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もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第十六章 おときの大冒険

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かがりお姉様と仲良くなりたい!

ep.145「似合う櫛も、僕が選ぶ」

の続きです。櫛を買いに来た篝と沖田のおとき視点です。

おときはあれこれの手を使って篝と沖田のストーカーをします。

 今日こそは!今日こそは!


 かがりお姉様と仲良くなりたい!!


 先日黒谷に来てくれた時は、せっかく宴会場に忍び込んだのに師匠に阻止されて。


 おとめお姉様とかがりお姉様が買い物に行く時にはまたも師匠に止められたけれど。


 でもついにこの日が来ましたわ!


 ついさっき、虎之助さんと永倉さんの会話を盗み聞きしてたんです!


 そしたらかがりお姉様がどうやら街に来るそうで……


 付き添いは沖田さん。沖田さんのことはよく知らないけど敏姫さまのお友達らしくて……


(敏姫さまのお友達なら、このお方とも仲良くできるかな?)


 と淡い期待を抱きつつ……


 私は今、虎之助さんの荷車に侵入して二人の後をついて行ってるところなんです。


 そして今日はなんと言っても、師匠がどうしても外せない用事で屯所に缶詰めなんです!!


 これはチャンス!


 きっと容保さまと敏姫さまが彦星と織姫の力を使って私にチャンスを下さったに違いませんわ。


 虎之助さんの荷車が止まったところで、同じようにお二人もお店の前でとまりました。


「櫛のお店??」


 あ、師匠に真珠の櫛を買ってもらったお店と一緒だわ!まぁ素敵!

 

 きっとかがりお姉様のあの美しい黒髪に合う櫛を買いに来たのね。


 こうして私はこっそりと二人の後を追うことにしたのです。


斉藤さんは何やってるんですかね?


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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