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もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第十七章 山猫は人に懐くもの?

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異様な集団と可憐な花

おときの手紙に胸を打たれた篝は山を降りた。

そこへものものしい集団を引き連れた可愛らしいおときがいた。笑

 京都の刀屋にて。


 新撰組三番隊組長・斉藤一

 新撰組二番隊組長・永倉新八

 新撰組一番隊組長・沖田総司

 女剣士・秋月篝


 殺気と血の匂いと人斬りしか知らない面子が護衛するのはーー


 敏姫様の侍女・おとき。


「いや、おかしくないか?いくらなんでも女子(おなご)一人に組長三人と女剣豪って……」


 永倉がいち早くこの異様な状況に突っ込んだ。


「……おときにはこのくらい過保護でないといけない。ちょっと目を離すとすぐにどこかへ行ってしまうからな」


 斉藤がクソ真面目な顔をして口を開く。


 一方のおときはというと。


 頬を膨らませてだいぶご立腹のようだった。


「おときさん、どうしたんですか?」


「だってせっかくかがりお姉様と出かけられるって思ったのに!師匠だけでなく永倉さんや沖田さんまでついてくるんですもの!」


「僕もそう思いますけど……」


 沖田は仕方ないというように首の後ろをかいた。


「おいチビ、安心しろ。この壬生狼たちはおまけみたいなもんだ。心配すんな……お前は私が守る」


 篝のその言葉を聞いて、斉藤のこめかみがピクリと動く。


「今日は実質二人だ。さあ刀を選ぼう?」


 篝が優しく言うと、おときの顔がぱっと明るくなる。


「はい!!」


「なんだあの女……俺のおときに馴れ馴れしい。それにいくら強いと言っても所詮は女子(おなご)……いざという時におときを守れるのかブツブツブツブツ……」


「漏れてる漏れてる!はじめ!少しは殺気を抑えろよ」


「それにしてもずいぶん物騒なお店に行くんですね。刀屋なんて……」


「刀??」


 沖田の言葉を聞いて、またにわかに斉藤の殺気が漏れる。


「……刀などおときとは全く正反対の存在だろう。何故そんな店に……」


「ハァ……はじめは鈍いなぁ」

篝はかっこいいですね。篝なら斉藤にも永倉にも勝てそうですね。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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