問題児だらけの屯所
壬生屯所の斉藤の書院にて。とめは覚え帳を渡すと、斉藤に姐さんしかいないと言われ…‥
場所は変わってここは壬生屯所の斉藤の書院。
「はい、これが二人の覚え帳だよ」
そう言って斉藤に覚え帳を渡す。
「……これは助かった。どのようにして聞いたんだ?」
「普通に聞いただけだよ」
私の言葉を聞いた斉藤は、しばらく黙って俯いていた。
「どうした斉藤?腹でも痛いのかい」
「……やはり姐さんしかいない」
「えっ?」
* * *
「新撰組からちょっとした頼み事を解決する班を結成したいって?はじめがそんなことを?」
台所で洗濯していた永倉が、私の言葉に驚いて顔をあげた。
「『壬生詮議組』だってさ。斉藤はそう呼んでたけど、私は「馬鹿二人と問題児」の方がしっくりくるね」
斉藤からくすねた三色団子をもぐもぐさせながら私は言う。
「はっはっは!『馬鹿二人と問題児』か!俺もそっちのがいいな!」
こいつ……馬鹿の中に自分が入ってるってわからないのかい……まあいいけど。
「新撰組の活動は主に京都の治安維持だから、今回のような斉藤の『完全趣味』みたいな件に浪士達を付き合わせるのは気がひけるんだそうだ」
そんで思いついたのが「壬生詮議組」だ。
主要メンバーは、斉藤、永倉、そして何故か沖田と私。
「ちょっと待て!浪士達には気を遣うのに俺にはいいのかよ!」
「斉藤曰く、あいつ(永倉)は主君への忠義も厚いし、新撰組を身内みたいに大事にしてるからって言ってたよ。何より剣の腕前がいいって」
「結局は刀なのか!はじめも大概考え方が極端だよなぁ」
永倉はブツクサ文句を言いながらも、何故か嬉しそうに洗濯物を干していた。
さて次は『問題児』ーー沖田総司。
最初は
「壬生詮議組?何それ僕は絶対参加しません」とか言ってくるだろうけど、まあ何とかなるでしょ。
「壬生詮議組」ですが、屯所でのちょっとした事件を内輪で解決する組ですね。
黒崎のことは後回しです。笑
最後まで読んで頂きありがとうございました。




