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引き籠りでFPSゲーマーの俺が異世界転移してアサルトライフルで無双したZE!  作者: ♰闇からいでし災厄♰
第二章 戦車分隊、異世界へ
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Brand new day

然も言われたり初投稿です。



「よし、ここでいい。」


俺達は白狼に停止指示を出す。視界は良好、この距離なら絶対に外さない。

ミミが俺たちの動きに気づく。


「死ねぇぇぇぇぇ!」


発狂して冷静さを失ったミミ。巨大な魔法陣が空中に展開する。

あいつ・・・反射魔法を使いながら別の魔法も唱えられるのか。


だが、ジャスミン、フリッツ、シズクがそれを許さない。

ミミの元には絶えず矢が飛び続け、飛んできた魔法をジャスミンが叩き落す。

フリッツも空中に魔法陣を展開し、彼女の魔法を相殺する。


「今だ!」


ミミの魔法が止まったタイミングを見計らい、飯山がRPGを放つ。

一直線に飛んでいった弾丸は装甲を粉々にする。


土煙が上がる。すさまじい衝撃。そんな状況の中でも、俺はただ一点だけを見つめていた。

狙いを定め、引き金を引く。なぜだろう、外す気がしなかった。


一瞬の出来事。弾丸が魔法エンジンを撃ち抜く。エルシオンが・・・音を立てて崩れていく。





「・・・。」

ミミは駆け付けた騎士たちにあっけなく捕まった。抵抗する様子もなく、不気味なほど静かだ。

俺はあんなふうになった人間を一度だけ見たことがある。あれはまるで、俺が最後に学長室を訪れたときに見た・・・。



マーレの姿にそっくりだった。



最後に俺の横を通り過ぎる時、ミミは俺を見て微笑んだ。それがどういう意味なのかは分からない。だが、戦いはまだ終わっていないのだろう。俺は、ミミがすべての黒幕だとはとても思えなかった。


フリッツは傷だらけになりながらも一命をとりとめた。あと少しでも医者が来るのが遅ければ死んでいたらしい。やっぱり相当無茶してたんだな・・・。俺たちが見舞いに行ってやると、病室はすでに人でいっぱいだった。それを見た俺たちは心の底から、彼を助けることができて良かったと思った。


で、気になるのはマーレとシズク。いったいどうして二人がここまで来たんだ?

そもそもここから魔法学校まで何kmぐらいだっけ・・・?気軽に来れる距離じゃないと思うのだが。


「箒で来れば一日半ぐらいかな。」


「遅いな。白狼なら一日あればたどり着くぞ。」


「それはあんた自身の力じゃないもん。」


言い争いを始めるシズクとマーレ。久しぶりに見たな、こういうの。

相変わらず二人とも顔を見ては喧嘩をしているようだが。


飯山はさっきから妙にそわそわしている。よかったね。想い人と再会できて。

俺と山田さんは苦笑いする。


「で、二人はどうして王都に来たんだ?」


ヒートアップする二人をなだめ、何とか落ち着かせる。やっとまともに話ができる。


「大ババ様が動き始めた。」


シズクが静かにそう答える。

ここ数日、森の中で人型の形をした影を見ることが多くなったらしい。

見張りのエルフが襲われ、中には重傷を負ったものもいるとか。


「だからさ、もし良かったら、その、私たちに力を貸してくれないかなって・・・。」


マーレが申し訳なさそうに呟く。上目遣いで。その頼み方は卑怯だ。

まぁ、答えは決まっている。


「あぁ、行こう。」


二人が駆けつけてくれなかったら、俺たちは全滅していたかもしれない。

今度は俺たちが二人を助ける番だ。


それに、犬になった田辺は術者に解いてもらうしかない。大ババ様を懲らしめて、田辺は今度こそ人間に戻る。完璧じゃないか。


今なら何でもできる気がする。それは決して自惚れなんかじゃない。

俺には仲間がいる。巨大な機械兵器ですら、俺たちには敵わなかった。

今度こそ大ババ様の正体を探ろう。そしてこいつらが怯える日々が二度と来ないにしてやろう。


新しい日々が始まる。それはどこか懐かしくて、うるさくて、でも待ち望んでいた日々だ。

別れと出会いを繰り返し、青空の下、戦車は再び走り出す。

王都編が完結しました。楽しかったです。

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