21話 すいませんした!
今回も見ていただきありがとうございます!
お知らせです。
明日は投稿をお休みさせていただきます。
少し今後の展開で迷っている事があるので……。
ご理解ください。
では楽しんでいってください。
最近はもっぱら魚。
流石に肉が恋しくなったということで、今日は狩りをしようって事になった。
上空からの索敵で運よくフォレストベアを見つけることが出来た。
俺が魔法でちょちょいのちょいと狩ろうかと思っていたのだが……カグチが待ったをかけてきた。
『今回は儂にやらせてほしい』とのこと。
どうやら俺に戦えるのか疑われたことを根に持っているらしい。
『度肝を抜かしてやるわい!』だってよ。
俺たちは今、フォレストベアから目算100m以上離れた茂みの中にいる。
ここから弓矢が届くのか甚だ疑問だが……そこはまぁ、信じようと思う。
カグチが大弓に矢をつがえる。
矢とは言ったものの鬼族が扱う矢だ……一般のよりクソデカい。
槍と言った方がしっくりくるんじゃないかってレベルだ。
そんなデカい矢をつがえ、弓を弾き絞っていく。
全身の筋肉が隆起し、弓からキリキリと音がなる。
弓を射る瞬間なんて近くで見たことなかったが……。
スゲー迫力だな。
なんつーか普段のカグチと雰囲気が違う。
うん? この感じ……魔力か。
弓を弾き絞り終わったカグチが矢に纏わすように魔力を込め始めた。
「後火」
どうやら魔法を発動するようだが……なにも起こらない。
ただ魔力を込めただけなのか……矢の強度が少し上がる程度だぞ?
そして……。
バシュッ!
そんな音とともに凄まじい速度で矢が放たれる。
竜の動体視力でも追うのがやっとだ!
寸分たがわずフォレストベアの右目に到達する寸前……。
矢から爆炎が上がり火矢へと変わった!
「は?」
俺は驚きの声を上げた。
一度手放した物体から魔法を発動させるなんて不可能だ。
じゃあ、どうして矢から火が?
こんな現象を可能にするには……予め矢に細工しておかないと……。
……。
……。
……。
まさか……時間差で効果が表れる魔法?
里で学んだ知識から、そんな結果を導き出した。
そんな事を考えていると……。
ガアアアアア!
フォレストベアの悲鳴が……。
見ると火矢が中ほどまで右目に突き刺さっていた。
フォレストベアはCランク。
右目に矢が深く突き刺さったぐらいじゃ死なない。
余裕で反撃してくるほどだ。
そして時間が経てば傷も再生する。
そんなフォレストベアが……体内から爆炎で焼かれ、頭部が黒焦げになる。
そして力なく倒れ込んだ。
「ふふん! どうじゃ儂の実力は?」
勝ち誇った顔をして俺に聞いてくる。
とてもムカつくが……。
「マジでスゲーな……。正直舐めてた……疑ってすまなかった」
これは正直脱帽ですわ。
まさか……ここまでだとは。
「分かればいいんじゃ、分かれば」
そう言いながら残身を解かず、警戒しながらフォレストベアのほうに向かうカグチ。
その姿は長年森の中で生きて来た狩人のそれだった。
「ふむ、息絶えておるのぉ」
フォレストベアを確認し、カグチが呟く。
「感謝を……」
「お主の命、儂らがありがたく頂かせてもらう」
各々感謝の言葉を述べる。
やっぱり気持ちって大事だよね。
「よし、ドラドよ! 運ぶの手伝え! 今日は儂の得意料理を振舞ってやるわい!」
「ほう、俺の舌を唸らせることは出来るかな?」
「塩でトぶ舌に言われてものぉ」
「それを言うのは反則だぜ!」
「ダーハハハハハッ!」
「ギャハハハハハッ!」
帰りの道中。
「そういえば、フォレストベアを仕留めた魔法ってなんなんだ? 途中から発火したように見えたが……」
「ああ、あれか。あれはのぉ、時間差で効果が出る魔法じゃ」
どうやら俺の予想は当たっていたらしい。
「火魔法は森の中との相性が悪くてのぉ。火を使ったら獲物に気付かれて逃げられてしまう……だから儂はこの魔法を生み出したのじゃ。矢が到達する時間を予測し、その少し手前で効果が表れるように組み込む……初めは上手くいかなかったが、長年の森での修練の結果なんとか物にすることが出来たのじゃよ」
ほえー、住む環境に合わせて魔法を改良したのか。
「スゲーな! 今度俺にもコツ教えてくれよ!」
是非とも物にしたい。
里だと力こそパワー!
火力こそ全て!
な感じだったからな。
「勿論、いいとも! その代わりお主の前世の話をもっと聞かせて貰おうかのぉ」
「はは、相変わらずだねぇ」
そんな談笑をしながら帰路に着くのだった。
はい、どうでしたかね?
久しぶりの戦闘描写、更に遠距離から……うまく書けた気がしない。
何か分かりにくいことなどがあれば知らせてくれるとありがたいです。
誤字、脱字報告、アドバイス等よろしくお願いします。




