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しばらく毎日連載します!

聖女ディアは前世日本で女子高生として生きていた記憶を持っていた。


なので、日本で沢山読んだ物語のように、自分が何かの物語の主人公になったのだと思いはしゃいでいた。


今世では町のパン屋の娘である。


普通の女子高生でしかなかったため、知識チートなどは一切持たず、特に目立った活躍もないまま16歳になった。


せっかく剣と魔法の世界に転生したのに、ご飯はまずいし魔法は魔力がほとんど無くて使えないしで、飽き飽きしていたところに神殿から聖女の認定がおりたのだ。


これで私の物語が始まるわ!と、さっさと家族と離れて城で暮らし始めてしまった。


城にいる王子も側近たちも、みな見目麗しくてとても好みで、誰と恋が始まるのかしら?とうきうきしていたのである。


戦士は城の兵士との訓練でも抜群の耐久力を誇っていると言われていたが、正直汗臭そうな脳筋は好みではない。


しかし、たまに顔を合わせた時ににっこりと笑いかけるだけで耳まで真っ赤になるのだから、可愛いものだ。


魔法使いのリュシエンヌは正直いけ好かない。


王子様達とふざけていると、婚約者のいる方との距離間ではありません、なんてお小言を言ってくるし、隣国の第四王子と婚約間際だなんて、本当にいけ好かない女である。


隣国の第三王子も戦士と同様に兵たちと訓練を始めたが、城の宝物庫にあった聖剣の力か、本人の力なのか、大勢の兵たちが束になってかかってもまったくものともしないのだから大したものである。


ディアは見目麗しくさらに強い第三王子にあっさりと恋をした。



その中でも異彩を放っていたのが、侯爵家の後妻でありシーフのアナだ。


前世の記憶からしても、大人しい顔をして体で男を篭絡して生きてきた淫乱と言う感想しか湧かず、穢らわしいと思っていた。


城の皆も似たようなことを言っていたのでこの感覚は正しいものなのだと思った。

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