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レイチェルの魔法能力
その後はレイチェルと好きな食べ物や誕生日…等ありがちな他愛も無い話をしている内に、随分盛り上がっていたらしい。気付けば部屋の中も薄暗くなってきた。
「あ、もうこんな時間…待って下さいね、今灯りを…」
そういうとレイチェルは右手で握り拳を作り、ゆっくりと上へと突き上げたと同時に手を広げた。すると開かれた右手から仄かな光が発生し…部屋全体が丁度火を灯した時のような暖かみのあるオレンジ色へと変化した。
「それが…魔法!?」
当然だが俺は目の前で本物の魔法を見たのは初めてだ。だからたかが灯りを付ける魔法を見ただけでもまるで子供のように興奮してしまった。
「え…?はいっ、先程説明した通り、私には魔法が使えますのです、といってもこのような便利な魔法や回復、体の異常を治す物や戦闘に出る皆様の後方から皆様の力や生命力を高める…という魔法ぐらいなのですけどね?」
レイチェルは笑って答える。レイチェルはこの程度だと言うが、魔法を全く使えないであろう俺からすればそもそも 魔法を使える時点で凄い話だ。
「俺も魔法覚えたいな…取り敢えずは何でも良いから…」
俺がそう言ったその時、突如宿舎のドアがゆっくりと音を立てて開くのが聞こえた。
「あっ…やっと帰ってきてくれたのですっ♪」
レイチェルはそう言ってドアの前まで急いで駆けていく。




