今を生き抜く命の輝き。
浪士組の各々の守り方が面白かったのか、容保はつい笑ってしまう。浪士組ととめは顔を見合わせ、爆笑が辺りを包む。
次の瞬間ーー爆笑が辺りを包んだ。
「わははは!一、なんだそのツラは!泥だらけじゃねぇか!」
「……お前も大事な酒瓶が割れてるぞ」
「ご、ごめんなさい。私……蛍を近くで見てみたかったの」
事態に気がついた姫様が申し訳無さそうに眉根を下げる。
「わかってるよ、敏。大事なくてよかった……」
容保様が姫様の頭を撫でる。
「沖田はどうして背中を守ってたんだい」
「…………」
私たちがわちゃわちゃやっている中で、一人静かな沖田に質問を投げかける。
「……主君(容保)を守るのが僕たちの仕事だからだろ……」
顔を背けながら、沖田は答える。
「はっは!いい心がけじゃねぇか総司!」
永倉がすかさず沖田の頭をぐしゃぐしゃにする。
「やめてくださいよ!僕の髪は永倉さんみたいに無作法に生えてるわけではないんですから!」
「んだとぉ!?」
「くくく……」
永倉と沖田のやりとりを見て、泥だらけの斉藤が肩で笑う。
「……敏、見て。蛍が戻って来たよ」
そう言って容保様は姫様をもう一度、確かめるように抱き寄せた。
「……はい//殿……」
* * *
「大体永倉さんはですねぇ……!」
「お?また竹刀の稽古でもすっかぁ??」
「……今度は俺も混ぜてくれ」
まだ馬鹿騒ぎをしている浪士組を尻目に、二人の前には今を生き抜く命の輝きがあった。
それはきっと。
これからもずっとーー
この物語での永倉の髪の毛はボサボサです。笑
最後まで読んで頂きありがとうございました。




