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もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第二十三章・騒動後・容保公の審判

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うめぇの大合唱

※すみません前の話と被ってしまう部分があります。


永倉の兄さんが面白いだけの話です。

 今日の夕餉の献立は。


 新じゃがの煮物

 きゅうりの浅漬け

 茄子の田楽

 そら豆の塩茹で

 それと、炊き立てのご飯!


「美味しそう!美味しそう!このそら豆私が剥いたんだぜ!」


 篝は無意識に沖田に抱きついてぴょんぴょん飛び跳ねた。


「……//そうですね……」


「土方さん、手伝ってくれてありがとうございました」


「いやいいんだ。間に合ってよかったな。それに……」


 喜んで飛び跳ねている篝と、嫌そうには見えるけど本気で嫌がってはいない沖田の様子を見ながら土方は続ける。


「……ようやく屯所にも、平穏が戻って来そうでよかった。ありがとな。小太郎」


「はい!!」


「よっしゃお前ェら!飯の時間だ!!」


 土方の言葉を待っていたかのように、一斉に隊士たちが飛び出して来た。


「うめえ〜!!」

「久しぶりの米だ!甘い!うまい!」

「この新じゃがの煮物、めちゃくちゃうめぇ!」

「俺が作ったのは食えたもんじゃなかったのに、こりゃうめぇ!」


 隊士たちのうめえの大合唱と笑顔を見て、小太郎はやっと心から安堵したのだった。


 ーー兄さんの言った通りだ。ここが俺の居場所……


 * * *


 その頃、黒谷・客人用の離れ座敷にてーー


「うめえ〜!!小菊の握ってくれた握り飯うめえよぉ〜!!」


 永倉が小太郎が残していった弁当を泣きながら食っていたという……


「こりゃあ斉藤よりも重症だねぇ」


 密かに様子を見ていたおとめがため息をついた。


隊士たちの「うめぇ」は心からのうめぇ。

永倉の「うめぇ」はなんか切ない……笑


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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