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第14話:本部能力者の実力(3)

その頃、拓也達はというと…。


無事、第三階層へ迎える螺旋階段の手前までやってきていた。


「ここまでは順調だな」


そう言うヴァン。


「今はヴァンがいるから第一階層から第二階層に向かう時みたいにきつくはないだろうけど、もしもの時はモエを頼む。ミナモ」


「はい、任せてください。拓也さん」


そう返事をするミナモ。


「それじゃ行くぜ!」


思い切って螺旋階段内部へと突入した拓也たち。


「あれ・・・」


最初におかしいことに気づき声をあげたモエ。


「どういうことだ…見張りとかが一人もいない」


そう告げる拓也。


「罠でしょうか・・・出口の所に人を集めているとか」


そう考えるミナモ。


「例えそうだとしても拓也の風なら一発で狭い通路にいる連中なんて吹っ飛ばせるだろ」


そう言うヴァン。


「そうだな…考えていても仕方ない。いつ後ろから追っ手が来るかもしれないんだ…行こう」


少し考えた拓也だが、このまま突入することに決めた。


「ヴァン、後ろを頼む。間にモエとミナモ…さっきも言ったようにもしもの時はモエを抱えて移動してくれ」


「はい…」


見張りが一人もいないため、特に問題もなく螺旋階段を駆け下りていく拓也達。


「何だか人がいないのも嫌な感じですね」


そう言うモエ。


「何処に隠れていたって俺たちがいれば問題ないだろ。拓也」


そう告げるヴァンだが


「あぁ、本部の能力者が出てこなければな」


呟くように言った拓也。


そうこうしている間に、第三階層入り口が見え始めていた。


「敵がいるかもしれないんだろ…ヴァン!」


「おうよ!」


隊列を入れ替え二人で先頭を進む拓也とヴァン。


だが、その時突然入り口上部からシャッターが降り入り口を封鎖してしまったのだった。


「なっ、何だよこりゃ」


そう告げるヴァン。


「…まさか!」


自分達が通ってきた道の先を見る拓也。


すると、自分達が先ほど出てきた第二階層の出口からもシャッターが降り封鎖されていた。


「閉じ込められた…」


そう呟くミナモ。


「正解よ、侵入者…というより私達本部に対する敵対者…そういった方がいいかしら」


そんな声が上部から聞こえ、姿を探す拓也達。


「拓也さん!あそこです」


ミナモが一足先にその人物を見つけ指し示した。


「女!?あいつも能力者か」


ヴァンがそう言うと


「あたり前よ。私は本部から来たんだから…それはさておき…わかっていると思うけど貴方達を拘束させてもらうわよ」


そう言うと炎の力を発動させるノヴァなのであった。

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