番外編・適当組のハロウィンパーティー⑥
その時、篝が両腕を大きく広げた。
「見て総司!ミイラの呪いじゃ!がお〜!」
何を勘違いしたのか、篝は獣の真似をして顔の前で爪を立てる仕草をした。その瞬間、篝の包帯がずれる。
「篝!」
沖田が素早く包帯を押さえた。と同時に、柔らかい感触が沖田の手に伝わる。
(クソッ!//)
「……篝!胸元!」
「??総司何やってんだ?そんなとこで」
篝は自分の胸元で慌てふためく沖田を不思議そうに眺めていた。
「あなたが包帯をキツく巻きすぎたせいで胸が出そうなんですよ!//」
沖田は耳まで赤くなりながら、器用に包帯を巻き直す。
「もっときちんと巻いてください!」
「おお!助かる!ここの部分だけ巻き方が分からなくてよ……って総司。お前顔が真っ赤だぞ!」
「誰のせいだと思っているんですか!」
篝は一瞬ぽかんとしたあと、またあの可愛い顔で笑う。
「ごめんごめん!ちょっと気合い入れて巻きすぎたんだ。直してくれてありがとな!総司」
「……当たり前でしょう」
沖田は小さく呟いた。
「あなたが、あんな格好でうろうろしていたらと思うと……」
(篝の無防備さは、僕だけが知っていればいいんです!)
「ん?」
「何でもありません!」
沖田はそっぽを向いた。
*
その時だった。
「……まぁ!私は一体、何を着せられたのでしょうか!このようなお召し物は初めてですわ」
やっぱりいいですねこの沖田と篝の二人。
また次も喧嘩してる二人を書きたいですね。さあ次は敏姫様!
最後まで読んで頂きありがとうございました。




