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俺は平和に嫌われている。  作者: ササミ


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5月 学校生活1

がっはっはっはっは!とやかましい笑い声が聞こえる。いつものようにトムを連れてサッカーをやっているのだろう。



昼休み、お昼ご飯に牛乳を買って飲んでいた時、ドタドタと大きな足音を立てて階段を下っていく音が聞こえたのだ。ちなみに、お昼に牛乳なのは、俺が極度に少食だからだ。流石に、母が心配するため、食べないと言うことはないのだが、コンビニにあるパンの半分くらいで満腹なため、そんなに食えない。ああ、だから俺や母さんが作っているのは基本的には月の分だけだな。そこの説明を読者にするのを忘れていた。なるべく説明をしないように気をつけたいものだ。あまり、次元の壁を越えすぎると、怒られてしまうから、なるべく読者という言葉を使わないで説明することに努めよう。


さて、それで、だ。雷麦はお弁当を食べ終わるといつもサッカーボールを持ってグラウンドに向かう。中学校の昼休みの時間になぜそんなに思いっきり遊べるのかは疑問だが、雷麦は食べるのが早いからだろう。トムも早い方だから、雷麦についていけているのだろう。雷麦は割と四六時中笑っている。笑い声が、校内に響くほどだからよほどだ。一度注意をされたのだが、雷麦の声で元気をもらっている人間が圧倒的に多かったために、高校受験とか控えていてストレスが溜まっている受験生がいる時にはあまり大きな声を出すなよと言う感じに収まった。俺も雷麦のその元気さは美徳だと思っているから、ぜひとまでは言えないが、続けて欲しいものだ。是非とは言えないが。


そんなわけで、雷麦チーム対トムチームで基本的に試合が進んでいる。このトム、雷麦に憧れて必死に特訓した結果、10メートルまで跳ぶことができるようになった。………もう一度言う。特訓したら10メートル跳べるようになった。ちゃんと目は正常だから安心して欲しい。俺も訳がわからん。雷麦がサッカーコート真ん中から放ったボールで、ゴールポールを歪めたのを見て感動して特訓したらしいのだが、この2人がおかしいだけだ。普通の人は2メートルも跳べないし、蹴ったサッカーボールでゴールポールを歪ませたり、アニメみたいに人を吹っ飛ばしたりなんてできない。雷麦はゴールに蹴ったり、全力で蹴ったりするのが禁止で、トムは、飛んだり跳ねたりするのが全面的に禁止だ。、、、当たり前か。危険だしな。


そんなわけで、雷麦とトムと若干数名で遊んでいるのを見守るのが最近の趣味だ。いつもなら、教室でぼうっとしながら見ているのだが、今回は屋上からだった。なぜか?それは至極単純。月と一緒にお弁当を食べているからだ。


月「お兄ってやっぱ全然食べないよね。」

龍之介「そうか?これでも満腹ってくらいなんだが。」

月「それじゃ全然足りないよ!私のお弁当の卵焼き分けてあげるから。食べて。」

箸で差し出された。

龍之介「はぁっ、仕方ないな。」

箸で差し出されたそれを食べる。母さんのはうまいな。俺にはとても真似できそうにない。

自分で作ったものを食べてそう感じてしまった。


俺は妹には甘いと自覚している。だが、それを悪いとは思っていない。別に卵焼きを食べたところで、何か異常があるわけでもなく………俺が作ったものだから当たり前か。そんなわけだから、差し出されたら食べるのだが、少し前に、教室近くで箸で渡された時は、砂糖に群がる蟻の如く人の目線が集まっていた。だから、気にするなと言うのは無理な話だし、こんなことをされた時には男子どもの殺気と、男子どもをを見た女子たちの冷ややかな視線による、壮絶な戦いが起こったため、月が、流石に気持ち悪いと感じたらしく、別の場所に移ったと言うわけだ。俺たちにとっては割と普通のことだったが、兄弟であることを明かしてなかったのが原因だと思われる。


余談だが、月の人気は凄まじく、どうしても手に入れたいという歪んだ思考を持ち続けたゆえに、ストーカーをするものが後をたたず、この1ヶ月で、学校内で、男子3名、女子1名がそれが原因で、警察のお世話になっている。学校外では、小さい頃は多かったのだが、地域の人たちによる協力もとい、集団リンチによって、犯罪者はめっきり減った。それでも一年に1人はそんなことをする人が出てくるのが、月の人気がどれほど高いかわかるだろう。それと、月が別の場所に移動した本当の理由は、毎度毎度他の人に見られて、恥ずかしかったからと後で月がそう話していた。


そんな俺だが、食にこだわりがないわけじゃない。食の大事さは知っているし、食べれるうちに食べておこうと言う考えは大事だ。ただ、そうなると野菜生活とかそう言う飲み物にすればとなるのに、牛乳を選んでいる理由は、あれだけで結構腹に溜まるからだ。野菜生活一本で一日過ごせてしまうから、自重している。1日に必要な栄養で1日を暮らせているとはいえ、それは野菜限定の話であって、穀物やタンパク質などが取れるわけではないため、結局のところ次の日には別のものを食べなければならないのだ。なんとも面倒な体をしているものだ。しかも、一度に詰め込むと、数日は食べれなくなる。牛乳もかなり腹に溜まる部類だが、どうにも飽きるまでは美味しく感じてしまうから、割と重宝している。満腹状態で無理やり食べ物を流し込みたい時とかにも。そうして、栄養面を考えた結果、焼きそばパンが良いのでは?という結論に達することになる。でも、やはり好みで選ぶため、塩パンとか、カレーパン、たまに選ぶ甘いものだと、あんぱんとかを食べてしまう。


しばらく時間が経ち、月はお弁当を食べ終わり、お弁当を布で包んで鞄の中に入れた。


月「ごちそうさまでした。今日もお兄のお弁当美味しかったよ。」

龍之介「お粗末さま。今日はお前の苦手なもん入ってなかったしな。」

月「うっ……だってぇ〜。人参さんは苦いんだもん。」

人参にさんづけするところが、月らしい。そんなことを思っていると、チャイムが鳴った。


月「そろそろ準備してくる。」

龍之介「帰ったら弁当水につけるの忘れるなよ。」

月「善処する(`・ω・´)」

あれだけで、汚れの落ち方がかなり変わる。


月「あ、あとお兄授業はちゃんと出てね!出席しないと卒業できないかもよ!」

龍之介「善処する。」

月と同じ言い方をする。月には複雑そうな顔をされた。


月「クラスで嫌なことあった?」

龍之介「うんや、なんもねえよ。」

なんとも察しのいい妹である。どこでそれを察せられたかは知らないが、むすっとしている。

月「何かあったら私に言って!お兄のためなら私頑張るから!」

龍之介「はいはい。なんともねえって。」

月は本当にできてしまうところがすごいところだ。俺には到底真似できねえ。

いやーなんというか。今年は忙しい年だからあまり投稿できない気がするんだけど、なるべく頑張りたいと思います。鈴木のが作者のちょっとした生活の豆知識紹介コーナーみたいになっているが、まあたまたまだ。

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