表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一度、あなたと。  作者: 杉野仁美
第十二章 虎之助の兄

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/210

熊と問題児のまとめ役

屯所に戻った三人は、各々黒崎豹魔の印象を語ろうとしたが、永倉はせっかく遠出もしたしという理由で早々に酒を飲んでいた。

 壬生の屯所ーー斉藤の書院にて。


 廃寺から戻って来た三人は各々、黒崎豹魔の印象を語ろうとしていたが……


「今から黒崎の印象を書いていく。とは言っても浪人の話だけだが……各々受けた印象を正直に話せ」


 斉藤が文を書くつもりで、書院の文机の前に座る。


「えー、せっかく遠出したんだから一杯やろうぜ!虎之助から酒もらったし」


「……永倉さん、呆れましたよ」


「へーん、総司はそこで大人しく見てろってんだ。俺みたいに飲めねえしな」


「……永倉さん、斬られたいんですか?」


 沖田は笑顔で躊躇いなく鯉口を切る。


「…………」


(ダメだ。そもそもこいつらは人の話を聞くタチじゃなかった……)


 この状況をどうすべきかを斉藤が考えあぐねているとーー


「お邪魔するよ!!」


 離れにいてもよく通る声が聞こえて来た。

 敏姫の侍女・とめだ。

 何があったのか、もうすでに若干キレ気味だ。


「おとめさん、何故ここに?護衛もつけないで……」


 そこに新撰組一の色男、土方歳三が参上し、声をかける。


 とめが何事か話すと、土方はなにやら困ったような、慌てたような様子で肩をすくめていた。


「ははぁ、また近藤さんが何かしでかしたな」


 いつのまにか書院の縁側で様子を見ていた永倉がニヤニヤしながら酒を飲んでいた。


「……姐さんか……よし、頼んでみよう」


「何をですか?」


「お前たちのまとめ役だ」


 斉藤はそう言って足をとめのいる方に向けた。

どうやら斉藤は、口下手な自分の代わりにまとめ役をとめに任せたいと思っているようです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ