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俺は平和に嫌われている。  作者: ササミ


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4月 学校生活2

ヒソヒソと噂をしているのであろう。女子生徒たちが俺をみて指さしてコソコソと話している。大抵、俺に来るのは目つきが悪いだのなんだのって話だ。だが、今回はどちらかというと、なぜこいつがこんな子と一緒に。だろう。そう思っても口にしない。睨んでみても意味はない。無視が一番いいのだ。月は流石にこの視線の多さには慣れていないのか少し俺の後ろに隠れた。


雷麦「お!トムがいるじゃねえか!おーい!トーーーーム!!」


トムと呼ばれた男は雷麦に唯一同じくらいのテンションで話せる外国人だ。なんか趣味をやりたいから日本に来たという行動力が高い人間でもある。ちなみに二年生でサッカー部だ。


トム「おぅ!ライムギサーーーン!!」


トムはトムでテンションがすごく高い。やはり元から外国の明るい雰囲気というのもあるのかもしれないが、それでも雷麦に同じテンションで話せるのはトムぐらいだ。結構流暢に話せるはずなのに、似非日本語みたいになるのはよく噛むから、らしい。


トム「ヒッサシブリですね〜!!!元気にしてマシたか??!!」

雷麦「ガハハハハッ!!!トムも元気そうじゃねえか!!!!俺は元気だぜ?なんてったって!!!」

一泊をおく。

雷麦「サッカー部のぉぉぉ!!!エーーーーース!!!だからだ!!!」


やかましいことこの上ないし、!も多いが、確かにこいつはエースではある。


トム「ワーーオ!?!?さすがライムギサンはエネルギッシュッッ!!僕もミナライたいですね〜!!!」

十分だと思う。

月「えっと、、、この人は、、、?」


流石のコミュ力最強も、ここまでのテンションにはついていけなかったのだろう。困惑が見てとれるが、それでも話しかけるために行動しようとするところは流石だ。


龍之介「トムだ。俺たちの後輩で、お前の先輩だ。」

トム「オヤヤヤヤ!!アンビリーバブル!!可愛らしいですネェ!!!気付かずに会話してしまってゴメンナサイですッ!!!僕はトム・ノーラとモウシマス!!ノーラは光を意味するノラから来てるそうです!!今後とも仲良くシテいきまショウね!!」


トムは家にあげたことがなかったな、、、。今度雷麦と一緒に俺の家に遊びに行くとするか。


月「自己紹介ありがとうございます。私は鈴木ユエと言います。月と書いてユエです。学校では至らないこともあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いしますね!トム先輩。」

月はいい子だな。俺にその丁寧さを送って欲しいものだが、兄弟だから遠慮がないんだろうな、、。


トム「オォウ、、、!!!なんというミステリアスな光景!!まるで絵画の世界から飛び出したかのよう!!グレイッッット!!」


キーンコーンカーンコーン


チャイムがなる。この学校は歴史ある学校で始まるのがこの学校なのだが、端的に言えば、建てられてから長いからだいぶ遅れている。チャイムだって、近隣に鳴り響くこのチャイムを使っているし、建物も木製であちこち軋んでいる。だけれど一応建物の基準は守っているらしい。


雷麦「あ、やべえぞトム!朝の時間まで10分を切ったぞ!」

トム「急ぎまショウ!では鈴木さんガタ!またオアイしましょう!!」


急いでさっていくトムたち。トムと雷麦が去ったのを皮切りに、俺を押し退けて月のところに人だかりができた。窓を開けて月を一目みようと教室は窓側に人がごった返している感じで、進めそうにない。月が出てくるのには時間がかかりそうだったので、俺は一足先に教室にいくことにした。


靴入れにつき、靴を開けると、いつもの見慣れた光景、大量のゴミと靴の中に画鋲が入れられていた。それを地面に払って、ゴミ箱に捨てる。画鋲は取ってあとで先生に届ける。いつもの光景だ。靴箱の近くにはこれをやったであろう元凶の男子生徒数名がこっちを見て笑っている。不快な光景だ。


階段を登り、廊下を歩いていると、急に足を伸ばされた。特に引っかかってやる義理もないので、避けると、その柔道部の生徒がいちゃもんつけ出した。


柔道部A「おい!何避けてんだよ!インキャは大人しくすっ転んどけ!」

俺の胸ぐらを掴み持ち上げる。この光景を雷麦が見たらただじゃ置かないんだろうなと考えつつも、雷麦は1組だが、俺は5組で、その道中だ。流石の雷麦も、クラス内で会話している中で、廊下で俺が胸ぐら掴まれてるのに気づくはずがない。柔道部のそいつは俺の腹を1発殴って、地面に放り投げた。


龍之介「ぐっ、、、。」

えずいてしまいながらも反撃はしない。反撃しても意味がないからだ。


柔道部A「あの子は俺が狙ってるんだ。手ェ出したら承知しねえぞ?」

俺を脅すように凄む。生憎だが、

龍之介「月は俺の妹だ。」


そうしたらさっきの雰囲気が嘘みたいに霧散した。


柔道部A「なーんだ。お前の妹だったのか〜だったら今度俺を紹介しろよ。」

力を込めて肩を組んで、俺に圧をかけている。顔が少し歪むくらい痛い。

柔道部の奴らは俺をいびって満足したのか去っていった。


教室の廊下を開けると、いつも通りに教室がしんと静まりかえる。そして、俺を指刺してコソコソと話し始めた。机には落書き。消そうとしたが、今回のは油性で書かれたのもあった。めんどくせぇ。

消し終わると、もう時間がなくなっている。朝のホームルームまでの数分間、朝に読書をする。俺は今までほんというものに関わりがなかったために、人の考えが書かれているものというのは興味深かった。読み進めていくと、背中に何かぶつかった感触がする。どうせ、消しゴムでもちぎって投げてんだろう。無視だ無視。

朝読書はたいして集中できずに終わった。


授業の準備をする。俺の、すでにボロボロにされた教科書を開く。月の入学式のため、月は初日でも、三年生は授業を受けるし、昨日は入学式の準備をしたのだ。だから俺は厳密に言えば初日じゃない。だから配られた教科書類をボロボロにする機会などいくらでもあっただろうし、ゴミ箱に捨てる猶予も十分にあったと言える。未然に防がなかったのは、月が心配するだろうからというのと、月が心配だったからだ。俺のせいで月に被害が及ぶとなると俺がやったのと同義だからだ。幸いと言うべきか、ノートは破られていないため、写せはする。そして内容に関しても、先生が授業内で言ってくれるから問題ないだろう。

1時間目は数学だった。


今俺は屋上にいる。不良と言われても仕方ない行動をしてしまっている。だが、さすがに、ずっと木を張り詰め続けると言うのは疲れるのだ。気合い入れるのとはまた違って、相手がいて、相手が削ってくるのだから。

たまにはこうやって1人でいる時間も大事だ。

そんなことを思い、眠りにつく、、、。


目覚めたのは昼の頃。あと少しで4時間目が終わるところだ。俺の学校は少し特殊で、給食がない。頼めばあるのだが、食堂があるためそちらにいった方がいいという感じだ。まあ、今日は俺ら三年は午前授業なわけだが。なぜお弁当を作ってもらったかというと、この屋上の景色がいいからだ。たまに昼過ぎまで寝過ごすことがあったので、いつもお弁当を携帯しているのだが、今回はちょうど良い時間だった。天気もいいことだし、このベンチに座って食べよう。

今日は月曜日なため、母が作った弁当だ。今日は、、、今日の朝も食べたポテトサラダに肉巻きアスパラガス、ご飯と小松菜の胡麻和えだった。、、、胡麻和えは小松菜と相性がいいらしい。小松菜の弱点を胡麻が補ってくれるそうだ。いずれ一人暮らしになるだろうからと、料理の知識は母に叩き込まれている。

、、、食べ終わったことだし帰るか。

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