20話 俺たち友達イエーイ!
今回も来てくださりありがとうございます!
今回の話は少し下品……かな?
バカとバカが合わさり更なるバカへと昇華する。
「地竜のドラド!」
「炎鬼のカグチ!」
ガシッ!
肩を組み合う。
まぁ体格差があるからカグチは俺の背中で組んでいるが……。
「「ワン、ツー、 俺たち友達! イェイ! イェ! イエーイ!」」
息を合わせた大ジャンプ。
からの……。
ドスンと着地。
「「ピース!」」
ポーズを取りながら笑顔でピース!
「決まったぁ!」
「決まったのぉ!」
上手くポーズを取り決め顔もした……が。
「ブフッ!」
「プッ!」
俺が吹き出してしまい、カグチも釣られて吹き出す。
「ギャハハハハハハハハハハハハッ!」
「ダーハハハハハハハハハハハハッ!」
2人して大笑い。
いい年して地面をのたうち回りながら笑う変質者2名が爆誕した。
互いの心中をぶちまけたあの日から数日……。
俺たちは加速度的に仲が良くなった。
男……いや、俺やカグチはとても単純な生き物だったらしい。
下ネタを振るだけで話題は尽きず、性癖の事になれば1日中語らうことが出来る。
性格も似たもの同士。
時々、俺の奇行で引かれることはあるものの、どちらも竜生(鬼生)エンジョイ勢。
そんな2人仲良くならないわけがなく……。
俺たちは親友となったのだ!
「ここは……もっとこうしてとっ」
ある日の昼時、日課の銅像作りに励む。
銅像作りは結構魔力操作の鍛錬にもなるのでチマチマと続けていた。
今日は俺好みのきゃわいい女の子を作ろうと思う。
まず形から。
俺は高身長スレンダーが好みなので170cm程度地面を隆起させる。
そこから少しずつ変形させて大まかな形を作っていく。
形が出来たら細かい部分だ。
ここが1番難しい。
少しでもずれると仕上がりが変わってしまう。
とても繊細な作業なのだ。
「ふーっ。まぁ、こんなもんか」
粗方できた。
毎日続けているだけあってかなりのクオリティ。
眼福だ。
「おう、またやってんのか銅像作り?」
寝転がっていたカグチがムクリと起き上がり、話しかけてくる。
「おうよ! 見ろこの銅像、可愛いだろ?」
「ふむ……儂はもう少しガッシリして、筋肉質な方が好みだのぉ」
「フムフム……こうか?」
銅像の形を変え、もう少し筋肉を付ける。
「そうそう、実にいいのぉ。どうじゃアリだと思わんか?」
スレンダーではないが、また違った良さがある……。
「アリだな」
「だろう?」
「ギャハハハハハハハッ!」
「ダーハハハハハハハッ!」
2人して大笑い。
「はー本当にこの銅像、死んじまった婆さんにそっくりだわい」
「……」
コイツどした?
いきなり重たい話出してくるじゃん。
流石に気まずくなり、話を逸らそうとすると……。
「出会った時の婆さん可愛かったなぁ。旅の途中あの村で出会ってのぉ。可愛すぎて一目ぼれだったわい。ムフフ」
ただの惚気話でした。
「けっ! 重たい話かと思ってフォローしてやろうと思ったら……惚気話かよ! 心配して損したぜ」
「ダーハハハハハッ! 嫉妬しておるのか? 儂の甘い青春に!」
「クソが! 俺だって……」
自分から作ってないだけだし……。
作ろうと思えば彼女の1人や2人ぐらい……簡単だ、多分、きっと、メイビー。
「……そういえば、気になっておったのじゃが。お主、前世は人間で今世は竜じゃろう?」
「そうだぞ」
「その……恋愛対象ってどっちになるんじゃ? 人間かのぉ? それとも竜?」
そんな事を聞いて来た。
フハッ遂にこの話に踏み込んできたか。
良いだろう、教えてやろう!
「前世人間だから人間はストライクゾーンに入るぞ、ケモ耳とか角とか生えてても良し! 人型ならな!」
「ほう、鬼族、魔族、獣人なんかも入ってくると……」
「だが! 今の俺は竜だ。竜も勿論ストライクゾーンだぜ!」
「ほほう、まさかどちらもとはのぉ。凄まじく広いストライクゾーンじゃのぉ」
それほどでもないがな。
「ちなみにどんな竜が可愛いとかあるのかのぉ?」
ムム、それもそうだな……。
俺の好みはねぇ……。
「やっぱ、角が綺麗な竜かなぁ。」
ドラゴンは環境によって様々な姿に適応していくが、唯一変わらない所がある。
それが角だ。
どんな姿であろうと竜の角が生えていれば竜。
角は竜の象徴。
それに角は魔法を行使する上での最重要機関。
弱点ともなりうる。
角が破壊されれば再生するまで、魔法がうまく行使できなくなってしまうのだ。
「角以外だと……。やっぱり、シュッとしたスリムな体系がいいかな」
「竜のスリムねぇ。儂にはよう違いが分からんのぉ」
そんな話が続いていき、気が付いたら夜になっていた。
僕はこういう仲間同士でのバカ騒ぎが大好きで、こういったノリで話が進行していくと思います。
まぁ、多少真面目な展開もある……かも?
こういった展開は好みが別れるとは思いますが、好きな方はこれからも楽しんで読んでくださると幸いです。
誤字、脱字報告、アドバイス等よろしくお願いします。




