第12話:共同戦線(1)
モエを次の街に運んだミナモはすぐに拓也の下に戻ってきた。
「それじゃ行きましょう、拓也さん」
そう告げるミナモ。
そして、移動する拓也達。
眼下で自分達を探してる男達を見て何かを思う拓也。
そして、無事拓也も次の街へ入る事が出来たのだった。
「地下世界でも色んな街があるんだな…と」
すぐにモエと合流する拓也・ミナモ。
「さてと、街に入ったのはいいけれど…次に進むにはどうするんだ?ここを通るしか先へ進めないんだろ」
そう聞く拓也。
「はい、さっき入ってきた方角の反対側にいけばまた飛んで降りてもいいですし」
そう答えるミナモ。
「まぁ、とりあえず街で色々調べてみようぜ」
そう言う拓也。
そんな訳で拓也達は街の中に入り情報を集めることにした。
「磁力の能力者ですか?」
街の人からそんな話を聞いた拓也達。
「あぁ、そうだ。この街の二つある出入り次の中で、奥の道に進む方の出入り口に拠点を構えて住んでるんだ」
「どういう人なんですか?」
尋ねるミナモ。
「門番みたいなものだよ。怪しい奴の出入りを止める役。まぁ、実力はあるから街の人は頼りにしているんだけどね」
そう言う街の人。
そんな情報を得た拓也達は、宿屋にて次の行動について話し合う事にした。
「まさか能力者が出入り口を守ってるなんてな…」
そう言う拓也。
「飛んでいこうにも出入り口近くにそんな人がいるなんて」
「どうしましょう、拓也さん」
尋ねるモエ。
「本部の能力者なら話をして通してもらうって訳にはいかないよな」
そう言う拓也。
「何かこの街でいい方法が見つかればいいんですけど」
そう考えるミナモ。
「拓也さん、前みたいに拓也さんとのコンビ攻撃じゃダメなんでしょうか」
そう言うモエ。
「まだその磁力の能力者とは戦ってないからそれがいい手なのかどうかはわからないけど…今の所それしかないな」
「とにかく一度行ってみましょう。あまりこの街にいすぎるのも本部に居場所がばれた時逃げ場がなくなっちゃいます」
そう告げるミナモ。
「よし、行こう」
そう決め行動を開始しようとした拓也達。
だが、その時目の前にあの男が現れたのだった。
「!?」
「お前は…」
驚くその男と拓也。
「ヴァン!」
かつて地下第一階層にて拓也と戦ったヴァン。
「あの時はお前達が何やら大変な目にあってたから勝負は途中で終わってたな」
そう言うヴァン。
「あの、ヴァンさん…」
そう呟くミナモ。
「ちょっと話は聞かせてもらったぜ…本当はお前と再戦したいけどな…俺もこの街を出たいと思っていたところだ…ここは一つ協力しないか?」
突然そんな話を持ち出してきたヴァン。
「俺は構わないが…」
「色々俺に聞きたい事もあるんだろ?俺は一度磁力の能力者とも戦ってるしな…勝負を挑むなら明日にしようぜ」
そう告げたヴァンなのであった。




