29話 Test!
今回も来てくださりありがとうございます!
すみません。
最近忙しくて執筆時間がとれませんでした。
時間がかかってでも投稿は継続していきたいと思います。
よろしくお願いします。
「1ヵ月お疲れ様でした!」
「?」
今日も今日とて雑用の依頼を受けようとギルドに行くと受付嬢からそんな事を言われた。
なんかあったっけ?
「ドラド様が冒険者登録をして今日で1ヵ月、研修期間は終了です」
「ああ、そんなこと言ってたね」
雑用依頼が日々の習慣になってたから忘れてたわ。
何事も続けてみると面白いものでね……何だかんだ楽しくやってましたよ。
「仕事への対応や人柄の良さで、依頼人からの評価も高いんですよ?」
「ほほう、嬉しい限りだな」
どうやら俺のドラゴンコミュニケーションが高評価なご様子。
前世、伊達に社畜やってなかったという事か。
「じゃあ、今日からDランク冒険者になれるってことでOK?」
「いえ、試験に合格したらです」
「え、試験? 聞いてないんだが……」
「ええ、言ってませんから」(ニコッ)
「「「Dランクの登竜門抜き打ち試験! 頑張ってくれ!」」」(ザワザワ)
その場にいた先輩冒険者たちが一斉に声を上げる。
どうやら、このギルドの伝統らしい……。
なら答えは1つ……。
「やってやろうじゃねぇか!」
「頑張ってくださいね」(ニコッ)
「ダーハハハハハッ! 流石だのぉ!」
「良いガッツだ!」
「うむ!」
「竜の力俺らに見せてくれよぉ!」
「ヒュー! ヒュー!」
ホールが歓声に包まれる。
「では……試験の内容は?」
まさか筆記試験とかはないよな?
「ゴブリンの討伐依頼です」
出たー! 冒険者の定番ゴブリン退治!
「時間は今から1時間後、町の門前に集合してください」
「え、急すぎない?」
「抜き打ちですからね。カグチ様から今日は予定を空けておくよう言われませんでしたか?」
確かに……朝からギルドに行くことと、今日は予定を空けておくこと言われたわ。
後でカグチく~んとは”お話”しなければなるまいて。
「依頼内容は森で急増しているゴブリンの調査、または討伐です。1時間で準備を整え集合してください。尚、Bランク冒険者のヴァルカン様が試験官として同伴しますのでご了承ください。詳しい事はこの用紙に書かれています」
「分かりました」
えーと用紙によると……結構遠いな。
これは野営も視野に入れねぇとな。
試験官の分は用意しなくて結構っと。
にしても試験官か……。
Bランクのヴァルカンって左目に傷がある厳つい狼獣人だろ。
1回酒場で奢ってもらった事があるから初対面ではないとはいえ……。
気合入れて掛からねばなるまい。
その後、歓声を浴びながらギルドを後にした。
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干し肉よし! パンよし! 鍋よし! 塩よし! 傷薬よし! 魔力回復ポーション(低級)よし!
サバイバルナイフよし! 大枚はたいて買った火起こし魔道具よし! 麻袋よし! リュックよし!
では行こう!
カグチに教えてもらった雑貨屋で足りない道具を買い足し準備をし、カグチの激励を背に宿を出る。
集合場所には受付嬢と狼獣人。
あんだけ騒いでた先輩たちは誰1人としていなかった。
たぶん……他の見習いに試験の事がバレるのを危惧してだろう。
なんと狡猾な。
「今日、試験を受けるドラドです。よろしくお願いします」
一応、先輩なので挨拶を……。
「Bランク冒険者のヴォルガンだ。よろしく、今回は試験官として同行させて貰う」
ヴァルカンは冒険者にしては珍しく真面目でクールだ。
初対面ではない俺にも自己紹介をするし、なんていうのかな……キッチリしている。
敬語を使えば社畜としてやっていけるのではなかろうか?
「揃いましたね。準備はいいですか?」
「私はいつでも出発できます」
「俺も準備万端です」
「では、試験開始です! いってらっしゃいませ! ご武運をお祈りしています!」
受付嬢にそう言われて送り出される。
俺の試験が始まったのだった。
尚、道中の行動も評価基準に入る模様……どうすりゃあいいんだよ。
どうでしたかね?
最近出番が少ないカグチさん……。
裏ではちゃんとドラドをサポートしています。
おすすめの店とか町や冒険者についてを教えたり……。
誤字、脱字報告、アドバイス等よろしくお願いします。




