第6章:アカデミーの門
これで第6章までお届けしました。楽しんでください!
鬱蒼とした木々の梢に縁取られた細い小道は、レンと、先ほど拾い上げたばかりの、ほこりをかぶったアキラを、エルドラン・アカデミーへとさらに奥へと導いていった。空気はひんやりとしており、間近に迫った入学試験への緊張感が、鉛のような重みとなって空気に漂っていた。
アキラは両手を頭の後ろで組んでレンの後を歩き、好奇心いっぱいに辺りを見回していたが、そのせいでほぼ2本に1本の木の根につまずきそうになっていた。「ねえ、レン……」、アキラはそう切り出したが、その瞬間、足元をすくわれそうになり、間一髪でぎこちない転がり方で体勢を立て直した。「うわっ、この森、めっちゃ広いな!もしまたここで迷子になったら、誓って、自分の手で穴を掘って埋もれるぞ。でもなあ!俺はアカデミーで一番強くなる、覚えておけ!アキラ・ライデンに勝てる奴なんていない!」
レンは彼に、懐疑的な眼差しをちらりと向けた。『こいつ、息も継ぎ目なくしゃべりまくるな……なんだか、うっとうしいけれど、止めようのない自然の猛威を彷彿とさせる』とレンは思い、微笑みながら首を横に振った。「足元には気をつけろよ。さもないと、門までたどり着けないぞ、このドジ者』
アキラが何か返答する間もなく、突然、茂みの中からドサッと音がした。
破れた暗いコートをまとった4人の人影が、一斉に茂みから飛び出し、彼らの行く手を塞いだ。彼らの顔はニヤニヤと歪んでおり、手にはむき出しの鉄棒を振りかざしていた。
「おい、お前ら二人のガキ!」と、リーダー格の男が嗄れた声で叫び、重い革の袋を彼らに向けて突き出した。「ハンドバッグと通行料を出せ!エルドラン・アカデミーに行きたいなら、まず俺たちを通り抜けなきゃならない――それには代償が伴うんだ!」
アキラは目を見開き、驚いて後ずさりしたが、自分の足に躓いて、お尻から痛々しく転んでしまった。「え、えっ?!強盗?!森の真ん中で?!おい、俺たち、教会ネズミみたいに貧乏なんだ、金なんて全然持ってないよ!」
リーダーは下品に笑った。「それなら、強硬手段でやるしかないな!」
レンは深くため息をつき、拳を握りしめてゆっくりと前に踏み出した。彼の瞳には、冷たくも決意に満ちた光が揺らめいていた。躊躇うことなく、彼は『霊空コート』を発動させた。微細できらめくオーラが、盾のように彼の体を包み込んだ。「ふざけている暇はない」と、レンは低く呟いた。
強盗の一人が鉄棒を掲げてレンに突進し、力強く打ち下ろした。レンは難なくその一撃をかわし、鉄棒の下をくぐり抜けると、拳を握りしめて『霊空打撃』を放とうとした。「ドスン」という鈍い音とともに、攻撃者のみぞおち付近を直撃した――生命エネルギーの衝撃で、男は数メートルも空中に吹き飛ばされ、大きな音を立てて太い樫の幹に激突し、即座に意識を失った。強盗の一人が鉄棒を掲げてレンに向かって突進し、力強く打ち下ろした。レンは難なくその一撃をかわし、鉄棒の下をくぐり抜け、拳を握りしめて『霊空打撃』を放った。「ドスン」という鈍い音とともに、攻撃者のみぞおち付近を直撃した――生命エネルギーの衝撃で男は数メートルも空中に吹き飛ばされ、大きな音を立てて太い樫の幹に激突し、即座に意識を失った。「くそっ、抵抗してるぞ!捕まえろ!」強盗の一人が鉄棒を掲げてレンに突進し、力強く一撃を放った。レンは難なくその一撃をかわし、鉄棒の下をくぐり抜けると、拳を握りしめて『霊空 打撃』を放った。鈍い「ドスン」という音と共に、攻撃者のみぞおち付近を直撃した――生命エネルギーの衝撃で、男は数メートルも空中に吹き飛ばされ、大きな音を立てて太い樫の幹に激突し、即座に意識を失った。
と、もう一人の悪党が怒鳴り、共犯者と共にレンに飛びかかった。
レンは激しい一撃をかわして身を屈め、攻撃者の腕を掴むと、力強い関節技で相手を地面に叩きつけた。
その瞬間、アキラが彼らの背後から飛び出してきた――熱意に燃えて顔を真っ赤にし、両腕を空中で激しく振り回しながら。「おい!俺の新しい相棒に手を出すなよ!今こそ俺の実力を見せてやる!どうせ俺が一番になるんだから、どいてくれ!」
アキラは勢いよくパンチを繰り出そうとした――しかし、その代わりに頭から腐った木の幹に直撃してしまった。鈍い「ポン」という音が森に響き渡った。アキラは痛みに顔を歪めて頭を押さえ、叫んだ。「痛っ、くそっ!」
残りの2人の悪党たちは、不器用な少年をじっと見つめ、大爆笑した。「一体どんなバカなんだ? 自分で自分をボコボコにしてるじゃないか!」
アキラはこぶをさすりながら、顔を真っ赤にして、怒りに震えながら拳を握りしめた。「お前らピエロどもより100倍もマシだ! もういい! サンダー・フォージ!」
突然、アキラの体から、パチパチと音を立てる巨大な純粋なエネルギーの波が放たれた。荒々しい水色の火花が彼の周囲を飛び交い、空気は電気的な緊張感でパチパチと音を立て始めた。アキラは、素早く、驚くほどプロ並みの手さばきで、その純粋なエネルギーを両手で形作った。眩い光を放ち、ブーンという音を立てる稲妻の槍が、彼の握りしめた手に現れた。
「これでも食らえ!」とアキラは叫び、前へ飛び出し、息をのむような速さでその槍を投げつけた。
稲妻の槍は、ヒューヒューと音を立てて蛇のように空を切り、悪党たちのすぐ横の地面に突き刺さった。その衝撃波は凄まじく、二人の襲撃者の髪の毛を逆立たせ、恐怖で身動きが取れなくさせた。彼らが一歩でも逃げ出す間もなく、アキラは両腕を高く掲げた。「まだ終わりじゃない! 稲妻の鎖だ!」
地面に散らばった火花の中から、白熱した電気の鎖が飛び出し、電光石火の速さで空を切り裂き、悪党たちの腕や脚、そして体を瞬く間に、そして極めて強固に巻きつけた。男たちは、軽いが麻痺させるような電気ショックに身を震わせ、うめき声を上げて膝をつき、もはや1センチも動くことができなかった。
アキラは、多かれ少なかれ優雅なヒーローのポーズで着地すると、誇らしげに鼻を拭い、耳まで裂けるような笑顔を浮かべた。「ハ! これ、まだウォームアップに過ぎないんだぞ! ねえ、レン、それ見たか?!」
ちょうど最後の襲撃者を軽く突き飛ばして眠りにつかせたばかりのレンは、呆気にとられてまばたきをした。彼は縛り上げられた悪党たちの群れをじっと見つめ、それから満面の笑みを浮かべるアキラを見た。「ああ……見たよ。さっきまで木にぶつかってたくせに、かなり印象的だったな。」
二人は縛られた山賊たちを道の真ん中に置き去りにし、持ち物を手に取って歩き続けた。やがて木々が完全にまばらになり、目の前には広大な開けた広場が広がっていた。
アキラは深く息を吐き出し、肩を落とすと、レンを横目で興味深そうに眺めた。「うわぁ……ねえ、レン……さっき、君の周りにあったあの凄まじいオーラは何だったの? まるで純粋な光でできた鎧みたいだったよ!」
レンは両手をポケットに突っ込んだまま、まっすぐ前をじっと見つめていた。「あれは『霊空』だ。過酷な訓練を経て習得しなければならない、生命エネルギーを操る技だ。」彼は疑わしげにアキラをじっと見つめた。「そして、君はさっきネクサスを使ったんだな?」
アキラの目が輝き、嬉しさのあまり飛び上がりそうになった。「その通り! あれが僕のネクサス、『サンダー・フォージ』だ!かなりカッコいいだろ?!これでどんな敵も吹き飛ばしてやる!で、レン、君のネクサスは何?」
レンは一瞬、言葉を詰まらせた。ヤミカゲ一族の暗い予言と、未だ封印されたままのソウルストーンを思い浮かべ、彼の顔に影がよぎった。「僕のネクサス……まだ姿を現していないんだ。」
アキラは急に足を止め、一瞬呆気にとられたようにレンを見つめたが、すぐにニヤリと笑い出し、レンの肩を激しく叩いたため、レンはつまずきそうになった。「まあ、大したことじゃない! それなら、入学試験の最中に君の中から飛び出してくればいいさ! とんでもない大騒ぎになるぞ、期待してて!」
レンは目を転がしたが、ごくわずかで目立たない微笑みを抑えきれなかった。
さらに数歩進むと、二人はまるで根が生えたかのように立ち止まった。目の前には、エルドラン・アカデミーの巨大で豪華な門が空へとそびえ立っていた。白い石で築かれた高い壁、空中にきらめく魔法のルーン、そして入り口前に押し寄せる無数の興奮した若者たちが、不確かな新たな章の始まりを告げていた。
アキラは深く息を吸い込み、胸の前で両拳を握りしめ、決意に満ちた笑みを浮かべた。「さあ……行くぞ!」
第6章を読んでいただき、ありがとうございます。ぜひ感想をお聞かせください!




