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もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第二十四章・騒動後・平穏な日々

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お味噌を買いに……

味噌やもろもろの食材が切れていることに気づいた小太郎は、篝と、何故かついてきた沖田と一緒に買い物に行く。

 壬生屯所・台所にてーー


「味噌と、醤油も、塩も切れそうかな。あと出汁に使う昆布も……」


 あと菓子作りに砂糖……

 

 菓子、作ってもいいんだよね?


「そうだ!今日は兄さんに菓子を持って行ってあげよう!」


 ……菓子の材料ッと……


(……胡蝶蘭の菓子、作ってくれるんだろ?)


 まだ、胡蝶蘭は作れないけど……兄さんに菓子を作って持っていこう//


 * * *


「篝、ちょっと手伝ってくれないかな。そのかわり飯の手伝いはいいから」


 篝は何故か屯所にある藁束で稽古をしていた。


「篝、そんなことしていいのか?新撰組でもないのに……」


「ん〜?なんかお前を助けるのに協力した礼だって。特別に許可するってあの黒い壬生狼(みぶろ)が言ってた」


 黒い壬生狼……土方さんのことか。


「で?私に用って何?」


「実は……」


 * * *


「ええ〜!何ここ!飯屋がそこら辺にあるじゃん!街には何度か行ったことがあるけど、この通りは知らなかったなぁ」


「ふふ、今日は調味料を買いに行くからね」


「ねぇねぇ小太郎!その調味料とやらを買ったあとに寄っていいか?あの屋台寄ってもいい?」


 小太郎は困ったように頷く。


「いいよ」


「……感心しませんね。小太郎さんの護衛がこんなに飯に貪欲では」


 いつのまに居たのだろう、沖田総司が音もなく二人の間に現れた。


「山猫一人じゃ危ないので、僕もついていきます」


「んだとぉ??私が飯なんかに惹かれるかっての!」


 その瞬間……


 グゥゥ〜!と篝の腹が鳴った。


「ほらね」


 沖田が何故か勝ち誇ったように言う。


「篝。ごめんね、今はこれで我慢して」


 そう言って小太郎は笹の葉で包んだ握り飯を出して来た。


「うぁああ〜!ありがとう小太郎!」


 篝はそう言って目をキラキラさせる。


「塩が足りなかったから薄味だけど……」


「全然いいよぉ!ありがほう」


 しばらくして三人は、屯所がお世話になっている味噌屋に到着した。


沖田はなんだかんだで篝が気になるんです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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