誰か近くにいなきゃな
あ、私ゴリーユに拳が直撃してそのまま気を失っちゃったんだ…
え…?
これはどういう状況なの春夜さんは気を失ってるし、光風さんはもの凄い泣いてるんだけど
「光風さんどうしたんですか?」
「アリエズゥー、私お父ざんの英雄の書をづかづちゃっだー」
え、それはつまり光風さんがゴリーユを倒すために今まで手から話すことをしなかった光風さんお父さんのいたものを失ったということだろうか
「なんで使っちゃったんですか?」
「だっでぇー春夜とアリエズをだずけるにはそれしかながったんだもぉーん」
「そういうことでしたか、すいません、私と春夜さんのためにお父さんさんの形見のイロアスリブリオを使わせてしまって、それでは落ち着いて、春夜さんを回復、そして連れてフリューリンクへ向かいますよ、そこで光風さんが楽しみにしていたものがあるのですから、泣いていないで笑ってください、私は光風さんの表情の中で笑っている顔が一番好きですから」
「わがった、行こう」
――――――――――――――――――――――――――
えっとここはどこだ?部屋の中?俺は生きてるのか?
「あ、春夜さん起きましたか?」
どうやら俺が今いるのはベットの上のようだ
すると俺の寝ていたベッドの横でアエリスが椅子に座っていた
「え、アリエス、無事なのか?」
「はい、私は大丈夫ですよ、光風さんが助けてくれましたからね、春夜さんのことも私のことも」
良かった、アリエスは無事だったか、でも光風が助けてくれたというのはどういうことだ?光風はもう魔法は使えなかったはず、一体どうやって…?
「どうやら何がなんだか分からないような顔をしていますね、光風さんは私と春夜さんを助けるために光風さんのお父さんの形見のイロアスビブリオを使ってゴリーユを倒したのですよ」
「そのイロアスビブリオって一体?」
「そうでした、春夜さんは知りませんよね、説明します」
するとアリエスは俺にイロアスリブリオについて説明してくれた、イロアスリブリオはこの世界の人間が亡くなったときに出来るものでこの世界の人間は死んだ時に遺体は残らず代わりに魔石の塊であるイロアスビブリオが残る、イロアスリブリオはその人が得意としていた最大級の技が飛び出るという代物であるという、イロアスリブリオによって倒した魔物の経験値はもらえない。そして、イロアスビブリオが使えるのは一回限りで使用したら消滅してしまうということで、光風の使ったイロアスリブリオは光風の父親のものであり光風の両親は光風が幼い頃かろに死んでしまい、その時からずっと大事に持っていたということだった。
そして光風は俺とアリエスを守るためにイロアスリブリオを使用したと
「そんなに大事なものを俺は使わせちまったのかよ、クソッ」
「春夜さんはあまり気にしないで下さい、これはゴリーユの攻撃を耐えきれなかった私が全て原因だから」
「いや、アリエスのせいなんかじゃない!」
「そう言ってもらえると少しは気が楽になりますね、でも私のせいですから…」
俺のレベルが低いせいなのに…
俺が光風やアリエスに迷惑をかけているのにそして光風にはもう二度と返ってくることのないものを失わせてしまったそれをアエリスは自分のせいだと言って、俺って最低だな、そう思いながら冒険者カードをみると…
「え?レベル10?なぁ、アリエス俺、魔物倒してないのにレベルが上がってるんだけど」
「レベルは魔物を倒していなくても自分が攻撃を与えていたりその魔物に何かしらの影響を与えていればそれを他の人が倒した場合でも経験値は入手できますから」
そうだったのか、初めて知った。
「あれ?そういえば光風は?」
「光風さんなら外です、まだ落ち込んでいるんでしょうね」
「アリエス、俺ちょっと行ってくるわ」
「いえ、今はそっとしておいた方が…」
「いや、落ち込んでても必ずしもそっとしておいてほしいわけじゃないだろ、俺は誰かと一緒にいたほうが心が落ち着く、俺がしてほしいことを行うだけだ、それをそれを光風が断るなうなら俺は戻ってくる、"可能性のある事は試さなきゃ損だからな"」
「そうですか、それでは行ってきて下さい」
「あぁ、行ってくる」
って…
「俺の服は?」
今気づいたが俺は真っ裸の状態で何も着ていなかった
―――そうパンツさえも
「あ、それなら洗濯しておきました」
アリエスは枕元に指を指してそう言った
「うん、それはありがたいのだけどもさ…みた?」
「それはまぁ脱がす時に少しチラリと…」
俺がアリエスの方をじーっとみると
「いや、本当に少しですから、全然見てないですからね、それより早く服を来てください」
俺はアリエスにそう言われ服を着た
「それじゃ行ってくるわ」
ヤバイ、ものすごいカッコつけて部屋から出てきちゃったけど、外のどこに光風はいるんだ…
全然見つからない、あぁ、もぅ!どこだよ、困った俺は空を見上げた、あ、まだ行ってないとこあった、そう、展望台だ、この町には展望台があるとさっき町を走り回ってる時にこの町の案内看板みたいのに書いてあったわ、普通に忘れてた。
いたよ、ここだったか、良かった見つかって、光風は空を見上げていた、俺は光風の後ろから背中をポンと優しく叩く
「ヒャッ」
と光風が驚く
「なんだぁー春夜かぁー」
「なんだとはなんだ、全く慰めにきてやったっていうのに」
「慰めにきたって何様のつもりよ、慰めにきただけなら宿に戻ってよ」
「ったく、冷たいなぁー、ありがとな、俺とアリエスを助けてくれて」
「ふぅーん、春夜は感謝するんだ、アリエスはすいませんって謝ったのに」
「いや、だって"すいません"と"ありがとう"ってありがとうの方がなんか言われて気持ちいいだろ、謝ってほしいなら謝るけど」
「いや、謝らなくていいわ、感謝だけで充分」
「そっか、なら良かった、宿戻ってこいよ、アリエスも心配してるからな」
「そうね、でももう少しここにいるわ」
「なら俺も付き合うよ、いやなら帰るけど」
「いやじゃない、帰らないで、春夜もここにいて」
以外に光風が素直だな、すごい可愛いんだけどいつもは怖いのにこういう顔してるとなんかいい、でも光風は困ってるんだしな、それに笑ってたほうが可愛いしな
――――――――――――――――――――――――――
「アリエスから聞いてるかもしれないけど私の両親は
昔魔王軍によって殺されるの、でも私だけ残されたの」
さっきアリエスの話を聞いて両親が亡くなっている事は知っていたがまさか魔王軍にやられていたとは
「そうなんだ」
「だからどうしても魔王を倒したい」
え?これってここから回想が始まるパターンじゃないの?なんか話終わりそうなんだけど、え?終わらないよね?回想終了後に俺がすごくカッコよく締めるパターンではないの?これじゃすごく話中途半端じゃない?
はぁ〜、まぁいいっか、俺も魔王は倒さなきゃいけないしな
「そっか、それじゃあ魔王を倒すことは2人の目標だな」
「うん、それじゃあ春夜、宿に戻ろ」
終わっちゃたー、なんか中途半端ー、まぁ、帰ろ
――――――――――――――――――――――――――
危なかったーなんか雰囲気で春夜に全部話しちゃうとだったー、上手く切り替えができて良かった。いつかこの話を春夜に話すときが来るのかな?いつか本当に信用できる時には話そうかな




