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もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第四十四章・虎之助の想い

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番外編・適当組のハロウィンパーティー⑤

「……呼ばれたから来てみたはいいものの……台所で何をやっているんですか」


 修理が頭を抱えた。


 彼は黒い執事服を身にまとい、白い手袋までつけている。いつも以上にきっちりした姿だった。


 その横には、同じくメイド服に身を包んだお雪が控えていた。


「神保様。お茶をお持ちいたしましょうか?」


「……お雪殿。私は今、茶よりも平穏が欲しいのです」


「では、薙刀をお持ちいたしましょうか?」


「なぜそうなるのです!?」


「騒ぎを鎮めるには、まず威圧が必要かと」


「ここは屯所の台所ですよ!?」


 お雪は小首を傾げた。


「そうでしたね」


 修理は天を仰いだ。


(……なぜ私の周りにはいつもこう……個性的な人ばかり集まるのだ)


 *


「お待たせしたなぁ!いや、お待たせしすぎたかもしれねえ!」


 篝が現れた。


 身体には白い包帯を巻き付け、頭にも包帯。ミイラ女の仮装である。


 ただし、本人はかなり気合いを入れて巻いたらしく、動くたびに胸元の包帯がずれそうになっている。


「どうだ!どこからどう見ても完璧なミイラ女だ!なあ総司!」


「…………」


 沖田総司は、篝と同じく包帯を巻いてミイラ男に仮装していた。


 篝と違うのは包帯の巻き方であった。ぐるぐる巻きにしただけであとは適当。


 顔には明らかに不機嫌と書いてある。


「……どしたの総司、やる気が全くみられないんだけど?」


「そんなものありませんよ」


 沖田は篝を見た。


 篝は満面の笑みで沖田の顔を見る。


「あれ!?」


 その笑顔がたまらなく可愛くて。思わず沖田は顔を逸らす。


「よく見たら総司と私お揃いじゃん!!」


「……そうですね//」


 沖田はため息をついた。


(……本当は参加したくはなかったけど……仕方ないでしょう。篝のこんな楽しそうな姿を見てしまったら//)


 そのとき、篝が両腕を大きく広げた。


修理様の執事姿見たいなぁ。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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