危険むーど
今回はいつもより短いかもしれません。
そして多分次からもこんな感じの長さになるかもしれないです。
「や、やっと辿り着いた…!!」
「……っ、!!」
あ、誰か入ってきたと思ったらやっぱり知らない人だった
「守陽、よくも俺達を置いていきましたね…!?」
「げっ。紫暮落ち着けって!!」
なんだ、入ってきたのは紫織さんのお兄さんか
てことは横にいるのは翠白ちゃんのお兄さんか!!
結構遅かったなぁ。方向音痴ってほんとだったんだ
というか、敬語+俺ってこんなに違和感があるものなんだ…
「……っ、…っ」
『離せゆうとるで。兄ちゃんとこ行きたいんやろ』
「ん、あぁ。ごめんごめん」
なんか翠白ちゃんがじたばたしてると思ったらそういう事か
そりゃお迎えが来たんだからそっちに行きたいよね
ごめんよ、翠白ちゃん
「翠白……っ」
「っ!」
あー、翠白ちゃん嬉しそうだ
こんな時でも声は出さないんだ…
「あ、浅葱の声久しぶりに聞いた…」
「浅葱も必要最低限の事しか喋りませんもんね」
じゃあ兄妹揃って無口なのか…
イシソツウが大変だな
『漢字は無理でもせめて平仮名に直せよ…』
「うるさいなぁ!! あ…」
『っ!? あほ…っ』
ヤバい…。つい口から言葉が…
明らかに初対面の人から変な人として頭にインプットされる…
緋人と話す時はあんまり口に出さないようにしてたのに…
「智輝、あの人は…?」
「あぁ、ちょっと特殊なんだ。ほっといてやれ」
「私特殊なんかじゃないよ!?」
「十分特殊だと…」
「どこが!?」
「雨音は特殊だよー」
「そうだよ。自分の事人間だなんて言うんだからー」
「私は人間だぁ!!」
なーんか最近みんなに馬鹿にされてるような…?
まず私ちゃんとした人間だし
妖怪なのは緋人だし
私ちゃんとした人間だし
あ、間違えて同じ事2回言っちゃった
それにしても、みんなが言うなら私人間じゃないのかな?
じゃあ人間じゃないとしたら一体なんだろう?
あ、もしかして…、神様とか!? (※違います)
もしそうだったらすごいなー
「私弥生っていいます」
「優奈です。この子はこまちゃんです」
「小鞠っ!」
「弥生さんに優奈さんに小鞠ちゃん? 俺は紫暮っていいます。」
「「よろしく、紫暮さん!!」」
あれ? 私が考え事してる間にみんな自己紹介終わってるじゃん
えー、じゃあ私も自己紹介しようかなー
「え、っと…、雨音って言います。始めまして」
「…始めまして、紫暮です。よろしくお願いします」
手を出されたって事は、え? 握手って事?
私も出した方がいいんだよね?
だよね? あんまり相手の人を待たせちゃいけないし…、うん。
――バシッ
「雨音に触るんやない!!」
…え?
何? 何が起こったの?
てかいつの間にか緋人が表に出てるんだけど?
なんで紫暮さんの手を振り払ったの?
え、分からない事だらけなんだけど
どういう状況だ、これ?
(え、ちょ、緋人!? どうしたの、いきなり?!)
『…雨音は黙ってろ』
(え、酷くない!? せめて説明を!!)
「…あなたは?」
「緋人」
「緋人さん…、ですか…」
何だろう、この2人の間に流れてる不穏な空気…
一触即発って感じの…。使い方合ってるかな?
もうとりあえず怖い!! なんか怖い!! よくわかんないけど怖い!! としか言い様がない!!
一体…、なんで…?




