少年と子供達 -番外編-
小さな少年と小さな飴屋さん。
おじいさんがいなくなってしばらくした今も、飴を作っています。
「ありがとう、ありがとう。おいしくなぁれ、あまーくなぁれ。…ふふ、やっぱり綺麗だな。みんなに喜んでもらえるかな?」
きらきら輝く星屑をみつめ、にこにことしていた少年は、甘い匂いが漂ってくるのに気付きました。
「あれ?この匂い…僕の飴の匂いに似てる…。あの星からかな?行ってみよう。」
甘い匂いが漂っていたのは、おじいさんが初めて飴の作り方を教えた星でした。
そこでは、たくさんの子供達が楽しそうに飴を作っていたのです。
「「「すき、すき、大好き。おいしくなぁれ、あまーくなぁれ♪」」」
「これって…。…ねぇ、そこの男の子、ちょっといいかな?」
「なぁに?…あっ!ねぇみんな、飴屋のお兄さんが来たよー!」
「「おじいさんの飴屋さん?!ほんとに?!」」
男の子が叫ぶと、みんなが一斉に少年の方を向き、目を輝かせました。
おじいさんが教えた飴が作ってもらえている、好きでいてくれていることが嬉しくなった少年は、満面の笑みを浮かべました。
「そうさ!おじいさんの飴屋さんだよ、新しい飴を食べたい子はこっちへおいでよ!」
「新しい飴?おいしいの?」
「もちろんさ!おじいさんと僕が作ったんだよ、おいしいに決まっているんだ!」
「わぁ、楽しみ!行くよ!」
たくさんの子供達と少年は、星屑飴屋に向かって元気に走って行きました。
少年と子供達と飴屋さん。
こうしておじいさんの飴はみんなを笑顔にしていくのでした。




