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七番目の黙示録  作者: 凛月
第二章・辺境の魔術師
12/29

俺がしてあげられる事

 椅子に座ったまま、改めて彼女の部屋も見渡す。部屋は俺の部屋より少し大きいくらいで大した差はない。本棚に多少の本と壁にポスターが一枚張られている。まぎれもなく彼女の私室だ。


「あんまりジロジロ見るのはあんまり良くないと思うんだけどな~」

「あ、すみません。ただ、魔術に興味があるようだったので」


 壁に貼られているポスター――満月を背に杖を掲げる銀髪紫色の少女の絵。これは、ゲーム時代にもよく見た「至高の魔術師」というルームアクセサリーだ。飾るだけで魔力がわずかに上昇するというバフアイテムでもある。この世界ではただのポスターだけど。


「そういえば君は魔術師だったね。えーと……とりあえず自己紹介しよっか。私はアンリだよ」

「僕はハル。おっしゃる通り魔術師です。アンリ…さんはどれくらい魔術に詳しいんですか?」

「呼び捨てでいいよ。なんだかこそばゆいし……魔術はね別に好きなだけで詳しいわけじゃないよ。憧れてるの……物語に出てくるようなすごい魔術師に」


 アンリはベットに座り本棚の方を見る。本棚にあるのはほとんど冒険譚だ。魔術師への憧れ……非日常を求めるための冒険譚の数々――アンリの深層心理にあるのは現実からの脱却か。


「アンリは魔術師になろうとは思わないいんですか?」

「憧れはするけどさ……正規の魔術師になるには学院に入るか、試験を受けないといけないし……その分お金もかかるからね。私にそんな余裕ないよ」

「学院……そういえばそういうのあったな……」


 ゲームでは魔術のチュートリアルを行う為だけの施設だった。黎明期はちゃんとした学校だったらしいけど、プレイヤーが増えていく中で、学校で学ぶよりプレイヤーから教わった方が効率的になったから、地方の学院はどんどん消えていったんだったけな……。


「ちなみにお金はどれくらいで……?」

「入学時の持参金で百万リアンで、一年の受講料が五十万と諸々の経費……通えるのなんて貴族様か大金持ちくらいだよ。平民が魔術師になるには、誰かに師事して試験に合格するしかない……けど、それにもお金はかかるからさ。魔術師になるのって大変なんだよ」


 私立の学校とか専門学校レベルの金のかかりようだな……。となると、この世界の魔術師の総人口はそう多くないって思ってた方が良さそうか。俺みたいな特殊な例もいないわけじゃないだろうけど、それこそ数百万人に一人いるかいないかくらいだろう。


「ハルってどうやって魔術師なったの?やっぱり家柄がいいから?」

「俺もただの平民ですよ。というかそれ以下?ですね。生まれた時から山奥生活でしたし、育ての親が何者すら知らないです。わかるとすれば、とてつもなく優秀な魔術師ってことくらいですかね。魔術師になったのは、成り行き……です」

「成り行きか~……親が魔術師だったらそうなるよね」


 羨ましいと呟いたアンリの態度は、悲観的じゃなくて憧れを持ったものだ。……別に自分の生まれが悪いとは思ってない――っと。


「ちなみにこの町にはどのくらいの魔術師が?」

「三人いるよ。六級と四級と三級」

「三級ですか。すごいですね」


 傭兵は実力主義だけど、魔術師は完全なる階級社会。見習い含めて十二もの階級も存在する。五級から上は一人前……だった気がする。一級なんかは両手で数えられるくらいだったから、ゲーム時代でもひけらかす輩は数え切れないほどいた。それから、独自の魔術体系を構築している人は特級に認定される。オリオンのぽっぴんさんはまさにそれだ。


「すごいんだけどね……まあちょっとあれって言うか……」

「なるほど、あれですか」


 手に取るようにわかる。こんな辺境にいて、そして三人しかいない魔術師のうちで一番階級が高いその三級魔術師は、さぞ傲慢なんだろうな。


「でも魔力供給できるは、四級と三級のひとだけだから誰も強く言えないんだよね~あはは」

「六級の人は?」

「あの人はこの町生まれの人だから、普通に生活してるよ。魔力供給できないから、五級の試験が受けられなくて戻ってきたの」


 魔力供給が境目か……もしその人が資格を取れてたなら、よそ者の魔術師が住み着くことも無かっただろうに……。

 この町の寒波はかなり厳しいけど、魔術師には関係ない。魔力切れさえ起こさなければ困ることも無いし、逆に供給の需要が高まっていくらでも稼げる……魔術師にとってこの町はいいカモってわけだ。


「この宿に結界を張ったのって、その二人のどっちかですか?」

「ううん。おじいちゃんの知り合いだった二級の魔術師さん。毎年、冬前に一度だけ来てくれるの。あの二人には頼めないよ。とんでもない値段だったから……」

「おじいさんの人脈に感謝ですね」


 知り合いと言っても、流石に無償で結界魔術を張ってくれるわけじゃないか。二級って言ったら相当な魔術師だろうし、下手に値下げしようもんなら、アンリにヘイトが向きかねない。少しはオマケしてくれてるだろうけど……それでも高額なことには変わりないはずだ。


「ちなみに供給の値段ってどんな感じですか?」

「千魔力に対して五千リアン……相場の二倍ってところかな」

「な……ぼったくりじゃないですか!」

「でも、ぎりぎり法の範囲内だから何も言えないの。辺境も辺境だし、雪国だからある程度の追加徴収が認められてる……魔力が無限だったらそんなことも無いんだろうけどさ」


 魔術師の魔力量と需要がまったく合って無いってことか。この世界の平均魔力量……知る必要がありそうだな。アンリはそこまで知らないだろうし、俺の魔術書もそこまでは書かれてない。そいつらの限界をどうにかして試してみるか……?


「ハルは非正規の魔術師だもんね……ハルみたいな良心的な人が町に来てくれればいいんだけどなあ……」

「資格がないと営業できないですから」


 見習いでもいいから魔術師として認められれば、仕事として受けられる。ただし、金銭を受け取らなければ供給してもいい……抜け道はある。でも、誓ったんだよなあ……当の魔術師たちも法外なことはしていない……咎められないから、抜け道を使う正当性もない。


「……あ、そういえば供給のためのお金ってどうやって稼いでるんですか?」

「あー……お父さんからの仕送り……から」


 アンリは気まずそうに頬を掻く。宿の収益でどうにかしているとは思っていなかったけど、父親からだったか。


「お父さんは今何処に?」

「出稼ぎで聖都にいるよ。お父さん大工だから、今大忙しだって手紙に書いてた」


 大工か……今の時代は魔術的機械革命の最中……おそらく聖都では大規模な区画整理が進められているはずだ。ここから聖都まで一週間、往復二週間と考えると、帰省は絶望的だな。


「そうでしたか。会いに行ったりは?」

「宿があるからね~お金だってかかるし……最後に会ったのはおじいちゃんのお葬式の時。その時もすぐに戻っちゃったけど」


 寂しそうなそぶりは一切見せない。――感覚の麻痺か……親から受けるはずの愛情が全く足りていない。母親の名前を出さないのは、亡くなっているか――または別の所にいるか…どちらにせよ、アンリはこの一年、家では孤独だったという事だ。

 愛情の不足、孤独、執着、切迫、焦り――…環境も立場も違えど、父さんが話してくれた、叔父さんが置かれていた状況に酷似してしまっている。今アンリの心の安定を保っているのはこの宿という存在。それがなくなればどうなるか……俺はその可能性の一つを知っている。


「ねえ、ハルが知りたいのって情報だよね?私の事聞いてなんになるの?」

「え、あー体験談を聞いた方がよくわかると思いまして。お金の話はいい収獲です。俺も聖都に向かう身ですし、それから魔術師試験も受けるつもりですから。あとはちょっとしたコミュニケーションですよ……あはは」

「そっか、なるほどなるほど」


 流石に踏み込みが早すぎた……でも、こうなったら勢いで押し切るのもあり……か。情報を対価にと言ったのはただの口実。真の目的はアンリと対話して現状を知る事。お節介だという事は重々承知だ。でも、やっぱり、どうしても俺にはやらなきゃいけないことだと思ってしまった。どうやって話を切り出そうか――。


「あとは何かある?明日朝早いんでしょ?そろそろ寝なくちゃ」

「そうですね。じゃあ、どうして宿代を誤魔化すようなことをしたんですか?ほんとはもっと高かったですよね」


 宿代は三千リアンだと言った。でも、「ご…」と言って言い淀んだ。多分、本来の宿代は「五千リアン」以上……そこに何かある。この宿の経済状況からして、値を上げることはあっても、下げるのは絶対におかしい。


「……何のこと?っていうか、それこそ私個人への質問だよね。聞く必要ないじゃない」

「…わかっています。でも、それを……その理由を聞かなくちゃいけない。アンリの事をもっと知らないといけない……そんな気がするんです」


 アンリの不信感が高まってる……でも、身体的接触をしないなら、多少強引でもいい。辻褄も論理もすっ飛ばして、勢いつけて相手に考える暇を与えないで聞き出す。もし、アンリが強引に引きはなして、俺を突き飛ばして、拒否するならそこまでだ。その先からは踏み込めない。だって他人なんだから。

 でも、アンリの心が俺の予想どおりなんだったら、アンリが本当に”助け”を求めているのなら、きっと俺の手を取ってくれるはずだ。


「アンリは……俺の知っている人によく似ている。外見の話じゃなくて、そのあり方が……。何かへの執着心、助けを求められない事情、将来への焦り――……全部わかってあげられるとは思いません。でも、話は聞いてあげられる。力になれるのなら、貸してあげられる。どうせ、すぐにいなくなる旅人です。口外される心配もいりません。だから、吐き出してしまいませんか?」


 アンリは決して短くない俺の話を、最後まで遮ることなく、目を合わせて聞いた。やっぱりアンリには何かがある。じゃないと、こんな初対面で、自分の心にずけずけと無遠慮に踏み入ってくる奴の言葉なんて絶対に最後まで聞かない。


「……魔術師って心まで読めちゃうの?でも、そうだね……たった一夜の話し相手っていうのも悪くないかも」

「はあー……それは良かった……」

「どうしてハルが安心したような顔してるのよ」

「断られたら、ただの勘違い野郎って感じになるじゃないですか」

「だったら、そっちをホントにしてあげよっか?」

「勘弁してください……でも、話てくれるなら真剣に聞きます。これでも聞き上手だと思っているので」

「その妙な自信はどこから来るのよ」


 聞き上手って言っても師匠の説教を、ただ無心で聞き続けた経験があるってだけだけど……。

 それからアンリは、自分の中で少しずつ溜まっていた物を、ゆっくり吐き出すようにこぼし始めた。


「どこから話そっか……ああ、宿代については正解。元は五千五百リアンなの。でも、町の中心にある宿は食事付きで四千リアン。だから、確実に泊まってもらうために値下げしたの」

「にしても下げ過ぎでは?」

「あはは、とっさの考えだったからさ。損得勘定抜きで言っちゃった」

「そこまでして、どうして俺を泊めようとしたんですか?」

「かなり久しぶりのお客さんだったから。舞い上がってたんじゃないかな、きっと」

「確かにテンション高目ではあったかもしれませんね……というかずっと高かったか」


 俺が踏み込みしすぎた時以外はずっと明るかったもんな。


「看板娘だからね!笑顔は絶やさずってやつだよ。私しかいないけどね、あはは」

「確かにアンリの元気さは、お客さんの笑顔の種になりますね。……俺もそうです」

「面と向かって言われるとてれるな~」


 アンリは恥ずかしそうに照れ笑い、頬を赤くした。


「この宿を続けてるのはね、……意地?みたいなものかな」

「意地ですか」

「うん。この宿ね、もともとおじいちゃんが家を改築して開いたの。お父さんが生まれるちょっと前って言ってたから……四十年前くらいかな?」


 なるほど歴史を感じるわけだ。ところどころに補修された跡が残っているのも、その時間の流れの一部なんだ。


「私が六歳になるころ……十年前くらいまでは、結構賑わってたんだよ。ほら、この近くに作物の加工場があったでしょ?」

「すみません。見てないです……」


 ほとんど最短ルートでこの宿まで来たからな……観光目的じゃないから周りもあんまり見なかった。


「そ、そっか。えっとね、その加工場で作られたものを、大きな町まで運ぶのに業者の人が行ったり来たりするわけじゃない?まだ車が普及してない、交通手段が馬車の時ってさ、夜道は危ないから、行ったり来たりするのに、幾つも街を経由して何日もかけてたの」

「その間にここに泊まって過ごしてたってわけですか」

「正解。でも、車が普及し始めてから、移動の速度が上がってここに泊まらなくてもいいようになって、利用者もどんどん減っていった…」


 魔術的機械革命。この世界の転換期にして、ゲームの黎明期。

 鉱物類を動力源にしていた機械を、魔石や魔術触媒を動力源とすることで、軽量化かつ、魔術師という存在がいる限り、半永久的に稼働し続ける技術が生まれた。そのことで、運搬手段がどんどん近代化していき、様々な職が廃れだした。この宿もその一つだったという訳だ。


「経営も苦しくなってきて、八年前にお父さんが聖都へ出稼ぎにいくことになって、私も一緒にって誘われたんだけど、おじいちゃんと一緒に居たいって駄々こねて残ったの。そこからは殆どお父さんの仕送りと、要らなくなった土地を売ったお金で何とか生活してた」

「おじいさんも一緒に聖都へってのは……聞くだけ野暮ですね」

「うん。自分が生きているうちは絶対に手放さないって。お父さんはあきれ顔だったけど、私は賛成した。だって思い出がいっぱい詰まった場所なんだもん。でも、去年おじいちゃんが亡くなって、私がここに残る理由もなくなっちゃった」


 アンリが「お父さんは薄情だ」、というのも理解できなくはない。でも苦しくなっていく宿を、一番側で見てきたのは間違いなく父親のはずだ。攻める事はできない。逆に父と子のために出稼ぎに行くという英断は称賛されるべきものだ。


「でも、それでもこの場所を失うのは嫌。だから、お父さんに、私は一人でもここでやっていけるよって、自分だけでも生きていけるって言ったの。そしたら、やっていけるうちはそうしても良いって言ってくれて、今こうやって生活してる」

「やっていけるって、宿としてってことですか?」

「ん…まあ……そうね」


 できてると言っていい物か。現状見る限り機能しているとは言えない。経営……というか維持に仕送りのほとんどを使っているように見える。魔力供給できるほどの余裕もない。


「宿として機能していないのにどうして言わないんですか。おじいさんの葬式の日に言えたはずでしょう?」

「そうしたら無理やりにでも聖都に連れて行こうとされるもん」


 それはおかしい。親ならアンリが置かれている現状を理解できていたはずだ。帳簿でもなんでも見ればすぐわかるはずなんだから。それでもアンリのことを置いて、一人聖都へ戻った……娘の我儘を受け入れたのか、ただ薄情なのか――わかりはしないけど、アンリがこうして一人でギリギリの生活をしているのは確かだ。どうして、自分の娘をそうやって放っておけるんだ……いつ壊れてもおかしくないというのに……。

 アンリは意地だといった。でもそれは、今にも千切れそうな張りつめた糸のように歪なものだ。異常な執着心は取り返しのつかない歪みを生み、いつか身を亡ぼす。


「そうですか……。でもこのままだと、近い将来この宿を手放すことになりますよ。理解していますか?」

「それは……わかってる……私が一番わかってる。だけどさ、諦められないよ。ここがなくなったら、私の居場所はどこにあるの……」

「っ――……」


 アンリは殻にこもるように体を丸めて膝に頭を埋める。父親の所に行けばいい――それが出来ないから、アンリはこうして一人で悩んでる……。話から察するにアンリは十六歳前後……父親が出稼ぎに行ったのが八年前だから、自我を以てからここまで、受けるはずだった愛情の半分以上が喪失してしまっている。お父さんと呼んではいるものの、親に対する認識は他人以上家族未満と言ったところ……。

 宿を手放す破滅の道か、宿から離れる喪失の道か――今アンリに見えているのはこの二つの道だけ……だとしたら、他の道を見つけられるように、アンリを導いてあげるのが俺の出来る最低限のこと。


「――『助けを求めることを恐れるな』。俺が一番尊敬している人が言っていた言葉です。アンリって、宿の現状を誰にも話してないですよね」

「ま、まあ……お父さんに伝わったら嫌だし」


 まあ、近所の人とかお爺さんにゆかりのある人なんかは気付いている……手を貸そうとしないのは、アンリにいらない気を使ってしまっているからだ。その原因はアンリ自身――。天真爛漫、絶やさない笑顔……それは、周囲の人間に、「私はまだ大丈夫だから」と信じ込ませるほどの力を有している。だから、助けを求てくれるまで静観している気でいる……。


「相談できそうな人もいないんですか?」

「……」

「お父さんに伝わるかもしれないから怖い……ですか」


 アンリは無言で頷く。初めて会った時には考えられなかった姿だ。


「それなら、俺を頼ってみませんか?」

「え?」

「俺ならお父さんに告げ口する理由もありませんし、町の皆から見ても俺は町に滞在するただの旅人。どうです?優良物件だと思いますけど」

「……なんだか、怪しい。もしかしてハルって詐欺師?」

「こんな金の匂いもしないところに詐欺師なんか来ないでしょ。あ、土地が欲しい人なら来るかもしれませんね」

「……」


 アンリはジトっとした目で俺を見る。ちょっと心を開いてくれたと思ってたのに、これじゃ逆戻りだ。完全に信じろってのも無茶な話だけど……。


「返事は明日の朝聞きましょう。頼ってくれるのなら出発は遅らせます。少しなら大丈夫なので」


 この町だけでも、多少は情報収集できるくらいに、俺が常識を知らないことがわかった。それに、この世界の魔術師のことも気になる。情報収集がてらアンリの面倒を見ることくらい余裕だ。

 今日の所は退散しようと椅子を立った時、アンリは俺に怪しみの眼を向けながら問いかけてきた。


「……もし、ハルを頼ったとしたら何をしてくれるの?」

「そんなの決まってるじゃないですか。俺は魔術師ですよ?アンリも興味があるようですし、まじゅ――」

「わかった!明日からよろしく!」


 瞬間移動したかの如く俺に近づいたアンリは、気付かぬうちに俺の両手をがっちりホールドしていた。その眼はまるで光を帯びた宝石のようにきらめいている。


「あはは……まだ話の途中なんですけど……」


 何とも現金な子だ……。

 かくして、パラインでの滞在期間が延びたのであった。

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