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もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第二十二章・小太郎と永倉と……

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小太郎の夢

小太郎を救出した後、思わぬ形で小太郎の夢を知った永倉は胸が締め付けられる想いだった。

(胡蝶蘭……?それを俺のために作る。それが、お前の夢なのか。小菊……)


 永倉の小太郎を抱く腕に力が入る。


「虎之助!いるか!!」


「ここにいます!皆さんよくご無事で」  


 身を隠していた草むらから虎之助が顔を出した。


「……僕たちは後から帰ります。先に小太郎さんと旦那を」


 沖田がそう言うと、虎之助は永倉の腕の中の小太郎を見てハッとした。


「……街一番の薬師の元へ行きます!」


 * * *


「……危なかったですな」


「そ、それでどうなんです?!小太郎の容体は!?」


 永倉が薬師の首をガクガクと揺らす。


「と、とりあえず危機は脱しました。真っ直ぐ私の元へ来てくださって正解でしたよ」


 薬師が言うには、小太郎は普段から食が細く、囚われていた間も何も食べていなかったので体が極端に衰弱しているとの話だった。


 薬を処方して飲んだところ、落ち着いたと。


 とにかく今は休み、保温してください。お白湯をゆっくり飲ませてーー


 * * *


「顔色が、さっきより良くなった気がする」


 壬生屯所・永倉の部屋にてーー


 以前容保公から賜った布団に小太郎を寝かせて、薬師の言う通りに白湯を少しずつ飲ませたところ、小太郎の顔色が心なしか良くなっていた。


「ありがとな、虎之助。真っ直ぐ薬師の元へ駆け込んでくれて」


「いや、俺もいろんなことをやってるんで。お役に立てたようで何よりです。それに永倉さんにはいつも酒を買ってもらったり、兄貴のことに関しても良くしてもらってますから。そのお礼です」


「虎之助……」


「永倉さん、小太郎さんのこと……好いていらっしゃるんですね」


「えっ!?//」


 虎之助の思わぬ言葉に、永倉は面食らった。

小太郎やら小菊やら紛らわしいですね。すみません。小が付いてる名前の人は同一人物です(どんな説明?)


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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