恋はもう、見つかったから。
読書の秋!!!
もう夏は過ぎ去って、
今は秋の真っ最中。
緑色だった葉も、
赤色、黄色になっていた。
何でもないけれど、これが秋。
この景色を見ると、ちゃんと今年も秋が来てくれたんだなって思える。
最近の地球温暖化から、秋がなくなってしまうかもしれない中。
今年も秋を迎えられるのを嬉しく思う。
校門の前に立ち止まって。
さあ。今日も頑張れ、私!!!!
そう言って、足を踏み入れた。
「みんな、おはよう〜」
「おはようございます!」
「着席」
「じゃあ、出席確認するぞ〜。欠席はアミと、ハスじゃ。配布物とか机の中に入れてくれると助かる。一時間目の準備をしてくれ」
え・・・?
アミが休み・・・?
珍しい……。
ん?ちょっと待って。
このままいくと、今日私、ずっと一人じゃない?
うそぉぉぉぉ……。
えぇ……早く帰りたい……。(※学校開始して僅か15分)
__________
「おっ!トア君、ちょうど良いところに来たな!」
いや、現れたのそっちだし。教室の外で待ってたの、バレバレだから……。
何て思いながら、何とも思っていないふりをして、
「どうかしましたか?」
と言った。
「たしか、アミと家が近かった気がしてな。アミはしばらく学校に来れないから、配布物とか、色々届けて欲しいんだ。よろしく頼むよ。帰りにわしのところに来てくれ」
「はい……、わかりました」
なんで俺……?
コウトリ先生は、学校中探し回っても、なかなか見つからない、で有名なんだよなぁぁ……。
そう思いながらも、結局俺は、引き受けてしまった。
__________
結局私は、今日一日を一人で過ごした。
だって、友達とか、アミしかいないし……。
休み時間は本を読んで、なんとか乗り切った。
そして、放課後。
今日は、委員会のお仕事があるから、元気がなかろうがなんであろうが、行かないと。
そうだ!鍵取りに行かないと!
図書室の鍵ーーー!!!!
「「図書室の鍵もらいます」」
「「え?あっ」」
鍵を取ろうとする、二つの手が重なっていた。
咄嗟に離す。
「ごめん」
「俺の方こそ……」
「ん?なんて?」
「いや、何でもない……。
先、図書室行ってるから」
「何で鍵横取りするー!!怒」
「こらこら。職員室で騒・が・な・い、走・ら・な・い!」
「ごめんなさーーーい。!!!」
そう言って、勢いよく職員室を出た。
「ちょっと!!走っちゃダメでしょ?」
「走ってない。早歩き」
「はぁ〜?それのどこが早歩きなのよ?……って、置いてくなぁぁああああ!!」
「やべ。逃げろ〜〜」
「疲れたぁぁぁ」
「はい、お疲れさん」
「え?買ってきてくれたの?」
「まあな」
缶コーヒーを手にした。
「……ありがとう」
「あったかい、おいし〜い!」
「よかった……。今日元気なかったから」
うそ、顔に出てる……?
気づくんだ……。
そう思っていたとき、図書室から出てきた司書さんに、声をかけられた。
「トア君、ヒナノちゃん、返却された本、本棚に戻してくれる?」
「わかりました!」
「よろしくね〜」
「はーい」
私たちは図書室に入った。
「よいしょっと」
返却された本を、ショッピングカートに入れた。
ショッピングカートを引いて、棚にいき、本を元に戻していく。
え、ちょっと待って。
この本、あんなに高いところに戻さなきゃいけないの?
あんな高いところから、よく取れたな……。
ってこんなこと考えてる場合じゃなくて……!
腕を伸ばすけど……。
やっぱり、届かない・・・。
すると____
「……え?」
私の手から本をサッと取って、本棚に戻すトア君がいた。
「あ、ありがとう」
「……別に。上の方の本、俺に渡して」
「え……?」
「俺が高いとこの本戻すから」
「そっか……。ありがとう。じゃあ、……よろしくお願いします」
「いや。ここは俺に任せて!」
「「え?」」
「え?モミジ君、なんで?部活は?」
「びっくりした?今日は休みなんだよ!」
「それならゆっくり休みなよ。これは……、私たちの仕事だから、手伝ってもらうのは、申し訳ないよ」
「いいからいいから」
「でも……」
「それなら、俺に本紹介してよ。ね?」
「えっ?ちょ、ちょっと」
モミジ君が、私の右手首をつかんで優しく引っ張っていく。
そしたら___
瞬時に、左手首もつかまれた気がした。
「今は、仕事中だから。モミジ、君に本を紹介する時間じゃない」
トア君の手……。
え?えっ?これは一体、どういう状況……?
「あー、そうだよな。ごめんごめん。じゃあ、ヒナノ。帰り、途中まで一緒に帰ろうぜ」
「あっ、あっ、わかった。じゃあ、またあとで」
「じゃあな」
「ちなみに聞くけど、最近モミジと仲良いの?」
「仲良いっていうか、まあ、よく話すクラスメイト。みたいな感じかな」
「ふーん。じゃあ、俺は?」
「うーん、委員会仲間って感じ」
「そんだけ?」
「そんだけ」
そう言うと、彼は何も残さず行ってしまった。
「二人ともありがとうね~~、お疲れ様!」
「ありがとうございました!お疲れ様です!」
「お疲れ様です」
「では、次もよろしくね!」
「「はい」」
挨拶のあと、彼は何も言わず一人、図書室を出ていってしまった。
__________
ピンポーン
「はい」
誰?と思いながらドアに向かう。
え?知らない人……?
でもこの制服、同じ学校……。
とりあえずドアを開ける。
「こんにちは」
「こんにちは。配布物を届けにきた。これ。
どうした?風邪ひいたのか?顔が赤いぞ。ほら、おでこかして」
「いや、大丈夫です」
と言う私の言うことを聞かず、彼はおでこに手をあてて、
「あっつ。ちゃんと寝ろよ。ちゃんと早く治せよ。みんな待ってんだからさ」
この笑顔……。
「似てる……」
「ん?なんて?」
「あ、いや、ありがとうございます、届けてくださって」
「まあ、頼まれただけだし。それじゃあ。じゃあな、お大事にな」
「ありがとうございます。お気をつけて」
そう言って、ドアを閉めた。
あの笑顔……。
うそでしょ?!
いや、でもそんなわけ……。
だよね、ないよね。
いや、やっぱでも……。
結局私は、幼稚園の卒アルを開いて、とある人の顔を探した。ハッキリさせたかったから。
たしか、この辺だった気がしないでもないんだけど……。
あっ。
この顔……。
どうして、気づかなかったんだろう。
彼の笑顔を見たら急に重なった。
"似てる"じゃない。
間違いない。絶対に。
間違いないよ、
だって、
この人は、私がずっと探していた人だから。
恋はもう、見つかったから。
この恋、再出発__。
こんにちは!はづきです(*´▽`*)!!
今回は「読書の秋」をテーマに書きました!!!
ヒナノちゃん視点↝トア君視点↝ヒナノちゃん視点↝アミちゃん視点です。分かりにくくなってしまいごめんなさい。
ちなみに、タイトルはアミちゃんだけじゃありません(*˘︶˘*)!
第1話のお弁当のお時間の会話部分を思い出していただけたら、より良いかもしれません、!
投稿遅くなってしまい、ごめんなさい。(;;)(;;)
お読みいただき、ほんとうに、ありがとうございました(((o(*゜∀゜*)o)))!!
第4話もお読みいただけたらうれしいです(*˘︶˘*)!
よろしくお願いします( ◍•ᴗ•◍ )!




