村長登場
「「さぁ、着きました、ここが私達の村ナトゥーアよ(です)」」
ヤバイ、コレハヤバイ完全にゲームの世界だよ、この村全ての家が木材で作られている、一軒を除いては、なんか村の端っこにダンボールで出来た家があるんだけど、アレには関わらないようにしよう。
「よし、それじゃあ村長の家に案内してくれ」
まぁ、村長の家はおおよその検討がついている、恐らく村の中心にあるあの大きな家であろう
すると光風とアリエスがある所を指指した。そう、最も指してはならない場所を…
「なぁ、冗談はやめてくれよ、あんな村の端っこにある家が村長の家(?)の訳ないだろしかも家(?)って、アレは完全にダンボールじゃん、村長の家はあの大きい家だろ?」
「すいません、あの家は光風さんの家です、それと村長の家は冗談ではなく本当にあのダンボールで出来た家(?)です」
どうなってんだよこの村は…
光風の家が大きいので、村長がダンボールで出来た家(?)に住んでるって、と、口に出してツッコミを入れてもきっと疲れるだけだと思ったので、素直にダンボールハウスに入ることにした。
「おじゃましまーす」
「しぃー」
入ってすぐここに住んでいる村長と思われる人に口を塞がれてた口を塞いできた人の後ろをみたら子供が寝ていた。すると光風が小声で
「あっ、この人が村長で、あの子が私が春夜に話したダンボール暮らしをしてた子よ」
どうやら村長であっていたようだ、それとその話が村長にも聴こえていたみたいで
「君は初めてここへ来たから知らないと思うけどこの子は両親がいなく、引き取るところもなくギルドの人達が困っていたところを私が引き取ったからね」
「それなのになんでまたダンボールハウス暮らしをしているんですか?」
そう聞くと村長は今までの出来事を話してくれた。
話をまとめると最初は普通の家に暮らしていたが子供が「ダンボールに住みたい」と言ったのがきっかけでそれからずっとダンボールハウス暮らしだという事だった。
「それで君たちの用事は何かね?」
「村長落ち着いて聞いてね」
すると光風が俺の事について村長へ説明を始めた。
話が終わると村長は
「そうか、それが王都、帝都にバレたら打ち首であろうな」
なるほど打ち首ねぇー、そうか、そうか、え?打ち首?それは冗談じゃねぇーぞ、なるほどだから光風は俺が異世界人だってことを言わないようにしていたのか
「そんなのんびり言ってないでどうしたら春夜の世界の人達の記憶を戻せるの?」
「そうだな、記憶を戻して元の世界へ帰りたいのならば魔王を倒すことだな」
「「「え?」」」
なんで魔王?絶対倒せる訳ないじゃん、どうするんだよ、ってか、なんで魔王倒せば記憶戻せるんだよ、意味わかんねぇー、
「すいません村長なんで魔王を倒せば記憶が戻るんですか?」
アリエスは意味が分からなくて混乱している光風と俺に変わって冷静に聞いてくれた
「魔王を倒せば願い事を一つ叶える事が出来るからだよ」
「でも、そんな話聞いた事ありませんよ、」
「それは当然だよ、これは本当に極一部の人間しか知らないことだからね」
「そんなに大切な事を俺らに教えていいんですか?」
「はは、君たちも他の人には教える事のできない大事なことを教えてくれたその交換情報だと思ってくれ」
俺たちにとって大事な事とは俺が異世界人だってことだろう、しかしそれは俺たちが勝手に話した事なのにそれを交換としてものすごくいい情報をくれるなんて村長めちゃくちゃいい人だな、ただこれで
「"魔王倒すまで異世界から帰れなくなりました"ね」
「おぉ、そうだな」
すると村長が
「君名前は?」
これはきっと俺に聞いているのだろう、まぁ、光風やアリエスの事は知ってるもんな
「星月春夜です」
「そうか、ホシツキ シュンヤ…ホシツキ…」
「どうしたんですか?」
「ちょっと漢字を書いてくれないかな?」
「いいですけど」
俺は村長から貰った紙に漢字で名前を書いて渡した
「そうか、やっぱり星月か、」
やっぱりってなんだ?、よく分からないわぁー、だがそう呟いた村長の顔は少し笑っているように見えた
「それじゃあ、「「ありがとうございましたー」」」
そう村長に挨拶をしてダンボールハウスを去った
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星月春夜一行が出ていた後村長は笑っていた
「まさかスピカが異世界から人間を連れてきてしまうとはまぁ、偶然と言ってはいたが中々凄いしかも連れて来たのが星月春夜、"星月"の氏を持つ者を連れて来るとは最初の勇者も"星月"の氏を持つ異世界人そして彼もまた星月春夜と同じ目的で魔王を倒し願いを叶えた者もしかしかしたら星月春夜がこの世界に来たのもまた魔王を倒すためなのかもしれぬな」
ただこれを魔王軍が知ってしまったらきっと大暴れをし、世界を破滅へと導きだすことであろう
「ふぁー、あれ村長そんな難しそうな顔してどうしたの?」
「いや、なんでもないよ、すまぬな起こしてしまったか?」
「うん、あれ?村長、なんかこのダンボールハウスの中さっきまで人達がいたような感覚がするよ」
「そうか、子供よ、もしかしたらその感覚は次の勇者の一行になる者のオーラかもしれんぞ」




