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第13話:磁力の戦士・VSシルヴァ(4)

「ヴァン!」


「わかってるぜ。こうなったらこっちは手数で勝負ってな・・・」


と、ヴァンはポケットからたくさんの小さな棒を取り出すとそれを全て鉄に変えた。


「何のつもりだ・・・ヴァン」


そう告げるシルヴァ。


「こういうつもりだよ!」


と、思い切りシルヴァの頭上に向けて鉄と化した棒を投げ放ったヴァン。


「自分の能力が通じないのをわかっていて血迷ったか・・・」


するとシルヴァは、その棒に対しても磁力の力を発動させてその動きを操り始めた。


「今だ!風の力を思いっきり放て!拓也!」


そう言うヴァン。


「どういうことだ?」


状況がよくわかっていない拓也。


「すぐにわかる。後ろの仲間が攻撃を放つまでの時間が稼げればいいんだからやれ!」


「・・・わかったぜ、ヴァン」


と、木刀を思い切り振り辺りに強風を吹かせた。


「!?」


その時、自在に動いていた鉄の動きが急に鈍りだしたのであった。


「このタイミングだ!放て!」


後ろにいるミナモにそう叫ぶヴァン。


「私とモエさんの融合攻撃。炎の力を纏いし光の矢!」


そして、思いっきりシルヴァの鉄の防御めがけて放たれる矢。


「ヴァン・・・まさかお前の目的は・・・」


「俺だってただやられ続けてきた訳じゃないぜ。いくら能力が凄いって言ってもそれを扱ってるのは人なんだからな」


そう告げるヴァン。


「能力の限界・・・」


そう呟いた拓也。


「なるほど・・・いかに鉄を自在に操れる磁力の力でも一度に多くの物質を操る事は難しいということか・・・だが、それを含めたお前達の最後の攻撃もこの鉄の防御を敗れなければ意味が無い」


「破ります!私達の矢は貴方の防御を!」


そう告げるミナモ。


そして、矢は一直線に進むとシルヴァの目の前に立っている鉄の防御に直撃した。


「全ての磁力を鉄板の方に・・・奴の攻撃を押し返す」


そう言い能力を最大にするシルヴァ。


「それはただの矢ではありません。モエさんの炎の力・・・鉄を溶かせるほどの炎の力・・・そして、私は放つ矢に色々と力を加えることが出来ます」


「!?・・・まさか・・・この矢・・・」


鉄から感じる衝撃から何かを知ったシルヴァ。


「その矢には回転をかけています。一転集中の矢・・・それに回転が加わり鉄を溶かせる炎の力が加われば・・・」


そして、その直後鉄の防御に穴が開き防御を突き抜けた矢はシルヴァの肩をかすめ後方に飛んでいったのだった。

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