少年と“星屑飴屋”
ひとりぼっちになってしまった 小さな飴屋さん。
少年が泣き止んで 鍋が輝いていることに気付いたのはしばらくしてからでした。
「…どうして?欠片がまだ入っていたのかな…。」
泣いて腫れてしまった目をこすりながら鍋の底を見ると、そこには雫のような形をした、透明な星屑が出来ていました。
「…涙が入っちゃったのかな…。…じゃあ、これは“悲しみ”の飴。少し甘くて少ししょっぱい、新しい飴。……いつまでも泣いていたらダメだよね。僕が泣いていたらみんなを笑顔にできない。」
そういうと少年は強く目をこすり、笑顔を浮かべました。
「…よし!行こう!色んな星を、色んな所を旅して、たくさんの人をおじいさんと僕の飴で笑顔にするんだ!」
元気良く叫び 支度を始めた少年は、涙は残っていても希望に満ちた顔をしていました。
おじいさんがいなくなってしまった後も、少年は色々な惑星を巡っています。
あなたが流れ星を見たら、それは星屑飴屋かもしれません。
END…
無事完結しました、もっちです!
突然ですが、夜空の星って綺麗ですよね。
そんな綺麗な星を使ったお菓子があったらな、と幼い頃からずっと考えてきて、この話を思いつきました。
おじいさんが色んな星の子供達と会って、色んな味 形の飴を作っていく過程や、飴の作り方を考えるのは楽しかったです。
これからもたくさんの話を作っていく予定です。どうか、よろしくお願いします。




