仲良く喧嘩してる
猪を切っている時に血まみれになってしまった篝は、小太郎によって無理矢理湯に入らされたのだが……
ばしゃん!!
「わぶっ!!」
桶に貼った湯に篝を入れる。
「おお!これはいい湯だ!」
「ちょっとそこに浸かっといて!俺はお前の着物を探してくる」
俺は血で汚れた篝の着物の代わりに、篝が着れそうな着物を探した。
とはいえ、着物といえばここの隊士達の木綿の着流ししか無い。
仕方ない……選り好みはしてられない。
俺が篝のところに戻った時、篝は髪を下ろして湯でちゃぷちゃぷと遊んでいた。
はぁ……ここをどこだと思ってんだ。
「篝お前ちょっと気を抜きすぎだ。ここはお前が嫌いな『壬生狼』の巣窟だぞ!」
あ、そうかという顔をする篝。篝は強いから、隊士達くらいはなんとか追い払えるのかな?まぁいいけど……
「これに着替えて。今日見たところ、お前には台所仕事は無理だとわかった。おかげで台所は散々だよ」
けど……
「面白いもんも見れた。お前あの壬生狼……じゃない沖田さんと結構うまくやってるんだね」
「はぁ!?誰があんな馬鹿犬と!?」
篝がそう言って湯から上半身を乗り出した時ーー
「……や、山猫……お前……//」
篝を追って来たらしい沖田が、篝のあられもない姿(※上半身だけでほとんどは長い髪と湯気で隠れてます)を見てその場で卒倒してしまった。
「もぉ〜!!二人とも台所には出禁だ!!ろくなことしやしない!!」
小太郎の叫びが屯所中に響いた。
この場合でもラッキースケベというのかな?
最後まで読んで頂きありがとうございました。




