第十章「少年とミュゼット」
ここまで来ました。
今回スポットが当たるのは、ミュゼット。
金髪ツインテールで可愛らしい女の子です。
彼女と過ごし、是非とも彼女の生きざまを見てやってください。
第十章「少年とミュゼット」
「ミュゼットさん……何で今、キスしたんですか……?」
ミュゼットに問いかけるも、彼女は答えなかった。
「少年。」
「シュランツさんも何か言ってやって…………!?」
唇を重ねたのはミュゼットだけではなかった。
シュランツ、そしてネオラまでもが……少年とキスをしたのだ。
「なっ……何やってるんですか……!自分が今何をしたのか分かってるんですか!?」
「これでいいんッスよ。」
「馬鹿言わないでください!こんなことしたら……消えるんですよ……?僕は共に生きることを選んだのに、何故別れを選んだんですか!?」
「簡単なことよ。」
「シュランツさん……。」
「嬉しかったけど……少年には待ってる人がいた。それは邪魔しちゃいけないでしょ。」
「邪魔って……僕はそんなこと思ってない!」
「もう遅いのよ。もう……キスしちゃったから。」
ひきつった笑顔で返す、シュランツ。彼女はいつからこんな風に笑うようになっていたのか。
「……無理なんですか……。」
「無理。ただ……。」
「ただ?」
「すぐには消えない。言葉を交わしたのと同じ時間だけ、ここに残れるから。だから…………すぐにお別れじゃないのよ。」
それでも、別れが必然になっている。
「…………分かりました。」
少年は記憶の本……いや、3人の妖精を見た。
「ネオラさん。」
「ん?なんだい少年。」
「シュランツさん。」
「どうしたの?少年。」
「ミュゼットさん。」
「なにッスか?少年。」
「街に出ましょう。」
「「「……え?」」」
突然、予想外のことを言われて、すっとんきょうに声を出してしまう3人。
「思い出を作らせてください。僕と貴女達の。」
ハッキリと今の気持ちを伝えた。
困惑する3人。
ネオラが少し寂しそうに尋ねた。
「えっ……でもそれじゃあ……別れが寂しくなっちゃうよ……?」
「遅いです。もう決めましたから。」
「少年……。じゃあせめて、ミュゼットちゃんと二人で行ってきなよ。」
「え?」
「この中じゃ、一番最初はミュゼットちゃんだから……。」
「ネオラさん……。」
彼女も寂しいはずだ。
確かに、ミュゼットが一番新しい出会いだ。
逆に……長く付き添ってくれたのはネオラだ。この中で一番に寂しい思いをしているのはネオラかもしれないというのに……。
勇気をもって言ってくれたその言葉には、従うべきだと思った。
「シュランツさんは……?それでいいですか?」
「……まあ……いいわよ。お姉様だってそう言ってるし……。だけど次は私だからね!?行きましょ、お姉様!」
「うん。それじゃあね、少年。ミュゼットも。」
そう言って振り返るネオラの顔は、やはりどこか寂しげだった。
・・・・・・・・・
「とりあえず……デュランダルに出ましたけど……。」
少年の隣にはミュゼット。
ムードメーカーとして、彼女はよく頑張ってくれた。
せめてお礼がしたい。
「ミュゼットさん。どこか行きたい所はありますか?」
「そうッスね……。無いッス!!」
「……え?」
キメ顔をつくっているが、そういう状況ではないと思う。
「無いんですか……?」
「あ、でも……無いッス!……っていうのはちょっと嘘になるッス!」
「やっぱりあるんですね。どこですか?」
「どこに行きたいってのは無いッス!」
「…………。」
本当に話が通じていないのか?
それともわざとか?
少年は困ったが、一度受け身になることにした。
「詳しくお願いします。」
「あいッス!私はまだあまり世界を見れて無いッス。だから、沢山のことを知りたいッス!」
「…………それは、色々な所に連れていってほしいと?」
「そうッス!」
「成程……。」
納得した。
彼女は色々な所に行きたい。
つまり、どこに行きたいという限定的な発言はしなかったのか。
「それじゃあ、僕とミュゼットさんの冒険ツアーに出発です!」
「おー!……ッス!」
二人は元気に腕を掲げて、そして、街をまわることにした。
「まずはミュゼットさんが知らないことを、教えてください。」
「そうッスねー……。うん、とりあえず腹ごしらえッス!」
「…………よ、よし、じゃあ何かご飯でも食べにいきましょうか。」
「あれがいいッス!」
ミュゼットが指さした先にあったのは、ラーメン屋だった。
「ラーメンでいいんですか?」
「食べたことないッスから。……あっ、もしかして嫌いッスか……?」
「そんなことないです。女の子と二人でラーメン屋に行く……ってイメージがなかったもんで……。」
「そうだったんッスか……。早速行こうッス!もうお腹ぺこぺこッスよ!」
「はい。」
少年とミュゼットはラーメン屋へと入っていった。
初めてのラーメンだということで、瞳を輝かせているミュゼット。
口に合えばいいんだけど。
「ラーメン2つ。お願いします。」
椅子に座ると、注文をとりに来てくれた店員に、メニューを告げた。
やがて運ばれてきたラーメンの匂いを、ミュゼットは嗅いでみた。
「お、おお……おおおおおお!!!」
「こ、声が大きいです。」
さらに瞳を輝かせるミュゼット。
ラーメンが運ばれるのを待っている間も、ミュゼットは体を左右に揺らしながら楽しみにしていた。
「食べましょうか。」
「あいッス!えっと、お箸は……っと。」
「はい。」
「ありがとうッス、少年!」
少年は傍らにあった箸を渡した。
「「いただきます!」」
手を合わせてそう言うと、ミュゼットはラーメンを食べようとした……のだが。
「…………あれ?箸が止まりましたけど……どうしました?」
「……まずはスープからッス!」
ミュゼットはどんぶりを両手で持ち、スープを一口すすった。
「…………ん……ぷはぁ……。」
「どうですか?」
「美味いッス……!!」
涙を流すミュゼット。
「そこまで!?大袈裟じゃないですか!?」
「大袈裟じゃないッス!そこの店員さん、店長を呼ぶッス!!」
迫力を出して言うものだから、店員は驚いていた。
「え、あ、はい……!すぐに呼んできます……!」
「ちょっ……店員さん!?」
これは恐らく……いや、絶対クレームだと思われている。
申し訳ないことをした……。
「私が店長ですが……。」
「店長さん!これ、美味いッスよ!!」
「……へ?」
「こんなにも美味しいラーメンを食べられて、私は幸せッス!是非これからも頑張ってくださいッス!!」
「あ、ああ……!ありがとう名も知れぬ女の子!!」
「私はミュゼットッス!」
ガシッ!!……と、ミュゼットは店長と握手をした。
何かが通じあったようだ。
「ありがとうミュゼットちゃん!良ければまた来てくれよ!!」
「あいッス!」
周りの客からは拍手喝采がおきた。
こ、このノリは何なのだ……。
少年は引きながらも、最後までラーメンをいただいた。
・・・・・・・・・
「美味しかったッスねぇー……♪」
「はい。」
ご機嫌なミュゼットは、本当に幸せな顔をしていた。
こちらまで幸せになれそうな笑顔で、少年も笑みがこぼれた。
「あはは……次はどうします?」
「うーん……正直、お腹いっぱいで思い付かないッス!」
「僕もです。それならどこかでゆっくりしましょうか。」
「そうッスねー……あっ、あそこのベンチで休むッス!」
木陰にベンチがあり、ミュゼットは走り出した。
……お腹いっぱいって言ってなかったか?
「うえぇ……。」
「あっ……ほら……。」
苦笑しつつも、少年はミュゼットに駆け寄った。
「うえぇ……。」
自分もなことを忘れていた。
・・・・・・・・・
そして、あれから4日経った。
夕暮れに染まった街並みを、少年とミュゼットは歩いていた。
「次はどうするッス?ここら辺の食べ物は網羅したッスからねぇ……。」
そう。
ミュゼットとの付き合いは、ほとんどが食べ物の事ばかりだったのだ。
「……あ、あの雲、ソフトクリームみたいッス!」
「…………そうですね……。」
少し食べ物から離れてほしい。
「それなら、あれは兎ですね。」
隣にある雲を兎に見立てた。
正直、見えない。
「うさ…………ラビット……ッスか?」
「何故言い直した?……はい、ラビットです。」
「可愛いッスねぇ……。見えないッスけど。」
…………やはりか。
「うさ…………ラビット、好きなんですか?」
「あいッス!何だか親近感を感じるんッスよねぇ……。」
「あー……。」
分かる気がする。
ピョンピョンと元気だったり、ツインテールも、たれ耳に見えないこともない。
「見に行きます?ラビット。」
「え!?見れるんッスか!?」
「確か、少し離れた場所に動物園があったはずですよ。」
「行こうッス!今から!」
「いや……もう夕方ですけど。」
「むう……じゃあ明日!明日行くッスよ!」
「はい。」
食べ物から離れることができる。
少年はとても嬉しかった。
王都に滞在している間、お世話になっている宿屋に帰った。
「お帰り、少年、ミュゼット。」
「また何か食べてきたの?」
ネオラとシュランツが、夕飯の支度をしていた。
「……すみません。」
少年が謝ると、ネオラは手をふらふらさせて「いいよ」と言ってくれた。
「じゃあ、私たちは先に食べておくよ。」
「お姉様❤」
「はいはい、シュランツ。あまりくっつかないでねぇ。」
シュランツは相変わらずネオラが好きらしい。
思わず苦笑してしまった。
「私も食べるッスよ。」
「は?」
「うん。ミュゼットは沢山食べるから、こっちも嬉しいよ~!」
「へへッス!」
まだ食べる気なのか……。
少年はベッドへと倒れこんだ。
・・・・・・・・・
「いただきます。」
「いただかれます。」
「何ですそれ……。」
その日の深夜。
少年は、ネオラと向かい合っていた。
少年は遅めの夕食を食しており、ネオラはずっと起きていてくれた。
「寝ないんですか?」
「うん、眠くないから。」
と、言いつつも、ネオラは欠伸をかいた。
「…………。」
「いや、今のは違うよ!?ほほぉって感心したんだよ!」
「何に!?……まあ、いいですよ。何も言いません。」
「ひゅーひゅー、イケメンだねぇ。」
このお茶らけた性格も、ネオラの良いところだ。
少年は笑っておいた。
黙々と食べていると……少年はふと気になったことを聞いてみた。
「……ネオラさん。」
「ん?」
ネオラは笑顔で、首を傾げる。
「ネオラさんって、僕の記憶の……えっと、光の部分なんですよね?」
「うん、そうだよ。」
「……記憶を無くす……ってのはおかしいか。ネオラさんと出会う前の僕って、ネオラさんみたいだったんですかね。」
「どうだろうね。私が記憶に戻ったら分かると思うよ。」
「…………そうですね。今日も美味しいです。」
「いきなりだね。ありがとう。」
「いえ…………。」
「……少年、明日はどうするんだい?」
「明日は、ミュゼットと動物園に行きます。兎が見たいって言ってましたから。」
「そっか……私たちも、こっそり付いていっていいかな?心配だしさ。」
「……はい。勿論。」
何が心配なのか。
それは聞かないことにした。
夕食を食べ終わり、暫くして少年とネオラは寝ることにした。
その後、誰かがゴソゴソと何かをやっていたが……少年は気にせずに眠りについた。
・・・・・・・・・
「やって来たッス!動物園!」
「はい。」
「早速ラビットを見に行くッスよ!!」
「早くないですか?」
「私は待ちわびていたんッスよ!!少年!」
「……はぁ……じゃあ行きましょうか。」
朝。
開園したばかりの動物園にやって来た少年とミュゼット。
こっそりと後ろから、ネオラとシュランツも付いてきていた。
一応、デートになると思うので……バレないようにしていただきたいところだ。
「ラビット……ラビット……。」
口ずさみながら歩くミュゼット。
足取り軽く彼女が、まるでラビットのようだ。
やはり似ている。
「どうしたんッスか?」
「あ、いえ……。何でもないですよ。」
顔を見ていた少年を、ミュゼットは不思議に思ったようだ。
「そうッスか?」
「はい。……あっ、ほら、あそこがペンギンだから……向こうがラビットですよ。」
「マジッスか!?ラビィィィィッット!!!」
駆け出すミュゼット。
うん。似ている。
少年は慌てて後を追った。
「行かないでくださいよ。」
「え?」
「……え?」
「あっ……ごめんなさいッス……。」
「……あ、いえ。すみません。行きましょう。」
ミュゼットの様子が、そのときはおかしかった。
……変なことを言ったようだが……。思わず口からこぼれてしまった。
「居ますよ、ラビット。」
「あっ……うんッス。おお、兎ッス!兎ッスよ少年!!」
両足でピョンピョンと跳ねるミュゼット。
柵を乗り出しそうで怖かった。
「抱っこしてみます?」
飼育員の方がその場に居合わせ、ラビットを抱っこさせてもらえることになった。
「是非ッス!」
「や、優しくお願いします。」
「勿論ッスよ!」
飼育員が少し引いている。
ミュゼットの兎愛に、飼育員が負けているのか。
「どうぞ。」
「はいッス……。」
ミュゼットは飼育員から、ゆっくりと兎を受け取った。
「……ふ、ふわふわッス……!」
「へぇ……ちょっ、僕もお願いします!」
「はい、少しお待ちください。」
少年心は健在のようだ。
兎を抱いてみると、とても暖かかった。
いつの間にか、ラビット呼びから兎呼びになる理由が分かる気がする。
ミュゼットの笑顔に負けないくらいの暖かかさに、少年は寂しさを覚えた。
・・・・・・・・・
「美味いッス!」
「…………。」
何故動物園にソフトクリームがあったのか。
飛びつくに決まっているだろう。ミュゼットなのだから。
昼、兎以外の動物も堪能して二人でベンチに座っていると、近くでソフトクリームが売ってあった。
「にしても、少年はチョコレートッスか……。」
「いけませんか?」
「ソフトクリームはバニラッスよ!これこそ真髄!」
「そこまで!?」
「当たり前ッスよ!!」
と、ミュゼットは両手を掲げた……。
手からソフトクリームが放たれ……宙を舞った。
「「あっ。」」
ベチャ……と本当に聞こえるんだと、その時知った。
地面には白いクリームが溶けていく。
「……わ、私の真髄……。」
「……落ちたものは仕方無いですよ。」
「3秒ルール!まだいけ」
「ないです!やめてください!!」
「うう……。」
「……チョコレートですけど……ほら。」
「え……。」
「僕、ちょっとトイレに行ってきます。食べてていいですから。」
少年は立ち上がり、トイレに向かった。
少し離れた場所にあったはずなので、ミュゼットがソフトクリームを食べる時間は十分にあるだろう。
「全部食べていいッスかーー!?」
「いいッスよーー!!」
大声で聞かれ、大声で返した。
ミュゼットは食い意地が張っているなぁ。と、苦笑いしてトイレに向かった。
用を足して、その帰りにお土産屋を見つけた。
ミュゼットに渡そうと、こっそりプレゼントを買った。
兎のネックレスだ。
喜んでくれるだろうか。
女の子へのプレゼントなんて初めてで、緊張した。
ミュゼットを想うとその緊張も高まっていったが、勇気を出して買った。
「彼女へのプレゼントかい?」
店員に尋ねられたので、少年は、
「はい。……多分。」
と返事をした。
そこで気付いた。
ミュゼットは皆のムードメーカーで、明るく、小さく、元気で……。
とても大切な存在だと。
恋愛感情があるかどうかは分からないが……彼女が大好きだと言える。
足早に戻った少年に待っていたのは、再び地面にソフトクリームを落としているミュゼットの姿だった。
「……何やってるんですか。」
「あ、少年!やっちまったッス!!」
「……片付けましょうか。」
「……はいッス……。」
片付けようとしたら、見かねた店員さんが後始末をしてくれた。
優しい店員さんだと思い、深々と頭を下げてお礼を言った。
「よかったですね、ミュゼットさん。」
「感無量ッス……。」
「……は、はあ……。」
頬に汗をたらす少年。
すると、ミュゼットは何かに気付いたようだ。
「少年、その手に持ってる袋は何ッスか?」
「あっ……これですか。」
先程買ったネックレスだ。
帰りに渡そうと思っていたのだが……ミュゼットのペースに振り回されて忘れていた。
「……バレたなら仕方無いか。プレゼントです。」
「ええ!?私にッスか!?」
「はい。」
少年は紙袋を手渡した。
「開けていいッスか!?」
「ええ。どうぞ。」
「わーい!何ッスかねぇ……。」
ガサゴソと袋を開けて、中の物を取り出した。
「食べ物じゃない……。」
「ちょっ、雰囲気ぶち壊しじゃないですか!!」
「ネックレス……ッスか?」
「…………はい。しかも……。」
「兎ッスぅぅ!!」
開眼するミュゼット。
怖い。
「あ、ありがとうッス少年!食べ物じゃなくてもこんなに嬉しいなんて……!」
「あはは……引っかかるところがあるけど、喜んでくれて良かったです。」
「…………あ、そっか……。」
何かに気付いたミュゼット。
今更だが、分かりやすい性格だ。
「少年がくれたから……嬉しいんッスね。」
「ミュゼットさん……。」
すると、ミュゼットの瞳から涙が零れ始めた。
「あれ……ご、ごめんッス……。私……。」
「いえ……いいんですよ。……通してあげましょうか。」
「……お願いするッス……。」
笑ってくれた。
「ミュゼットさんは、笑顔が似合います。」
「へへ……。」
少年はミュゼットの後ろにまわり、ネックレスを受け取ると首から下げてあげた。
「わぁ……!可愛いッスよ、少年!」
「はい。とても可愛いです。」
「……ネックレスの話ッスよね?」
「え。あっ……も……。」
勿論です。
と、言うはずだった。
「……いえ。ミュゼットさんが。」
「なっ……!?」
少年がベンチへ座りなおすと、少し照れくさくなった。
「あ、ありがとうッス……。少年。」
「……はい。……何か、気にしだしたら、隣って照れくさいですね……!」
「そ、そうッスね!」
少年は慌てて立ち上がった。
いてもたってもいられなくなり、1歩だけ歩く。
「次、どうします?食べ物以外でお願いします!」
「少年。」
「はい。」
「本当にありがとうッス。」
金属音がした。
すぐに分かった。何かが落ちたのだろう。
少年が振り返るとそこにはミュゼットの姿はなく、封筒と紙とペン、そして兎のネックレスが落ちていた。
少年「僕、ミュゼットさんに、何もしてやれてないんです……!!」
シュランツ「生半可な気持ちを持ってない!!」
ネオラ「……ごめん、少年。」
少年「そんな下品なお願いなんですか?」
ネオラ「まだお話させて。」
シュランツ「画用紙とペンとはさみを買いに行くわよ!」
ネオラ「いっておいで、シュランツ。」
シュランツ「……結婚式を挙げてみたい……。」
次回「少年とシュランツ」




