の真最中。
タンポポみたいな草を採っては籠へ、採っては籠へ。
なんでもこのタンポポの葉が一般的な塗り薬の材料になるんだと……。
薬にしてはリーズナブルな値段で誰でも買えるため、消費量が多く在庫不足になりやすい。
タンポポはレアな植物ではないが、前世のような便利な機械はなく採取も手作業。
只々めんどくさく、報酬も渋い。
なので、これ幸いと見習い冒険者に依頼が回される。
……つらいって!
カグチではないが……腰が!
因みにカグチは薬草採集と聞いた瞬間、逃亡、行方をくらましやがった。
あーあ、まだ籠の半分しか採れてない……町の門が閉まるまでに終わるかなぁ。
******
薬草採集を無事完了させた次の日……。
俺は住宅街の側溝の清掃作業に従事していた。
本当は毎日働くつもりはなかったんだけどね……。
食費がね……。
町には多種多様な料理があって、俺の涙腺は崩壊。
泣きながら屋台巡りをしていたら、稼いだ金がなくなっていた。
チッ! 竜は体がデカく沢山食べるからなぁ。
今はこのわがままボディが憎いぜ。
側溝に指を3本突っ込み、ガガガガガガッと汚れを削り取っていく。
脳筋戦法だが……これでいい。
頑丈な鱗で傷は負わないし、手が汚れるなんて慣れっこだ。
だって里では生肉食ってたんだぜ? 今更だろ。
朝から始め、昼頃には清掃が完了した。
「ふぃー、綺麗になると気持ちがいいぜ!」
そんな事を思っていると……。
「あらまぁ! 内に目の前の側溝がこんなに綺麗に……。掃除してくれたのはあなたかしら?」
人間の老婆が話しかけて来た。
「はい、そうです」
「ありがとねぇ……雨水がちゃんと流れてくれなくて困ってたのよ」
それから老婆との他愛もない世間話に花を咲かせ……。
「竜の悪い噂はよく聞くけど……眉唾物だったみたいねぇ」
「ハハハ、俺は竜の中でも異端児ですから」
「そうなのねぇ……。あ、そうだちょっと待っててちょうだい」
そう言って近くの家に入っていく老婆。
たんぶんあそこが家なんだろう。
数分後、バケットを抱えて出て来た。
「はい、お掃除頑張ってくれたお礼ね」
そう言って差し出されるバケット。
中にはリンゴのようなフルーツが入っていた。
「1人じゃ食べきれなくてねぇ……。良かったら持っていってちょうだい」
どんなフルーツか分からんが……厚意に甘えさせてもらおう。
「ありがとうがざいます!」
「よかったら、また来てちょうだいね」
「はい、ではまた」
ふふふ、嬉しいなぁ。
こういうのがあると、面倒くさい仕事もやってよかったなって思える。
そのまま帰路に着いた。
フルーツに関しては宿でぬるっと湧いてきたカグチと一緒に美味しく頂きました。
甘くて美味しかったです。
******
「おーい、こっち荷物積み終わったぞ! 運んでくれぇ!」
「ウェーイ」
今回は荷物運び。
この町でとれた魔物の素材なんかが入った箱を輸出用の台車に運んでいく。
今回の依頼は俺以外にも獣人族が数名いた。
始めは怖がられたが……一緒に仕事をしたり、依頼側が提供してくれた飯を一緒に食えばもう友達。
談笑しながら日が暮れるまで荷物を運び続けた。
とても有意義な一日だったと思う。
そんなこんなで見習い冒険者生活は続いていった。
はい、見習い冒険者の生活を書いてみました。
ちょっと少し展開がはやすぎるような気がしないでもない……。
誤字、脱字報告、アドバイス等よろしくお願いします。




