第8章:チームミーティング
第8章を気に入っていただければ幸いです
鬱蒼としたヒカリモリの森の端にある広い集合場所には、興奮した生徒たちで溢れかえっていた。至る所で小さなグループができ、皆、緊張しながら戦術について話し合っていた。
レンは、巨大な木の陰に少し離れて立ち、新しいチームメイトを待っていた。ほどなくして、二人の少女が彼のもとへ歩み寄ってきた。一人は、ひときわ目立つほど長いダークグレーの髪と色白の肌を持ち、フェン一族の特徴――長い犬歯、ぴくぴくと動く狼の耳、そしてしなやかな尾――を紛れもなく備えていた。彼女の眼差しは野性的で、生意気な笑みを浮かべていた。その隣には、小柄で華奢な少女が歩いていた。水色の髪と紺碧の瞳を持ち、手はわずかに震え、恥ずかしそうに視線を地面へ落としている。
「あなた、レンって子よね?」背の高い灰色の髪の少女が沈黙を破った。彼女は腕を組んで、彼を頭からつま先までじろじろと見下ろした。「私はリク・フェン。そして、こちらはアヤ・ミズノよ。」
アヤはためらいがちに一瞬視線を上げ、緊張した笑みを浮かべて、かすかに手を振った。「は、こんにちは、レン……よろしく。」
「こちらこそ」とレンは落ち着いた声で答え、両手を制服のポケットの奥深くに突っ込んだ。
リクは口を大きく開けてニヤリと笑い、尖った犬歯を見せながら一歩近づいた。「よし、チーム1は揃ったね。エルドラン校長からは、森に入ってコードナンバーを見つけろって言われた。ところで、レン……君のネクサスは何なの? 私のネクサスは『ムーン・ファング』! これを使えば、感覚やスピード、そして力を高められるの。」
アヤもまた、興味深そうに顔を上げた。「あ、私のネクサスは『アクア・ミラー』……これを使えば、水を操ったり、自分の鏡像を作り出したりできるの……レンは?」
レンは一瞬ためらった。彼の顔に影がよぎった。「俺の……はまだ姿を現していないんだ。」
リクは目を見開き、一瞬後ずさったかと思うと、やがて爆笑を爆発させた。「はっ! 何だと?! 弱虫だと?! 最高だ! 一体どんな新しいおもちゃを押し付けられたんだ? ネクサスさえ覚醒させていない奴と、どうやって協力しろっていうんだ?」
レンは眉をひそめ、苛立ちが込み上げてきた。彼は深く息を吐き出し、歯ぎしりするように言った。「少なくとも俺は別の技を一つは使いこなしているんだ。だから、うるさくするな、リク」
リクはさらに大声で笑い、首を横に振り、挑発的にニヤリと笑った。「ああ、そうだな……最初のモンスターに恐怖を味あわされる前は、みんなそう言うもんだ」
レンは目を細め、歯を食いしばった。「もうすでにすごくうざい……」と彼は心の中でつぶやきながら、わざと視線をそらした。
アヤはなだめるように両手を上げた。「お、お願いだから喧嘩しないで……私たち、協力しなきゃいけないんだから……」
その間、同じ集合場所からわずか数メートル離れたところで、まったく別のチームが集まっていた。アキラはチームメイトたちのそばに立っていた。
その隣には、暗赤色の髪、氷のように冷たいルビー色の瞳、そして左腕に際立った傷跡を持つ黒鋼エミが立っていた――彼女の表情は恐ろしく真剣で、規律に満ちていた。反対側には、ピンク色の髪と紫色の瞳を持つ田坂スキが立っていた。彼女はベルトに小さな糸巻きを下げ、顔には謎めいた、少し優越感に満ちた微笑みを浮かべていた。
アキラは深く息を吸い込み、自分自身を指差して、声を張り上げて叫んだ。「よし、みんなよく聞け!俺はアキラ・ライデン、この学園で将来最強の戦士になる男だ!俺の『ネクサス・サンダー・フォージ』で、このチームを率いて、他の連中を全員見下してやる!さあ、雷や稲妻なんて怖がる奴はいるか?!」
黒鋼エミはアキラをじっと見つめ、呆れたように目を回し、聞こえるほど大きなため息をついた。「この頭のおかしいやつ、ちょっとだけ黙ってくれない? あの大声は本当に耐えられないわ。あんなに集中力もなく、不器用なまま森に入ったら、5分も持たないわよ、雷電。もしかしたら1分も持たないかもね。」
田坂スキは小さくくすくす笑い、糸巻きを器用に指でくるくると回しながら、アキラに楽しげな微笑みを向けた。「あら、放っておいてよ、エミ。私は彼、結構面白いと思うわ。任務中にちょっとカオスなことがあっても、決して悪いことじゃない……彼がすぐ近くの罠に引っかかったり、木にぶつかったりしない限りはね。」
アキラは顔を真っ赤にして、拳を握りしめながら激しく振り回し、憤慨して叫んだ。「おい!俺はバカじゃないぞ!悪党と戦って勝ったんだ!俺を甘く見ないでくれ!」
レンは自分のグループからアキラに向かって叫んだ。「攻撃する前から、すでに一度、木につまずいて転んでたじゃないか、バカ。」
エミは笑みを隠そうとしたが、スキは大声で笑い出した。アキラは憤慨して言い返した。「だから何だ! それでも、俺はお前より多くの悪党を倒したんだ!」
突然、甲高い魔法のラッパの音が学園の庭全体に響き渡り、続いてスピーカーから校長の大声が轟いた:
「準備時間は終わった!すべてのチーム、動き出せ!ヒカリモリの森は弱者を飲み込む――その実力を示せ!」
スタートの合図が鳴った。深い森への門が開き、各チームは一斉に駆け出した。今、全員にとって命がけの試練が始まった。
第8章をお読みいただき、ありがとうございます




