18.雑談とツンデレ
「まあ、腹を割って話しましょうか」
キノコ聖女様ならぬリブロちゃん様がツッコミ体質の呆れた瞳から一気に賢げな空気が漂う。
じゃあ私たちも真面目に聞きますか、とはならん。
こちとら連日の旅でキチゲが溜まってるんだぞ!
ここはふざけるしかないでしょ!
「落ち着いてリブロちゃん様!今真面目な空気になったら後の私たちが大変なことになる!」
「ええぇ……つまり、?」
「ツッコミって大変だにゃ⭐︎」
「銀髪ツッコミに転職しなさい。転職しないなら転生させる。」
どこからか現れたぶあっつい本の角を光らせるリブロちゃんさ…………こほん、リブロちゃん。
リブロちゃん読心術でも使えるの?!
これじゃ心の中でふざけることもできないではないか!
というかあの本で殴られたらほんとに昇天しちゃう!大人しく転職するかー
「まあ真面目にやろ?」
「わかったぜ」
「りょうかいー」
「しょうがないにゃ……」
「なんだこの聞き分けのよさ」
「ふーん……対銀髪には暴力、他の奴らには銀髪を当てれば制圧可能ね……」
「そこ!何ひどいこと考えてるの!」
「本題に戻りましょうか。」
話逸らすな!って言いたくなったけど本当に進まないから我慢する。偉い!!
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まあそんなこんなで今までの旅についておおまかに短く説明する。
フラッシュの話をした後は見る目が変わってだいぶ信用された気がした。
「ふーん…………なるほどね。」
「まあ話せることはこれくらいだな。」
「信用してもらえたにゃ?」
「ええ、翠竜が信頼をよせてるなら、まあ。」
「じゃー、そっちのことも教えてー」
「…………わかったわ。だけど先にコアの処理の方やってくれない?報酬、暴走コアが嫌なら普通のコアもつけるわ。」
「まあ教えてもらえるならいいんじゃない?こっちも目的のもの手に入るわけだし。」
「そうだな。リブロ、この山出るのに近道とかあるのか?」
「あ、それ大事にゃ。イヴとヌーンが使えないこの場所からまた山登りとか勘弁にゃ」
「流石にそんな鬼畜なことしないわよ。というかべにり、イヴ⤴︎とミョーン?とやらはドラゴンなんでしょ?」
「色々おかしいだろ。イヴ⤵︎とヌーンだ。」
「はいはい。まあそいつらとグリモアはこの結界内でもやってけると思うわよ。大地の里だと無理だと思うケド」
「おー、確かにキノコ様と、いるのかわかんないけど煌竜もここにいられるもんねー」
「その呼び方やめれ」
「あれ?もしかしてフラッシュの所でも……?」
「過ぎたことは気にせず行くにゃ」
「はやく行こうぜ。詳しいこと聞いて目的達成して帰って休みてぇ……」
「ふかふかベッドに帰りたい……」
「岩山で寝っ転がるのはさんざんにゃ」
「はいはいわかったわ。とりあえず、端っこまでいきましょ」
え
そこは瞬間移動とかないんすか?
いやそんなのあるわけないだろみたいな顔されても……
「遠くね?」
「飛行距離が多過ぎたにゃ」
「え、ここ歩くとか地獄……」
「リフェルー戻ってきてー」
「便利な乗り物扱いされるリフェルに悲しみを隠せない」
「文句言わないでさっさと行くわよ。少し歩いたらポータルがあるからそれで端っこまで行くの。」
「なるほどそれを先に言うにゃ」
「この距離歩くとかだったら発狂してたぜ」
ちゃっちゃとリブロについていく。
リブロは少し飛んでいて歩幅とかは気にしなくていいけど少しずるい。
私も飛べるようになりたいなー、折角立派な翼があるのに動かせないんだよなー。
まあこれが人生か(それで人生語るな←セルフツッコミ)。
話すこともないから黙々とついていく。
「キョウ、キョウ。疲れたにゃ」
「私も疲れた……雑談するかー、黙っててもつまんないし。」
「とはいえ話すことなくねぇか?」
「ヌリルと入ってくるねー」
「それを言うならヌルリ、リブロちゃんも入る?」
「なんで私がそんなことに、……まあ面白そうだし入ってあげなくもないけど。」
「リブロの一デレもらいました!ヨッリブロ!!」
「ブッ殺されたいのかしら??」
「ツンデレ属性が悪い!」
「ツンデレ属性が悪いにゃ!」
「ツンデレ属性が悪いねー」
「ツンデレ属性が悪いぜ!」
「お黙りやがれくださいですわ(?)!!」
「どういう口調にゃ?」
「いやー、ツンデレっていいよね。ツンデレは世界を救う!」
「俺今日からツンデレになるぜ!」
「男のツンデレはちょっと……」
「やめます」
「従順でおもろいわね」
「本日が犬にゃ。」
「俺 is 狼」
「犬みたいなもんでしょー」
「英語力の低さにツッコまない終わり散らかした状況。」
「話の流れが早すぎるわよ、」
「なあ、リブロのことマトモ枠としてパーティーにお迎えしないか?」
「「「賛成」」」
「ダメに決まってるでしょ??あたし一応聖女なんだけど」
「そういえばそうでした、リブロちゃん可愛いから……」
「照れる時真っ赤になるのがツンデレレベル100にゃ」
「だまれクソ猫」
「唐突な暴言にゃ!」
「言われて当然ー」
「あ、(無視)謎の塔みたいなの見えてきた」
「……え、上から見えたのって浮島じゃねぇのか?」
「これは私たちが電波塔って呼んでる塔ね。この土地に張られてる結界の維持に欠かせないものよ。」
「コイツが壊れたらここも攻め込まれるのにゃ、」
「どうか壊れませんように」
「フラグPART2かなー?」
「まあここから端っこまで転移できるから、もうすぐゴールよ。」




