24話 教えてカグチ先生!
今回も来てくださりありがとうございます!
今回の話は少しわかりにくい部分があるかも? 分からないことがあったら教えてください。
では楽しんでいってください。
ズシンッ! ズシンッ! ズシンッ!
桟橋から延びている獣道? をひたすら歩く。
カグチ曰く、この道に沿って歩いて2日くらいで獣人の町が見えて来るらしい。
結構距離がありますねぇ!
「この先の獣人村ってどんな所なん?」
カグチに聞く。
どんな村か知らなければ、身の振り方も分からない。
「言うなれば、強者が集まる村……いや町じゃな」
なんか非常に物騒だな。
……こんな辺境の土地に強者が集まって来るねん。
「お主は分かっていなさそうじゃが……この森って結構危険度高いんじゃぞ?」
「え、そうなの!?」
「はぁ~、1から説明するかのぉ」
そこからカグチ先生の講義が始まった。
一番驚いたのは俺と世間のランクの認識のずれだった。
Cランクが一流と呼ばれているらしい。
Bランクは町に数人で、Aランクは大きな都市に数人、Sランクは国の守護者、SSランク今はいない。
とのこと。
Cランクの魔物がポコポコいて、Bランク魔物もそれなりにいるこの森は相当な危険地帯だって。
そして、竜の里がある山脈は魔境と呼ばれているらしい。
なんでもAランクやSランク魔物が沢山住み着いてるとのこと。
……成竜時にはいなかったけどなぁ?
で、こんな危険な森に面している村には力試しにと色んな種族の強者が集まってきて、今は町と呼んでも差し支えないほど大きくなっていると。
強者は森の魔物を狩り素材を町に売る、町は買い取った素材を輸出し収入を得る……といったサイクルが出来ていて強さに重きを置かれている町だと。
色んな種族に合わせて町も増築されたので俺のサイズでも生活できる。
そして、強さを見せれば受け入れてもらえると……なんとも武闘派な町だねぇ。
「理解、理解。じゃあさ、竜のイメージとかはどうなのよ? 俺狩られない?」
昔、古竜が賢王ごと国をブッチしたってやつ。
「イメージに関しては、儂らのように森の深くに住んでる連中は兎も角、大抵の奴らは竜なんて見たことがない。言うなれば竜のイメージだけが独り歩きしている状態なんじゃ」
その有名な話が受け継がれているだけで、竜なんて滅多に見られない存在だと。
……。
それもそうか。
俺の同期が30とちょっと、世界中に里があるとしても余りにも個体数が少なすぎる。
そして100年に1度。
そりゃあ見たことねぇ奴が多いわけだ。
「ま、世間一般のイメージはあながち間違ってはないが……人々はそれを知らんからのぉ。お主のイメージに塗り替えてやればよいのじゃ。それに儂もいるしな」
とのことだ。
なんとも頼もしい……おんぶされてなければ。
「もう1つ、俺の素材目当てで襲われる可能性は? 竜の素材って高価なんだろ?」
血がエリクサーの材料になるとか古竜のおっちゃん言ってたし……。
「竜の素材は、その竜がどれぐらい生きていたかで価値が変わるんじゃ。お主のような若い竜の素材はあまり価値がないから安心せい!」
悲報、俺の体そんなに価値がなかったもよう……。
嬉しいような嬉しくないような……なんとも複雑な気持ちだ。
まぁ、それは兎も角。
カグチの話だと町ではフレンドリーに振舞えってことだよな。
じゃあ……。
「いつも通りにしとけばいいってことだな!」
気さくでフレンドリーな俺には杞憂な心配だったってことか。
「……竜のイメージが『変態』に塗り替わる日もそう遠くないかもしれんのぉ」
「変態じゃねぇし、竜の中じゃ変わり者なだけだし」
いつも半裸のカグチの方が変態なんじゃねぇのか?
「じゃあ、変人……いや、変竜じゃな。お主は」
「なんだよ変竜ってかっこわりぃなあ。」
「こぼれ話」
竜の里では成竜式前日に古竜や親竜総出で山脈に住み着く強い魔物たちに『旅立ったばかりの子竜たちは襲わないように』と”お話合い”をしてました。




