第13話:磁力の戦士・VSシルヴァ(3)
「さて、どうするかな・・・俺とモエの連携攻撃でもダメなら・・・」
そう告げる拓也。
「拓也さん・・・」
と、後ろから静かに声をかけたミナモ。
「ミナモ・・・どうし・・・」
拓也がそう言うと真剣な表情を見せていたミナモ。
「ミナモさん・・・」
モエもミナモの表情に驚きながらそう呟いた。
「私、覚悟は決めました。私も今ここで戦います」
そう告げたミナモ。
「でも、ミナモ。お前の正体をここの奴らには・・・」
そう言う拓也。
「わかっていますよ、拓也さん。でも、ここを突破するには私も参戦しないといけないみたいですから」
そう告げるミナモ。
「・・・」
と、じっと様子を伺っているシルヴァ。
「でも、どうやるんですか?」
尋ねるモエ。
「私の武器は・・・今はこれだけですけど・・・」
と、ミナモの手に出現する光の弓矢。
「地下世界に突入した時に使ってた弓矢・・・でも、確かそれって物理的破壊力は無かったんじゃ・・・」
そう言う拓也。
「あの時は・・・そうでしたけど・・・私が今使える自分の力を全て注げば物理破壊力を矢に持たせることも出来ます・・・人相手には使いたくありませんが・・・相手の防御を破るぐらいなら」
そう告げるミナモ。
「あれさえ壊してくれるなら後は俺の力で道を開いてやるぜ」
「で、どうやる?」
尋ねる拓也。
「モエさん、貴方の炎の力を貸してください。鉄の防御を破るにはモエさんの炎が必要です」
そう言うミナモ。
「なら、突入役は俺も参加だな。ヴァン!」
「まぁ、俺の足は引っ張るなよ。拓也!」
「ようやく来るか・・・新たな攻撃をしようともこの防御は破れはしない」
そう告げるシルヴァ。
「後は頼んだぜ!ミナモ、モエ!」
そして、シルヴァに向かっていく拓也とヴァン。
そして、ミナモは弓矢を構えると
「モエさん、貴方の炎の力を直接この矢に・・・」
「はっ、はい!」
杖を構え炎の魔力を高めると、ミナモの矢に杖の先端を触れさせた。
「!?」
その瞬間、足元がふらつき始めるモエ。
「急に力が・・・吸い取られていく感じ・・・」
「すみません・・・でも、これで放てます」
と、ミナモの光の矢は赤く輝いていた。
(あの力・・・能力じゃないな・・・しかし・・・今は・・・)
シルヴァは接近してくる拓也とヴァンを見た。
「鉄板の防御をしたまま鉄の刃で二人を落とす」
そう考えたシルヴァは、鉄の刃を操作して拓也とヴァンに放つのであった。




